軽ワゴン・リフトアップを主とするカスタマイズが具体的になってきました。
目次
・予定より早く…自力ペイントをする事に
・豊富なラインナップに悩みまくる…
・渋めの中にカジュアルさを
・やっちゃった!研磨し過ぎでアレが露出
・手こずった挙句…御法度の手段
・クルマオーナーには試練の作業
・真夏の塗装は上手くいったか!?
予定より早く…自力ペイントをする事に
娘が運転免許を取得しました。
最初の頃「初めてクルマを動かしたんだけど、思いがけずスピードが出て怖かった、もっとゆっくりスタートするのかと思った」と半泣きのLINEが来たのが思い出されます。二か月程で取得できたのは上出来なのではないでしょうか?(親バカ)
前回の帰省ではクルマを購入するところで終わったわけですが、娘が練習したい‥‥けれど塗装ハゲハゲのボロ車じゃイヤという我儘を聞き入れるため、急ぎ実家から戻ってきました。
私的には最もおこないたかったリフトアップ・グリルガードの取付よりなにより、見栄えを整える「自力でクルマのボディーを塗装」が最優先で終了させる事になったのです。
豊富なラインナップに悩みまくる…
この自力塗装、塗料メーカー「株式会社タカラ塗料」のサイトを見ていると、まあ色のバリエーションの多い事!私もこの色のバリエーションを見ていて悩みに悩みました‥‥ボディーの色に対する感覚が昔と変化してますよね。
ちょっと前までは基本「白」落ち着きを表現するなら「シルバー」重厚な「黒」目立つのなら「赤」っていうのが定番でしたね。最近のを見ているとオレンジ・蛍光ブルー・グリーンのような派手な色合いが増え街中を賑わせています。
またカーキ・ダークグリーン・グレー等の渋めの色も目立つようになりました。これらはクルマがホビー化している‥‥よりカジュアルで身近なものになっているとして好ましい傾向にあると思います。
私は幼少の頃より戦車模型が好きで、タミヤのミニタリーミニチュアにお世話になったものですから、これらの渋めの色合いに惹かれます。
しかしカーキ・ダークグリーン・オリーブドラブ系マット(艶消し)塗装だとまんま軍用車両になってしまいますので、ブルーの入ったグレーあたりで、渋さの中にも親しみのある色合を狙っています。
渋めの中にカジュアルさを
一概にグレー系と言っても、株式会社タカラ塗料のサイトで色見本をみると「フレンチグレー」「レインブーツネイビー」「イーグルブルーグレー」「世田谷ベースカラー」などがあり、どれを選んだらいいのか悩ましいところですが‥‥今回はその結論を出すのを止めました。
というのは黒一色のボディーもカッコよくて捨てきれず、今回マットブラックの一色で塗ろうと結論づけたのです。
しばらくこれで楽しみ、飽きた頃ブラックとグレーとのツートンカラーにしようかと…ちょうど最近人気の「ダイハツTAFT」のような色合いにしたいところ。
マットブラックでいくという方針が決定し、早速注文に入ります。軽ワゴンは大体3~4キログラムの塗料が必要という事で4キロを購入、3キロと4キロの差が500円ぐらいしか違わず、それなら4キロの方がお得ですよね。
実は娘が運転の練習でボディーを擦り、色が剥げた時の補修用として多めに買っておく意味合いもあるのです。
やっちゃった!研磨し過ぎでアレが露出
塗料が到着するまでに下準備を始めておきます、一番の問題はフロント部分の塗装の剥がれ。被膜に結構厚みがあり、このまま塗ると段差が目立ってしまいます。
そこで400番の耐水サンドペーパーで磨いて地ならし。ペーパーを当て木に巻き、水を漬け漬け磨いていきました。夢中になるとペーパーで指の方も磨かれてしまうので要注意です。擦られた皮膚が傷となり染みてめっちゃ痛い…
ちょっと前、同じく自力でボディの塗り替えをおこなったという、馴染みの自動車整備店の方に、地金が見えるほど磨いちゃダメですよ、というアドバイスを頂いていたのです。しかししっかり磨き過ぎてしまいました。もともとボロだし上から色塗るし、まあいいかと続けましたけどね。
手こずった挙句…御法度の手段
これが終わると、塗料を塗る時にはみ出しては困る部分の「マスキング(養生)」をおこないます。窓・クローム部分・ウインカーなどに、新聞紙と養生テープでマスキングしてやりました。
外せるパーツならば外してしまった方が塗る時ラクです。私は技術が無いのでそんなに外せる部分は無いのですが、ナンバープレートとウィンドウのドアバイザーぐらいは外しましたよ。
このドアバイザーが、両面粘着テープでしっかりと取り付けられていましたので、それを剥がすのが一苦労…本当は御法度なんでしょうが、金属ヘラで根気よく削り取ってやりました。
シンナーを染み込ませ、柔らかくなった部分を剥ぎ取っていく…今考えるとドライヤーの温風で熱し、粘着力を弱めるやり方確実だったかもしれません。金属ヘラだから傷がつくのですが、ボロだし場所が場所だからよしとしました。
クルマオーナーには試練の作業
「足付け」といわれる塗料の載りを良くする作業に移ります。これはボディの表面に細かい傷をつけ、上から塗る塗料の食いつきを良くする作業。600番のサンドペーパーで塗り込む表面部分に軽くペーパー掛けしてやります。
私のはボロで購入したばかりだから躊躇なく出来たのですが、愛着のある車を塗り替えようとする場合、今まで傷付けない様大切に乗ってきた車にあえて傷をつけるのですから、相当な勇気がいるのでしょうね‥‥
磨いた後表面に残った微粒子と化した塗料カスは、シンナーを含ませた布で拭き取ります。さらに乾いた布で拭き上げると良いようです。
プラスチック製のフェンダーを塗る時には、下地と塗料の食い付きを良くするための下地材をスプレーしました。特にプラスチック部分というのは目に見えない収縮があるため、塗料がその収縮についてこれず、剥離しやすくなるのだとか、それを防ぐための下地材です。
塗料も到着しましたので、早速塗っていきます。塗には刷毛の他、筆やローラーなども使います。ローラを使うのは初めてなので、上手くいくかちょっと不安でしたね。
真夏の塗装は上手くいったか!?
さて準備完了、いよいよ塗料を塗っていきます。結果から言いますと‥‥失敗しました(笑)
塗った時期が悪かったのです。なにせ連日35度を超える猛暑日、しかも台風の影響で強風が吹き荒れていました。塗料を塗った傍から湯気を上げて乾いていくという最悪状態。
本来ならゆっくり乾くため、刷毛塗りで残るムラがゆっくり自然に均されていき、綺麗に仕上がるはずなのですが、ムラが均されないまま乾くため、汚い表面になってしまいました。
こんな事態のため塗料の渇きを遅らせる「リターダー」という添加剤が用意されているのですが、高くて買えない‥‥とりあえずフロントの塗装ハゲチョロ部分を隠せ、娘の要望は果たせたので今回はこのまま終了。
続きは実家に帰り、涼しくなった頃におこなう事に。再びサンドペーパー掛けをし、ムラを均すところから始めます。
いずれはツートンカラーのボディーに…などと言っていましたが、思いがけず艶有りと艶消しのツートンカラーという世にもまれなボディーに仕上がってしまいました(笑)
信号待ちで停車中、歩行者の方から好奇の目で見られることも多いです(笑)
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