外付け物置を木製で作る③

外付け物置木製で作る…全体が見えてきました。

目次

・一番の大物入らないトラブル発生

・扉の重量が悩ませる…

・扉変えれば全体に影響を及ぼす

・修正続きで自信喪失

・粘土乾燥に強い味方現る

一番の大物入らないトラブル発生


相も変わらずマイペースの製作が続いております。

大体においてこういった家具類を作る際には、一番場所を取るものを基準にし、寸法を決めていくものですが、ここの場合一番大きい物といえば普段はあまり使わなくなった「石油ストーブ」この石油ストーブを収納するのを前提に作り始めたところ、寸法を測るのに勘違いしていたのですね。

ストーブ本体の奥行きは30センチのため、それに合わせ物置の奥行きも30センチ強と設定していたのですが、本体の下にこぼれた石油を受けるための台が仕込まれてあり、その奥行きが33センチなんですよ、そこで奥行きの修正から始めました。それは比較的簡単に出来ました。

扉の重量が悩ませる…


次に修正する羽目になってしまったのは高さ。前記事で書きましたが、扉はこの家を新築した際余った化粧材を再利用しています。それは家の外観と合い、見栄えは良いもののとにかく重い!

本来なら観音開きの戸にするつもりで、重さも半分の予定だったのですが、これも途中思いついた仕組みを取り入れようと、仕様変更した結果一枚扉に…想定外の重量になってしまいました。その重さを補うためにサスペンション付き補助輪を扉に付けようと計画しましたが、それにしてもあまりにも重い……

しかもこの化粧材、微妙にたわんでいるのですね。このまま取り付けてしまうとキッチリ閉めることが出来ません。特に外で雨風・日光にさらされる手前、密閉に近い状態で閉まらないと困ってしまうのです。そこで検討した結果、泣く泣くベニヤ板と木枠で扉を作り直す事に。

扉変えれば全体に影響を及ぼす


そうなるとまた新たな問題が…内装材を組んで扉を作っている時には自由な寸法で進められていたのですが、扉の高さが97センチと91センチを超えてしまっているのです。

なぜ91センチにこだわってしまうのかというと、ベニヤ・合板の規格サイズが縦横で182×91センチなんですよ。ベニヤや合板を使って工作をする場合、このサイズを念頭に入れ、これを基準に進めていかなければ効率よく材料が使えず、無駄を出すことになるのです。

今回の場合扉の高さが97センチで、6センチ分を継ぎ足さなければいけなくなり、そうなるともう一枚ベニヤ板を必要とし予算額の負担も大きい……ということで扉の高さをを6センチ縮め91センチとする事にしました。

それに準じて物置本体そして二重棚枠の内側さえも…さらにそこに収納する布団干し台まで縮めるという大作業に。伸ばして縮めて修正作業のフルコースになってしまいました。

手前木枠が縮め作業終了

布団のサイズに合わせて作ったつもりの布団干し台ですが、7センチ幅を縮めたぐらいでは使用に不都合は無くホッとしました。そこで繋い目にノミを叩きこみ、強引に引き剥がし、木材を7センチ切り落として改めて繋ぎ合わせます。これに合わせて内側棚枠を切り詰めます。

修正続きで自信喪失


この辺りは割合簡単に済ませた作業でしたが、次の本体の切り詰め作業は結構大変。作業的には大した事は無いのですが、垂直だの平行だのを合わせるのが大変でしたね。きっちり測っているはずなんですけど、どうしても微妙に狂ってしまう。この家自体が歪んでいるのではないかと疑心暗鬼にさえなりました。

何度も何度もビス(コースレット)を打ち込み直す作業が続き、外壁にも無様なネジ穴がたくさん残ってしまいました。本体も継ぎ接ぎだらけで木工に対する自信が喪失気味…

さらに追い打ちをかけたのが、新たに作り直した扉さえも重量オーバー気味…このように木枠の裏表からベニヤ板を貼り込みますが…

長期間放置で染みが付いてしまったのがお恥ずかしい…

結局裏板は重量軽減のため外してしまう事になりました。

赤矢印部分は補助輪を取り付ける支持棒です

これら困難のつるべ打ちのせいでなかなか進まず、目標の完成までには届かない一週間でした。そんな傷心にさらに塩を塗るように様に冷たい雨が…

ブルーシートで雨よけをするものの、安物のブルーシートは長い間雨ざらしにしていた古いものだから、表面のブルー塗料が剥がれ落ちて散らばり、工作途中の上継ぎ接ぎだらけの物置が余計にみすぼらしく見えてしまいます。

粘土乾燥に強い味方現る


さて、前回記事でも書きましたポケモンフィギュアの製作は雨天の間進めます。

芯材の周りに粘土を盛りつけていくのですが、これがなかなか乾かない、乾いて固まらないと削る事が出来ず作業が進められません。

本来は低温オーブンというか、普通の温度調節機能付きオーブントースターの最低温度で強制乾燥させているのですが、そのオーブンは実家持っていっているので、それが本宅では出来ないのです。晴れた日には外に出して日光の熱で乾かしていても、夏場ならともかくこの時期はお日様の力は弱く時間がかかります。

そこに表れた救世主がガスファンヒーター。もちろんこれはフィギュア造形のためにここにやってきたわけでは無く、家の暖房のためにやってきました。

昨シーズンのこの新築我が家の部屋暖房研究から(自宅の床の汚れ取りなど小メンテナンスをしてきた 参照)奥舞った場所から温風を吹き出させ、充分一階を行きわたった温風が吹き抜けを渡って二階に昇っていくのが一番循環効率が良いのでは?との結論が。しかもその強力な温風を作り出すのにはガスファンヒーターがいいと判断、満を持して今シーズン購入に至りました。

その吹き出し口に乾かない状態のフィギュアを置いておくと、低温オーブン程では無いのですが、なかなか頼もしく粘土を乾燥してくれます。

この方法、人によっては危険視されるのかもしれません、充分距離を取っておこなっているつもりですが…真似する場合は自己責任でお願いします。

蛇足ですが……ファンヒーターを導入した後、ガスの検針があって、たまたまその検針員の方と話をした時「今回ガスメーターが異常に上がっているので、会社に報告しますから写真撮らせてください」との事。ファンヒーターを購入しましたからと説明して一応納得はされましたが、このやりとりはどういうことなのでしょう?会社に報告などとは‥‥

ちょっと前に「太陽を盗んだ男」という映画を再見しました。これは沢田研二氏演じる中学理科教師が原爆を作り、国家を恫喝するという内容なのですが、盗んだプルトニウムを金属に精製する際、高温の電気窯を購入するんです。おそらくこの電気窯、多大な電気を消費するものだと思われます。

いきなり多大なガスを使用したのが不審を生み、映画同様にテロリストとして武器製造を企んでいる輩と思われたため危険視され、報告義務規定に引っかかったものと察します(笑)

外付け物置を木製で作る②

外付け物置を木製で作る④

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