今回ヤスリの取っ手に対峙していました‥‥というか、ある災いが降りかかってきたため、それしか出来なかったのです。
帰省達成‥‥しかし「再入院」が待っていた
目次
・帰省達成‥‥しかし「再入院」が待っていた
・ついに!あの災難が降りかかってきた
・燃える娘への感染は阻止せよ!
・二階フロア仕切りは上手く機能したか?
・高級工具をカスタマイズ
・取っ手・持ち手は太いのが好み
佐賀の実家にて製作していた「特製箱膳」を完成させなければ帰れない!(「「特製箱膳」を作ってみた①」参照)といったわけでは無かったのですが、予定より大幅に遅れて千葉に帰れる事になりました。
時系列を追ってお話させて頂きますと、事の起こりは佐賀の伯母が心不全を患って入院。その時千葉に居た身元引受人である私は、急遽伯母の入院手続きのため、佐賀に帰らなくてはいけなくなったのです。しかし各方面でいろんな方々のご理解を得て、予定通り千葉に居続ける事が出来るようになりました(「板塀を杉材で作る・完結編②」参照)
滞在期間を満了し佐賀に戻ります。伯母はすっかり回復していたものの、私が病院に出向かないと退院の運びにならなかったらしく、面会と手続きを済ませると2日後に退院、施設に帰っていきました。
ところがそれから2週間も経っていない頃でしょうか、伯母が再入院になったのです。入院の病因は「帯状疱疹」
先の心不全のため、免疫力が低下していたのだと思われます、帯状疱疹はそんな免疫低下時に隙入ったりする様ですね。かくして伯母は同じ病院に舞い戻る事となりました。
私は佐賀滞在の折にやらねばならない案件を終えていたので、この再入院が無ければ、早々に千葉に帰れる事になっていたのです。しかし前回千葉に居た為、見舞いが出来なかった申し訳なさもあり、今回は頻繁に見舞いに行って力づけ、退院祝いに伯母の好物の鰻丼を差し入れるまでは帰るまい、と腹をくくりました。
ついに!あの災難が降りかかってきた
伯母の回復力のおかげで、入院期間一ケ月予定だったのが早まり、無事退院を見届けました。それで千葉に帰って来れたのですが‥‥千葉生活が始まった早々、とうとうあの災難に見舞われてしまったのです。
思い起こせばなんとなく前兆はありました、喉がいがらっぽいとか‥‥ドロップを舐めたりして騙し騙しかわしてきたつもりでしたが、とうとう捕まってしまったのです「コロナウィルス」に。
発症は妻が先でした、体調不良で病院に行くとコロナ陽性との事。妻とほぼ同じ症状が私にも出始めたので感染で間違いないだろうと。私に潜伏していた九州産のコロナウィルスが妻に感染、すぐに発症、その後僅かな差で私も発症したのだろうと思われます。
油断があったのは否めませんね。病院の見舞いなどは入る際、要マスク着用ですから、クルマを降りたらすぐにマスクをするように心がけていても、その後の買い物や食堂に立ち寄る時、おっとクルマにマスク忘れてきた!ってパターン多かったです。
それでもそう極端な無マスク生活はしてこなかったつもりですから、コロナウィルスはどんな状況から感染するかわかりません、改めて怖さを思い知らされました。
燃える娘への感染は阻止せよ!
さて問題は、この先娘には絶対にうつしてはならぬ!という事。もう一年と半年前になりますが、年明け早々何らかのウィルスに感染し、一家全滅した事がありまして、その二の舞を踏むわけにはいきません。娘はこの春から就職が叶い、今仕事に燃えている時期なんです、その意思を挫きたくはないなと。
そんなわけで臨界体勢に入った我が家なのでした。仕事に出ている娘には、我々がコロナ感染した事を通達。家に入る際にはマスク必須である事を注意喚起し、娘の帰宅コールがあれば、リビングは換気した上で、それぞれ自室にて自主隔離するといった有様。
隔離室から出る場合はマスク着用。風呂もまず娘から入らせ、入浴時の感染リスクも減らしました。この甲斐あって、今のところ娘には何の兆候も表れておりませんで、まずは一安心。
二階フロア仕切りは上手く機能したか?
私には隔離できるような部屋は無いのですが、昨年二階フロアの一部を仕切る作業をおこなっていて、そこに籠っていたのです。結果、外部との遮断性能も、なんとか問題ないレベルであるのが実証されました。やっぱりいざという時の備えは大切ですね、暑い時期でしたが、おこなっていて正解でした(「ハモニカーボ4mm厚で部屋を仕切ってみた①」参照)
こんなわけで帰省早々病床に臥せっていたため、DIY作業はほぼ出来ていません。しかしこの貴重な時間を無駄にするわけにはイカン!と、体力を振り絞って作った物が比較的簡単な「ヤスリの取っ手」いや握り手と言った方が正しいのかな?
高級工具をカスタマイズ
実はこれ仕事で使う工具なんですけど、この形状、普通にはまず売っていないんですね。あっても「ダイヤモンドヤスリ」
ダイヤモンドヤスリというのは、メッキによりダイヤモンド砥粒をヤスリの形をしたベースに結合させたやすりの事で、地球上で一番硬い物質ダイヤモンドで材料を研磨出来る道具。
ダイヤモンド砥粒とベースとは強力に結合されているはずなんですが、角の部分が使っていくうちに摩耗し、どうしても削れ味?が悪くなってくる、それは戻らないんです。
これが普通の目のヤスリなら、目立てで削れ味を回復させる事が可能です。そこで目立てをおこないながら長く使おうと、結構高価な品にもかかわらず、スイスの名門バローベ社の高級ヤスリを買ってしまいました(この形状で普通の目のヤスリはここのしかなかったので)
持ち手部分、何故こんな形状なのでしょう?四角柱なものだから4つの角が指に食い込んで痛いんです。本来の使用用途とは違い、力技で使い倒しているから?‥‥そこで使いいい様カスタマイズ、ここを木製の持ち手で覆う事を計画。
ネックになっていたのがこの形状、挟み込む木材二つに四角い溝を掘らなければならない‥‥なんとおバカな!V字の溝を掘ればそれでよかったのです。最初に最大の難関を突破して後はラク、と思っていたらとんでもない!
この握り部分には硬い木材がいいだろうと、実家から持ってきたラワン角材を使っているんですが、杉材なんかと比べると全然硬くて思うような加工が出来ません。
取っ手・持ち手は太いのが好み
この形状をここまで加工するのに電動カンナ・カンナ・ノミ・カッター・仕上げサンダー・サンドペーパーとあらゆる道具を使いました。で、やっと何とかかんとかここまで整えました。少し太めなのはこれが使いやすい形状だと判断したから。ほら万年筆でも握りが太いと疲れないっていうじゃありませんか?ドライバーも太い柄の方が力込められますよね?
ちなみに鋸も太くしてあるのですが、力が込められて使いやすいです。
今回は仕事も多めに持って帰ってきたし、やっと床上げし、本格仕事始動するまでに、道具の整いだけでも進める事が出来ました。
この記事へのコメントはありません。