剪定業者や造園業を頼らないで庭木を整える

剪定業者造園業を頼らないで庭木を整えるのを、今年はおこなうことが出来ました。

目次

・選定作業は1か月がかりだった?

・落ち葉掃除は冬の日課だった

・松の選定は大変というより痛かった

・夾竹桃は神話の怪物を思い出させた

ブランコが吊れた頼もしい泰山木

・金木犀に終わりが見えない…

・娘にとって負の遺産になってしまうのか?

選定作業は1か月がかりだった?


毎年この頃の恒例行事「庭木の剪定」…いやこの12月の半ばの恒例行事というと語弊があります。

なぜなら本来年末の選定作業はもっと早い時期からおこなっていたのですから。

旧宅はそんなに広い庭では無かったのですが、家の周りにそって樹木が植えられていたので、結構な数がありそれは大変でした。

私が自営業とはいえ、平日に庭木の剪定することにはちょっと抵抗がある、なんか暇人な印象を近所の方に与えそうなので‥‥そこで一般人に合わせて土・日曜日を限定で剪定をおこなっていたのでした。

延べで7日ぐらいかかりましたので、剪定開始は12月に入ったらすぐ実行!だからこの頃はもう半分は消化していて、12月半ばの恒例行事というより12月の、いや11月末あたりからの恒例行事と言った方が正しいのです。

落ち葉掃除は冬の日課だった


玄関横には「桐」の大木があり、それはすくすくと育って2階屋の高さを越えてしまっていました、だから剪定も一苦労。いやそれより先に桐の木は落葉樹のため、バカでかい葉が枯れて路地にハラハラと落ち、それを回収するのが一苦労。

ある日の事、暴風が吹き荒れた翌日。残った枯れ葉が一気に落ち、道路を埋め尽くす様な散らかりになり、集めてゴミ袋に詰めるのが大変だったことがあります。

枯葉をすべて落し裸にした状態から、桐の木の一年分伸びた枝を切り落とすのも、かなりの高さで危険を伴うものでした。

松の選定は大変というより痛かった


次に大変だったのが「松」これは一年中緑の葉を湛え(たたえ)おめでたいとされているのですが、新しい葉が育つため、葉で密集してきた枝をさっぱりとさせるべく、老いた葉を抜き取る作業をしなければいけません。

若い葉を摘まないよう、老いた葉のみを注意深く手でむしり取っていく作業を延々と続けるのですが、松の葉の先端は尖っているのでチクチクするし、真冬だというのに毛虫はいるしで厄介な選定作業を強いられました。

夾竹桃は神話の怪物を思い出させた


「夾竹桃(キョウチクトウ)」も大変でしたね。油断していると枝が次々と生え、隣家まで伸ばしてしまう‥‥1本切るとそこから2本3本生えてくる様はギリシャ神話の「ヒュドラ」を連想させられましたよ。

これらの樹木は旧宅の解体と共に伐採されてしまいました。しかし伐採を免れた裏庭にある樹木もまだまだ残っており、今回それを剪定します。

ブランコが吊れた頼もしい泰山木


まずは「泰山木(タイサンボク)」これを最初に見た時「ビワの木がある!これで旬になったらビワが食べ放題!!」と喜んだのですが、残念ながらそうではありませんでした。

けれどウチの数ある樹木の中で、どっしりと勇壮なたたずまいがお気に入りです。娘が小学校低学年の折、枝にロープを結び付けてブランコを作ってやりましたっけ。

そのくらい丈夫な枝で成り立っている樹木ですから、脚立や梯子を使わないで、木登り感覚でてっぺんまでたどり着き、上から順番に剪定してやります。切り口からは何ともいい香りがします。これを嗅げるのも選定作業の利点だと思えるぐらいいい香りなのです。

刈り込まれた泰山木はちょっとひ弱で情けない感じがしますね、それでも春になると花を咲かせてくれるのですから、案外不服には感じていないのではないでしょうか?もし樹木と会話が出来たら聞いてみたいですね。

こちらは名前は分からないのですが、やはり一年でかなり伸びてくるので短く刈り込みます。剪定前後の落差が凄い(笑)

今回は赤矢印で示したところ、伸びていた大枝を切り落としてやりました。ちなみにこちら泰山木の大枝で、これも切り落とすとさっぱりとバランスが取れていいと思うのですが、これは木に昇る時の足場として重宝しているので、切り落とせないでいるんですね‥‥

金木犀に終わりが見えない…


「金木犀(キンモクセイ)」は夾竹桃程ではないのですが、枝葉をニョキニョキ増やしていくので、油断すると葉が密集した状態になってしまいます。

そこで枝の長さを切り揃えるだけではなく、余計な枝を剝き切っていく作業が必要となりますが、この時残していく枝の選定が難しかったりしますね。

しかも先っちょになるにつれ、密集度合いが高くなり、切っても切っても頃合いが見えないというつかみどころのない木なんですね。あまり変わり映えがしないのですが、こんな感じで完了とします。

我が家には樹木の種類によって冬の他、夏の盛り・春の初めと年三回剪定をしており、今回冬の部はあと一本を残して完了です。時間にして半日、旧宅の頃に比べるとずいぶん楽になったものです。

娘にとって負の遺産になってしまうのか?


さてこれらウチなりに大切している樹木たちですが、この先どうなってしまうのでしょうか?‥‥と言いますのは、向かいの奥さんが自宅の植え込みや樹木に関して危惧されていたのです。

私が鬼籍に入ったら、残された息子や娘にはこれらの樹木の手入れは出来ないだろう、と常々心配されていて‥‥最近になりバッサリ切り落してしまわれたんですね。

それをウチに当てはめますと、やはり娘はこれらの樹木の手入れは出来ないだろう、それならば私が手入れできなくなる前に、処置しておいた方が後々良いのではないか?などと考えてしまう。いや家を建て替える時、先を見据えて庭木をすべて撤去しておいた方が良かったのではないか?

庭木を残しておきたいというのは、親のエゴだったのではないか?と後悔してしまったりするのです。

私が剪定出来なくなっても剪定業者や造園業に依頼して庭木を存続させる事はできるけど、長く続けられるほどお金は残してやれないし‥‥何だかそんな切ない事を考えてしまう年の瀬、剪定作業なのでした。

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

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