プロジェクターの取付には天地を逆にする問題が発生します。
目次
・プロジェクターのきっかけは「スター・ウォーズ」
・液晶?DLP?迷いに迷った投影方式
・賃貸での取付はこう解決した!
・和室での取付けは楽だった
・プロジェクターは天地逆取付が普通?
・親子二代プロジェクターライフを満喫する
プロジェクターのきっかけは「スター・ウォーズ」
夢に見た「ホームシアター」それは16年以上前から始まりました。
おそらく「プロジェクター」という家電が、手軽に買えるようになり始めた頃だったと思います。プロジェクターに憧れる…私と同じ世代なら「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の冒頭シーンの感動を家庭で味わいたい!という事に端を発するのではないでしょうか?
劇場で初見した、あの帝国軍戦艦スターデストロイヤーが、手前から奥へ移動する際の、いつまでたっても終わらない巨大感の興奮を家庭でも、という方は多いと思います。
同じ趣味の友人と話していて、このことが話題に昇りました。当然二人とも大興奮!どちらが先に手に入れるか競争のような状況になってきました。それからプロジェクター購入を模索し始めたのです。
液晶?DLP?迷いに迷った投影方式
当時は「液晶パネル」方式が一般化し始め、そのため非常に安価で求めることが出来るようになっていました。反面液晶パネル方式には欠点も…ランプ寿命が短く、寿命内であっても色調が変化する。メリハリの無い画質。
そしてなにより気になったのが、液晶プロジェクタにはまれにドット欠けが見られる事がある。 通常の液晶ディスプレイと同様に、一部の画素が一定の色に常時点灯しているのが、画素欠けしたプロジェクターでは映し出されるという点です。
そこで迷いに迷って決めたのが「DLP」方式と言われるプロジェクターでした。「フィルムのような深みのある濃厚な色彩」という触れ込みにも惹かれ決定しました。結局当初予算の3倍かかってしまいましたよ。
賃貸での取付はこう解決した!
プロジェクターとスクリーンがやってきました。最初に迎えた家は賃貸だったので、取付にネジや釘を打ち込むことは出来ません、そこでこのような方法をとりました。
まずスクリーンの取付には、欄間(らんま)のレールに引っ掛かけるような取付具を作り、そこに固定しました。
そしてプロジェクター。高所に固定するためタワーともいえるような高い台を作り、そこに取り付けたのです。倒れてこないよう、突っ張りポールで天井にも傷を付けず動かないようにしています。取付完了後投影した瞬間は興奮しましたね、もちろん最初は「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」
実はDLPプロジェクターにも短所はあり、作動音が大きいのと、高速で視点移動をするとレインボーノイズが見えたりする事なんですが、それほど気になりません。
和室での取付けは楽だった
その後旧宅に移った時には、設置場所が和室だったのですがこれが幸いしました。なぜなら和室には押し入れがあります。そしてその上には「天袋」があるのです。そこにプロジェクターを置くことが出来たものですからタワーを作ったり、それを固定したりする面倒な作業は必要無かったのです。
しかしながら音に関しては満足いくものではありませんでした。スピーカーを畳の上に置くという、スピーカー設置からしたら最悪の状況、いつの日にか完璧な環境で…そしてこの新居におけるシアタールーム計画が練られ、そして着手しました。
以前吹き抜けの白い壁に投影するのを考えました。
しかしどうしても手すりが邪魔になるし、折角の100インチ高反射率スクリーンもありますから、本来考えていた場所に取り付けます。
プロジェクターは天地逆取付が普通?
遅ればせですがここでお伝えしておかない事があります。プロジェクターは基本天地逆に取り付けるという事実。
主電源スイッチを始め操作パネルが上部にあります。だからそのまま取り付けたりすると、操作パネルが天井との間に挟まれてしまうことに。投影された画像も逆になってしまいますが、設定で正常に戻すことが出来ます。それらを踏まえた上で取り付け工程を説明していきましょう。
取り付け器具を作ります、プロジェクターの底部にネジ穴がありますので…
まずここに取付る器具を合板で作ります。位置を測ってネジを通す穴を開け…ネジを埋め込みます。
ネジ頭が隠れさせるためネジ頭を収納する口径の穴を開けますが…掘り過ぎた!そのまま取り付けたのでは強度的にも問題が残ります、さてどうしようか…思いついたのがこれ。
ネジに着いていた平ワッシャーをグラインダーで削り穴に埋め込みました。
ホッとしたのもつかの間、さらに問題が…器具とプロジェクターをネジで止めていて、ねじ切られ途中で折れてしまったのです!ネジ穴にネジの一部が入ったまま抜けません、何とか取ろうとしてみましたがどうしても無理…そこでこのネジ穴で止める事を諦め、たまたまあった金具で繋ぎ、事なきを得ました。
苦節16年を経て、プロジェクターは理想の状況に取り付ける事が完了したのです。
親子二代プロジェクターライフを満喫する
ちなみになぜこのタイミングでプロジェクター取り付け?実はひと月ほど前、娘からLINEがあり「プロジェクターでソフトを観たくなって、本体の接続は出来たんだけど、音が出ない」との泣きが入りました。
その時は私は佐賀の実家にいたので、リモートで接続方法をレクチャー。何とか繋ぎ100インチ大画面と5.1chサウンドでの大音響で、お気に入り映像を楽しめたとの事。
一時的に繋いでいたのを定位置に固定して、いつでもプロジェクターが観れる環境に整えてあげるのが急務だと考えたのです。親子二代でプロジェクター生活を楽しんでいます。
あの時一緒に夢中になり、この道に誘ってくれた友人とは疎遠になってしまいましたが、ウチと同じようなプロジェクター生活を楽しんでいるのでしょうか?楽しんでいて欲しいなあ…
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