自家製電気スタンドの部品を新造

自家製の木製電気スタンド部品を新造しました。

目次

・手元の明るさと拡大に苦労した遍歴

・光源の基本は太陽光

・「明るさ」と「拡大」が合体した器具を手に入れたが…

・拡大鏡の遍歴も難儀の連続

・キズミの利点と欠点について

・電気スタンドの進化は見た目にこだわった

手元の明るさと拡大に苦労した遍歴


電気スタンドを製作して正解でした!

なんといっても手元が明るいのと暗いのではモチベーションに差が出る‥‥老眼が進行し手元が見えにくくなった今は顕著に感じます。

細かな作業を必要とする生業の私は、手元の明るさと、手元の作業を拡大する方法には苦慮してきました。今までにも何度か試してきた遍歴があります。

光源の基本は太陽光


仕事を始めて、最初に購入したのが「自然光に近い光源」を意識したものでした。

私は物を作っていて、最終的に色を塗って仕上げたりする事があります。着色は太陽光の下で見た時の発色を基本と考えていて、作業場の陽当たりの良い環境での着彩は、なんの問題も無く進められるのですが、夕方になると太陽光の波長が変化し、日中の色とは違う赤っぽい色に‥‥

当然夜には太陽光は完全に失われるという、着彩にとって不利な事態に陥るのです。そこで安定して太陽光を確保する手段が求められます。そうした欲求から探し当てたのが「トゥルーライト」という製品、これは太陽光に最も近いフルスペクトルを実現したライトです。

蛍光灯部分のねじれが特徴です

先述の夕日が赤く見えるというのは、正午ごろの太陽光と大気へ入る角度が違うため、青の波長が弱くなってしまい、赤の波長が強調されてそうなるのですね。フルスペクトルというのは波長がフルで均等な状態という意味らしいです、太陽光に近い理想の波長が得られるのです。

40型という、ライトスタンドとは言えない長いものを購入、ベース(照明器具本体)も合わせて購入し、机の目の前にある棚の一角に取り付けて使っていました。これには随分助けられましたね、おかげで徹夜作業も増えてしまいましたが‥‥

「明るさ」と「拡大」が合体した器具を手に入れたが…


これと併用して、手元を明るくするライトスタンドを手に入れました。これも目に優しいというのがうたい文句のもの。蛍光灯は、人間の感覚では感知できないちらつきを繰り返していて、目に負担をかけている。そのちらつきを失くし、自然光に近い安定的な光源を実現したというものでした。実際に目の疲労も少なかったような気がしましたが、LEDの普及前で、特殊電球を使っていたため、電気消費量が結構高かったのです。それが気になっていましたね。

その次には円型蛍光灯の内径に拡大鏡が組み込まれている商品。手元も明るく拡大鏡も付いていて、という今は定番になっているライトです。しかしこの拡大鏡、私にはちょっと使い勝手が悪かったです、あくまでも個人的な意見なんですが‥‥

蛍光灯が切れたので販売店に行くと、LED光源のに切り替わったので、この旧製品は廃版だよとの事で慌てました、ギリギリ蛍光灯の代えが取り寄せで手に入るというので、念のため二つお願いした記憶があります。結局それも使わずじまいで壊れてしまいました。

拡大鏡の遍歴も難儀の連続


拡大鏡が登場したところで、少し拡大鏡の遍歴も書いてみたいと思います。この拡大鏡に頼りながらの作業というのは、老眼が進む私にとっては深刻な問題です。

眼鏡型の拡大鏡、いわゆるハズキルーペみたいなものの前身。これを通販で買ってみたのですが、ハズキルーペのように進化したものとは違い重くて、作業中ストレスが溜まり、結局返品してしまいました。

次に頭にかぶるタイプ、ヘッドルーペというものを購入、これは脱着が面倒くさく、結構重いのが負担となり使いこなせませんでした。

私にとって一番しっくり来たのは「キズミ」といわれる嘆願の拡大鏡、ほら、よく眼鏡屋さんがメガネの修理をしている時や宝石鑑定で使われているイメージのあるアレですよ。

キズミの利点と欠点について


これは眼窩(がんか・眼球が収まっている頭蓋骨の穴)の下の部分と眼輪筋(眉を動かす筋肉)とで挟み込み固定して使うものです。

本来は彫りの深い西欧人にフィットする物なんですが「キズミホルダー」と言われるものをキズミと繋げ、頭に撒くことで固定し、平面顔の日本人でも問題なく使える器具も売っています。これは私にとってベスト拡大鏡になり、随分助けられました。

だた欠点もあり、冬の寒い時に作業していると、目とキズミの間の空間の空気が体温で温められ、結露となり、水滴が溜まって視界が遮られたことですね。そこでキズミを一度切断し、本体とレンズ部を針金の支柱で繋ぎ密封状態を解消したことで、水滴が溜まることが無くなりました。

もう一つは単眼なので距離感がつかみにくい事。切ったり削ったりする作業は、刃先を恐る恐る製作物に接触させ、距離感を確認。それから削り始める事が出来ましたが、着彩作業では筆先が製作物に着地、失敗するとアウト。いわば一発勝負みたいになるのですね。

最近はやりでは、顕微鏡式の複眼精密拡大鏡が販売されていますが、私がこれから先そこまで精密を要する着彩作業をするかというと疑問で、購入の二の足を踏んでいるところなのです。

電気スタンドの進化は見た目にこだわった


さて、今は身の丈に合ったライトスタンドがあればいいという事で、以前作った木製スタンドの進化を試みました。Ver.1では思いがけず配線の存在に苦慮しました。スッキリと見えていたのが実は裏ではこんなことになっていたのです(笑)ガムテープも粘着力が弱まりだんだん剥がれ剥がれに…そこでアームを配線収納式に改造。

ベニヤ板を三枚組み合わせて接着、中間の板は幅を狭めて隙間を作ります。ここに配線を収ます。

蓋をするように細切りしたベニヤを接着。

サンドペーパーで接合部分を中心に磨き上げ、ポリキャップを貼りつけ改めて組み立て直しました。

他の改良点。ベース部分なんですが、ソケットの間隔が狭く、ソケットが回転運動する際、ボルトも緩んでしまう‥‥そこで一部穴を開けてソケットのボルトへの干渉を無くしました。

もう一つは‥‥前回予定外のビスをねじ込んで見栄えが悪くなり気に入らなかったボール&ソケットジョイントのソケット部分を作り直しました。

これは最後の最後で苦労しましたね。材料の合板が古いのでうまく穴が開かないのです。ダメもとで、物置の隅っこに立てかけてあった一枚板を使ってみると‥‥今までの苦労が嘘のようにすんなり開いてくれたのです。それを整え、理想通り2か所のビスで止まりました。

ただこれも裏を返せば‥‥ドリルの刃が斜めに入り込み穴の位置がずれています。

これもボール盤があれば難なく処理できた事‥‥もうどうにもこうにもボール盤が欲しい!という堂々巡りに陥ってしまってます。

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

耐震補強工事においても詳しいです

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