布団干し台を作ってみました。
目次
・お日様にあてるのはそれなりの訳がある
・昔から陽当たりにはこだわってきた
・勘違いで布団を干せる陽当たりが確保できない!
・布団干しは帰省の合図
・屋根に直置きが出来ないから工夫する
・衣桁を無茶に使い過ぎた…
・超デカい!「スーパー衣桁」は出来上がったか?
お日様にあてるのはそれなりの訳がある
家族の元に帰省して、家事にDIYにと相変らず忙しい日々を過ごしております。
そんな日々において、格段に忙しくなるのは晴れの日‥‥布団を干すのに七転八倒な事になるのです。
私は布団干しが大好きです。むかし「布団クリーナー」なるものが流行りましたね。「布団干しから解放」との触れ込みで大々的に販売が展開された商品。ヘッド部分に取り付けられた紫外線ランプでダニの活動を抑え、弱っているその間に吸引してしまうというモノです。
いやいや、布団干しはお日様の力でふっくらさせる事が目的で、ダニ駆除は期待してませんから。最近の研究では布団干しでダニが完全駆除できるとはされていませんし。「布団干しから解放」の触れ込みは、明らかに論点のすり替えを感じます。
旧宅二階寝室部分は、十分な陽光が入りました。窓の柵部分に布団を掛ける事で布団干しが出来たのです。さらに柵の上、物干し竿にも布団を干していましたし、だから上下二段体制で家族三人分の敷布団・掛布団を片面一時間ずつまんべんなく日光にあてる事が叶っていました。
昔から陽当たりにはこだわってきた
天気のいい日は干さないと気が済まない‥‥いや、折角のお日様の恵みを有難く受けないと、もったいない気がするのですね。だから住む所には陽当たりにこだわってきました。
やむを得ず、陽当たりの悪いところに住まざるを得ない時(知人の借りていた部屋の後を引き継いで住んだ事もあった)建物と建物の間から差し込む僅かにお日様の差す時間、布団干しするという苦慮をした事もありました。
他に内覧の時には十分陽が入っていたのに、実際住んでみると思いのほか日当たりが悪い、というマンション物件もありました。階上の部屋に移りたいと大家に申し出たのですが、それが叶わなかったので、最初の更新・わずか2年で退去しました。
そして移り住んだ東京・東中野の4階建てマンション(アパート?)の3階は景色も陽当たりも良かったです。生涯で一番良い陽当たりの物件だったのではないでしょうか。
勘違いで布団を干せる陽当たりが確保できない!
終の棲家となった現在の家では、一階は犠牲にしたものの、二階は十分な光が入り一応満足していました。
しかし建て替えをした時、旧宅のまま陽当たりは確保できると思ったのですが、計算違いで隣家との間隔が狭まったため、高所に位置する物干し竿に掛けた洗濯物には日は当たるものの、それより下のベランダの柵部分には、夏場以外陽があたらないのです。
妻と娘の家人たちは布団を干すという事をしない(というか会社と学校のため平日日中は干せない…)ため、私が帰省している間には、これでもかというほど布団干しをしてしまうのです。花粉の季節も何のその、干しあがったら入念に花粉を掃って部屋に取り入れます。
ベランダ柵に布団をかけても陽に当たらないのなら、干しても無駄では?と疑問を持たれそうですが、そこは良くしたもの、午前中は東側に位置する玄関横の駐車スペースに、東からの陽があたり、ゆっくりと南側を経由し西側に移ると、西の庭に陽があたり出すのですね。
駐車スペースからお日様を追うように、庭へと移動しながら布団を干していくのです。
布団干しは帰省の合図
普通なら、一時間おきに布団をひっくり返すため、表に出ればいいのですが、西庭に陽が差す範囲は徐々に広がっていくので、それに合わせ干す布団も増やしていく事になります。
例えば10時から干し始めるのと10時30分から開始布団がある場合、30分おきに表に出て干し方を変えなければいけないのです、これは忙しい!…晴れの日は外出なんて出来ません。
ご近所の奥さんと会って朝の挨拶する時などは「晴れの日は忙しくて大変」と愚痴めいてしまいます、まるで主婦。また普段私が居なくて、布団が干せない状況である事を知ってくださっているので、布団が外に干されていると、帰省してる事を報告しているようなものだったりします。
屋根に直置きが出来ないから工夫する
陽の高さで布団の干す向きを変えます。陽の差す方向と布団面は、垂直に近いのが効率よくお日様の御利益を得ることが出来ますよね。
冬場の間は太陽の入射角度が低いので、普通に柵に掛けて干すのですが、冬至を過ぎ陽が高くなってくると、布団が地面と平行になるよう干した方が効率がよくなります。広げて干せれば表裏2回で干しあがり、作業量も1/2になりラク。
実家では二階ベランダが一階の屋根の上に作られており、柵を越え屋根の上にブルーシートを敷き、その上に布団を広げて置いて干しているくらいです。
しかし本宅ではそのようなスペースが無いため、リクライニングチェアを表に出し、フルフラットポジション(寝体制)に変形させ、地面と平行に近い状態で干します。
しかしリクライニングチェアは一台しかない。…そこで我が家では「衣桁(いこう)」というものを利用するのです。
衣桁を無茶に使い過ぎた…
この衣桁、日本に昔からある道具で、本来は着物等、軽いものを掛けたりするもの。
ウチにある義母のを受け継いだ衣桁は、布団をかけたり、布団を広げて干す時の置台という、無茶な使い方をしているものですから、耐用限度を超えボロボロになってしまいました。そこでこの衣桁の代わりになるものを作る事にしました。
スリムワゴンを作った時に使った幅140ミリの×厚さ18ミリ長尺板、前回は三等分にしましたが、今回は二等分、70×18ミリにカットして使います。
これを仮組してみると…デカい!布団のサイズに合わせ、1180ミリ×1900ミリのサイズにしてみたもののここにきて気付きました…さすがにデカすぎます。
超デカい!「スーパー衣桁」は出来上がったか?
布団を干す時には過不足なくこの大きさを生かせるのでしょうが、普段はどのように保管するの?雨ざらしにはしたくないし‥‥これを収納する物置を作るのも予定していましたが白紙撤回、とにかく想定外 の大きさなのです。
スケールダウンして修正するか、すでに左右折りたたみ式なのを上下にも折りたためるようにするか、などと思い悩み……ハッ!上下に折りたたむぐらいなら半分に分割してもいいんじゃね?と閃きました。
幅は1180ミリはある用途のため譲れないのですが、高さは特に制約無し、半分にしても支障はないと判断、半分にバッサリと切ってしまったのです。
それらを蝶番で繋げて…初計画のハーフサイズの布団干しが2つ出来上がりました。
冬場と夏場…陽の当たり具合でモードを変えられ衣桁以上に重宝しそうです。
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