お雛様の雛段は木製で…

お雛様雛段木製で手作りした、と言ってしまうとズルっこになりますが……

目次

お雛様は人生の原点?

お雛様所有の夢は叶えられた

お雛様購入…駆け引きに勝った!

雛段は木製で作られた

その木製雛段を作ったのは…実は

この時期に帰省する意味とは?

お雛様は人生の原点?


「お雛様」に憧れていました。男二人兄弟の家庭には雛人形を飾る機会は無かったですから。

雛飾りって世界観が凝縮されているところが良いんですよね。主役がいて、それに付き添う従者がいて、それぞれの役割を持ちそれに合わせた小物を持っていて……それが立場や地位を表し、社会の縮図になっている。書きながらジオラマにも似た魅力がある事に気が付きました。

いくつになってもプラモ好き・ジオラマ好きなのです

ジオラマ……ここで挙げるのはミニタリージオラマですが、戦車を主とする軍用車両の周りをフィギュアが彩り、それらフィギュアも服や銃器などの小物で状況を物語っている……ミニタリーから始まったプラモデル好きが今の仕事に繋がっているわけで、そう考えるとお雛様への憧れは私の人生の原点ともいえるのかもしれません。

お雛様所有の夢は叶えられた


お雛様を家に迎えるという事が、娘の誕生によって叶えられました。折角お雛様を飾る事が出来るのなら、ちゃんとした立派なものを飾ろうと決意。今は住宅事情でお雛様とお殿様だけのコンパクトな雛飾りが主流じゃないですか?そういうのではない、昔ながらの段飾りにしたかったのです。

妻と一緒に東京・浅草橋の人形販売店街に行きました。あれだけ飾られている様々な雛人形・雛飾りから一つを選ぶとなると大変でしたね、改めてよく選べたものだと思います。決め手はやっぱり「顔」ですか、今風の洗礼された顔を持つ雛人形を選んだつもりです。

お雛様購入…駆け引きに勝った!


本当は七段飾りにしたかったところですが、それこそ我が家は手狭なので、五段飾りで我慢します。対応してくれた店員さん、購買意欲をそそらせるためか、セットのとは別の屏風を持ち出してきて「これいい屏風でしょう?これだけで10万円はする代物ですよ!これをお付けしても良いですよ!!」と煽ってくるのです。

分かりました買いましょう!当然その高価な屏風は付けてくれるんですよね?と返すと、まさか即決するとは思わなかったらしく慌て出し、高額屏風を付けるのを渋り気味に。しかし言い出した手前引っ込めるわけにもいかなくなり、こちらの押しに負け、購入したセットにその高額屏風を付けてくれることになったのです。

「そのかわり、次のお子さんの時も我が社で買ってくださいね‥‥」とほとんど涙目で言われました、申し訳ない事にウチは二人目には恵まれませんでした。こちらが悪い訳では無いのですが、思い出すだに心が痛んでしまいます。

雛段は木製で作られた


鳴り物入りで迎えたお雛様ですが、いざ飾るとなるとなかなか大変、その大きさに圧倒されます。しばらくは雛段をタンスの引き出しで代用していました。階段状に引き出し、板を置いて赤毛氈を敷いた上に置いていたのですが、置き場の奥行きが狭く、なにより結構高価なお雛様を飾るのが、そんな間に合わせでは申し訳ない、そこで本格雛段の必要を感じたわけです。

当時を再現してみました…かなり無理がありますなあ

そうした思いが叶い完成した雛段がこちら。木製の組み立て式になっています。

普段はこのようにコンパクトにまとめ上げられてます、まず側面の板の組み立てから始めます。

これは上下パーツに別れていまして、

これを楔(くさび)形の芯材で貫き繋ぎ止める構造です。この芯材断面が台形になっているので、組んだら上から引き抜かない限り外れる事は無く、しっかり固定する事が出来ます。

台形断面の楔がガッチリ固定を保持

この後、まず上の天板を取り付け側面板を仮固定、下から順に正面板→天板→正面板→天板……と取り付けていく構造です。

最上部天板を仮止めします

その木製雛段を作ったのは…実は


今年も無事にお雛様を飾り付ける事が叶いました。三月三日にはお雛様方々に感謝し、ぼんぼりに灯を入れて雛飾りを眺めてご馳走を食べつつ、娘の成長を祝うのが我が家の習わしになっています。

ところでこの雛段、いつもの製作物と様子が違う?と思われた方がいるかもしれません、鋭い。実はこれ20数年前に父に頼んで作ってもらったものなのです。人のふんどしで相撲を取る‥‥ズルっこ記事で申し訳ない。

台形の芯材を使って側面板を繋ぎ止めるなんて、私には出来ない技術ですし、私が普段多用している杉材より硬い木材を使っていて、加工もプロはだし。この時期この雛段を組み立てる事は、自分の技術の未熟さを知り、より父の域に近づくのを願う儀式という気がしてなりません。

この時期に帰省する意味とは?


特殊な工具はいらず、ドライバー一本で組むことが出来るこの雛段ですが、家人は面倒くさがってやろうとはせず、酷い時にはお雛様を出さない事すらありました。そこで先述のように、お雛様に特別の想いがある私が、この時期を狙って本宅に帰省し、飾って終ってから実家に戻るという事をしているのです。

今回の帰省、そういう意味では帰省の目的を半分達成(3日を過ぎ、雛飾りを仕舞ったら完了)しているのかもしれませんが、家の整えの方はなかなか進まないですねえ……

家の西側の塀作り、ブロックの穴埋めこそゆっくりと進んではいますが……

他には以前作ったスリムワゴンの修正ぐらいしか出来ていません。今回この支柱を外して位置を変更しました。

こうする事によって幅が狭ばり、スリムワゴンがよりスリムになって狭い物置の隙間にラクに収まることが出来る様になりました。

こうした二重生活では、家の整えに向けるモチベーションを維持するのは難しい事なのだと、今更になって改めて痛感してる次第です。

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

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