「建て替え」に関して理想がいくつかありました。我が家の生活様式に合った建て替えは果たして叶うのでしょうか?
目次
・木造で自然素材の家であること
・吹き抜けがある事
・一階で生活が完結できること
・地震に強い家にすること
・庭を残すこと
「木造で自然素材の家であること」
こんな感じで建て替えられたらいいな…という事を挙げてみます。
これは今まで住んでいた家の特徴を継承したい、というのが最初にありました。やっぱり木の家は良いです。外観もですが、内装も木だとどことなく柔らかみがあり、年月を重ねるごとに味わいが出てきます。
木材の内装は、壁紙のそれと違って調湿機能を持ち、室内を適度な湿度に保ってくれるらしいですよ。
旧宅は経年劣化…いや劣化とは違いますね、深みのある木の色合いと光沢を醸し出していました。旧宅を手放す時に、柱や廊下の板を持ち出したいと思っていたほどです。残念ながらそれは叶いませんでしたが。新しい家でも年月を経て、深い味わいに変化する様子を見届けていきたいと思ったのです。
「吹き抜けがある事」
これは二階は陽当たりがいいものの、一階は陽当たりが悪かった旧宅の経験を踏まえました。冬場など二階はそこそこ暖かいのに、一階は寒い…これを無くしたいと思いました。吹き抜けがあれば陽は家全体に行きわたるのではないかと考えたのです。
でも同時に間口が広くなると、冷暖房の効率が悪くなることも考えられます。これは進歩した断熱性能に期待しましょう。
吹き抜けにこだわったわけが他にありました。妻と娘が弓道を習っており、家の中でも弓を引きたい、旧宅では天井が低いのでそれが出来なかったものですからね。
吹き抜けだと弓を構えても天井につかえることなく、思う存分練習が出来るというわけです(実際に矢を射るわけでは無いです…本当は「巻き藁」が欲しかったようですが、それはさすがに十分な広さがある豪邸でもないとできません)
「一階で生活が完結できること」
これは我々夫婦が年を老いた時、二階まで上がれる事が出来なくなるのを危惧した故の処置です。実際、私の両親は足腰が弱り、二階まで上がるのが困難になってきています。
それを見ていると、一階で生活が完結できるようにしておきたい、と思いました。風呂・トイレ・キッチンが一階にあれば生活はできます。先に述べた吹き抜けがあれば陽光も届くため、洗濯物も室内干しで何とか乾かす事が出来るでしょう。
でも、なるだけ二階に上がれるような体力を維持しておきたいですね、先に妻の足腰が弱り二階に上がれなくなったら、二階は私の秘密基地にしてしまえますし(笑)
「地震に強い家にすること」
今までの家は、先にも述べたように地震には弱い家でした。引っ越してきたままの状態で耐震強度『0.22』 耐震補強工事を施しても『0.44』 2030年までに震度6以上の大型地震が来るのはほぼ100%と言われているここ関東で、地震に対する備えを怠ることは自殺行為とも言えます。
先の東日本大震災では何とか持ちこたえたものの、再び持ちこたえてくれるさ、と考えるの楽観的すぎるでしょう。なるだけ高い耐震等級…出来れば最高ランクの耐震強度『3.0』の家にして、娘に残してやりたいと思っています。
「庭を残すこと」
木造・自然建材の家にこだわるぐらいですから、やはり木々は好きです。
今までに庭木には多大な恩恵を受けてきました。西側にある藤の木は直射日光を遮ってくれました。我が家がエアコンを取り付けたのは、建て替える一年前で、それまで扇風機だけで暑さをしのげたのは、この藤の木や他の木々のおかげだと思っています。
それに木々と触れると安らぎを与えてくれます。
今の庭は定期的に剪定をしなければ、ジャングルのようになってしまうのです。そこで夏と年末に自力で剪定してやるんですが、少々疲れていても、剪定したり草刈してやると疲れが吹き飛びます。木々から発するフィトンチッドがそうさせるのでしょうか?
そんな感謝の木々たちを少しでも残してやりたいと思っております。
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