憧れのZ‥‥マジンガーでもドラゴンボールでもありません、どちらも大好きではありますが。
目次
・旅好きはドライブがきっかけ
・クルマが取り持つ父母の縁
・クルマとの距離感は重要
・‘‘Z”の正体
・2時間半かけZに会いに行く
・マニュアルがネックに
旅好きはドライブがきっかけ
初めてクルマのオーナーになったのが5年前、免許を取って36年目の事。
今までクルマに全く縁のなかった人生かというとそうでもなく、むしろクルマと密接に関係していました。
私の父は大手自動車メーカーの営業職。交通の不便な所に住んでいたため、社用車で会社まで通っていまして、休日にはマイカーのように使い近場・遠出いろんなところに連れて行ってもらいました。
夏休みなど、日帰りの出張だから付いてこんか?と誘われ、気は進まなかったのだけれど、無下に断るのも可愛そうだしと、渋々同乗しました。
父は口数が少ない人だったので、車中は重い空気が流れます。それを緩和させるため私の方から話題を振ったり気を使いましたね、コミニュケーション能力はその時に培われたのかもしれません。

大阪の北摂から日本海へのドライブは、山越え街越えいろんな風景が移り変わり旅情を感じました。旅好きなのはその時の体験によるものだと思われます。その時は嫌だったけど今となっては行っておいてよかった‥‥
クルマが取り持つ父母の縁
母の実家はタクシー会社。家が営業所を兼ねており、遊びに行った時にはタクシーが並ぶ車庫が遊び場、オイルの匂いなど懐かしく思い出されます。父が営業マンとして出入りしていて母を見染め、結婚に至ったって話を聞いたのを今思い出しました。
免許を取った頃は家にクルマがあったので不自由せず、人生において最もクルマが必要な時期、すなわち子育ての頃は娘がクルマ酔いしやすい体質だったのと、バイクに乗せてりゃご機嫌だったので、所有には至りませんでした。
5年前に遅まきながら購入したのは親の介護に必要だったから。しかし母は施設に入り、伯母の面倒を看ることもなくなったので、そろそろ本当に欲しいクルマをと余裕が生まれたわけです。
クルマとの距離感は重要
大きいクルマ・今時のクルマには興味が湧きませんね。私はメカ好きですが、その魅力は人と機械との距離感だと思っているんですよ。人それぞれ考えは違うでしょうが、6人乗りなんていう高級ミニバンは私にしてみれば持て余します、程よい距離を感じません。
また最近のクルマは電子機器が発達していて、指図が多い!
シートベルトを締めてないだの、サイドブレーキが解除されてないだの、鍵を抜き忘れだのいちいち警告音が鳴り響くのにうんざりします(ちゃんとしてろって話ですね)これもまた別の意味で人との距離感が適正でないと思えます。
‘‘Z”の正体
さて、ここまでの長い前振りで、憧れのZというのが何かご推察されておられると思います。レトロで大きすぎないクルマのZといえば「日産 フェアレディZ」
‥‥ではなく「ホンダZ」というクルマ。
私はYoutubeで昭和の動画を見るのが好きなんです、1970年ごろに流されていたCMで知り一目ぼれしました。
同じく軽自動車の「フィアット」「ミニクーパー」国産なら「スバル360」なんかが可愛くて好きなんですが、このホンダZは可愛さにスポーツカーを思わせるカッコよさが加わっていると思います。憧れが高じて中古車販売店まで見に行くことに。
2時間半かけZに会いに行く
目的地は東京は西の外れ。住んでいる千葉・市川市は東の外れの隣ですから、東京を縦断する大移動になってしまいました。最寄りの駅まで電車で2時間半、そこから歩いて20分、低山?雑木林?の一角に販売店というか車両置き場があります。

事前に予約してあったので、熱帯アジア地方出身と思われる店長の歓迎を受けます。
中古車は何度か購入しているので外国の方の接客は初めてじゃないです。偏見は無いし、日本で商売を成り立たせておられる手腕には感心するのですが、コミュニケーションがうまく取れないのが残念、クルマのスペックとかよく聞いてみたかったです。
ブルーシートを剥がすと憧れのZ登場、塗装の剥げなど見受けられるもののコンパクトで可愛い車体がやっぱり素敵。ほれぼれと眺めてしまいました。


が、それだけで終わるわけにはいきません。
「エンジンかかりますか?」
「モチロン!チョトマッテ」
キーを差し込み回す‥‥無反応
「アレ?」
そこに別の店員の方登場
「バッテリハズシテル」
しばし母国語での会話、ボンネットが開きエンジン周り露出、バッテリーコード接続。

店員の方乗り込み、再度キーを回します
「ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィ‥‥」
エンジンかかりません。
「エンジンカカラナイ、ヘンダナ‥‥ワカル?」と振られたので、
「チョーク引けばいいんじゃないスか?」
チョーク付きキック始動のみのバイクに乗っているのでこの辺の知識あります。
「ヴィヴィヴ‥ドゥルゥン!ボボボボボボ‥‥」
思いのほか力強いエンジン音が鳴り響きます。矢も楯もたまらず運転席に座らせてもらいました。

私はタッパがあり、天井低くて乗り込むのに苦労するものの、座り込んでしまうと心地よいフィット感に包まれます。計器類もカッコいい、革シートの匂いも懐かしい、いかにも古き良き1970年代車!
ギアレバーを操作してみました‥‥ガクン!エンスト。クラッチペダルとアクセルペダルを間違えてました(笑)マニュアル車久しぶりなもので。エンジンをかけ直しギアレバーを動かしてみるとこの独特の操作感にやはり懐かしさがこみ上げてきます。
マニュアルがネックに
一通り弄って満足、前向きに検討してみますと店を離れました。是非ともウチの子にしたいところですが現実問題として難しいかな‥‥娘の免許がオートマ限定。私しか運転出来ず、単なる私の道楽車ということになりますので。
これがオートマだったら家族共有のクルマという位置づけに出来るため決心付いたのに‥‥往復電車賃1930円は、憧れホンダZの拝観料という事になってしまいそうです。



















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