主に「本」を収める棚作りには棚板を使うよりも、もっと良い方法があります。
目次
・我が家の秘かな悩み…本が多い事
・市販品では太刀打ちできない、そこで手作り!
・合板×杉角材は最強!
・実質本位!でも見た目が気になるなら…
我が家の秘かな悩み…本が多い事
ウチには本が溢れています。この旧宅に引っ越して来る時、トラックから降ろされた本の山を見たお隣さんに、職業は先生?学者?と尋ねられたほど。
家族全員本が好きなんです。大した本ではありませんが、昔から捨てられない本が山のようにあります。
引っ越しの度に泣く泣く処分してはいるんですが、出来れば捨てたくない、死ぬまで持っていたい思い入れのある本ばかりです。妻も同じ、幼少の頃より捨てきれない本が山のようにあります。
私と違うのは、結婚するまではずっと実家住まいで、引っ越しの回数が少なかったため、捨てるタイミングが無く、引っ越し魔の私よりその所蔵数が多い事ですね。
そんな環境で育った娘も本好きです、娘に関しては彼女自身の所有する本が多いというより(娘は執着が無いので、自分の買った本はすぐに処分できる)娘に読み聞かせてやった絵本。思い入れたっぷりのため捨てきれないのが莫大な数で、本棚を占領しています。その本の行き場を作る事は旧宅に住んでいる間、ずっと付きまとった課題でした。
市販品では太刀打ちできない、そこで手作り!
これだけの本を所有すると本棚もそれなりに必要です。風情のある日本家屋であるという事も踏まえ、それに見合うような本棚にしたいのです。スチール棚などは和風風情を損なうので避けたいところ。
一人住まいの頃、実質優先でスチール棚を購入した事はありました。それを結婚してからも使い続けていたのですが、この日本家屋に住むようになってから、それらのスチール棚は風情が無いという事で、一つ減り二つ減り…とうとう外置きのを残して無くなってしまったのです。
風情を保たせたいとなると、やはり木製の本棚がいいですよね。妻は幼少の頃に買ってもらったアンティークっぽい木製の本棚をいまだに所有し、蔵書を収めていますが、そんなものなかなか売っていない、それどころか今時スチール棚よりお値段が張るんじゃないですか?そこで自作したいところ…ところがそこで問題になるのが「棚板」
本棚の幅・収納する本の冊数にもよりますが、本は重量があるので、強固な棚板が必要となります。DIY愛好家で本好きならお分かりかと思いますが、本の重量を保持できる棚板となる相当厚めの板でないととダメなのです、そうなると結構なお値段がするんですね。
2段3段の本棚で棚板も少なければ問題ないのでしょうが、ウチのように膨大な冊数で数十段も必要となると、もっとお安く上がる方法で作らなければなりません…
そこで考えたのが合板と角材を使う方法。厚手の合板を角材で補強してやると、思いのほか頑丈なんです。
合板×杉角材は最強!!
具体的には5.5mmベニヤ板と30×25の杉角材を使いましす。1820×910mmサイズでベニヤ板を購入するとして横サイズ910mm奥行300mmの棚板が6枚もとれるというコストパフォーマンスの良さ!杉角材にしてもさほど高くはありません、トータルで考えても、同じ重量を支えるのに必要な厚さの棚板の1/3~1/4のお値段で出来上がります。
ハードカバーのワイド版の美術書などをみっちり納めたら相当な重量になるのは、本好きの方はご存知だと思います。市販品の本棚の棚板すら少したわんだりするじゃないですか?しかし合板×角材の棚板だと、それらの重量にも全くたわんだことはありませんでした。
ただし欠点もあります…やっぱり見た目ですか。
実質本位!でも見た目が気になるなら…
フロント部分で一番目立つ面は、角材と合板の切断面とネジ頭で、あまり美しいとは言えないです、それと裏から見た時に角材で組まれているのが一目瞭然な事。
けれどフロントの見た目が気になるのでしたら、木口テープやウッドシールを貼れば解決できるし、裏面の見た目は本を詰めてしまえば、全くと言っていいほど気になりません。気になるようなら、表面と同じように裏面もベニヤ板を貼りつければいいんです。
ただし裏面に合板を貼る時には5.5mm厚ではもったいないです、表面は重量のある本たちを安定感を持って支えるためにこの厚さにしているのですが、裏面はその必要がないため一番薄い2.3mm厚のベニヤ板を貼っておけばよいでしょう。
次回は具体的に過去に作ってきた本棚を例として挙げていきます。
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