下水に一部蓋をしました、今度は300円以内で収まりました。
目次
・臭いに気が付かなかったのか?先住人の謎
・臭いの元を断つ!床下ダイバー
・四者協力!管理者へのしっぺ返し
・30年来の異臭に終止符を打つ!
・解決はしたものの…やり場の無い怒り
臭いに気が付かなかったのか?先住人の謎
排水口から発する臭いには以前から悩まされてきました。
旧宅では下水が完備されておらず、浄化槽だったのですが、その臭いに時折辟易させられました。たとえばトイレに水を流す時、私は節水のため風呂の余り水を使うのですが、これを流す時にはコツがいるんですね。
勢いあまって一気にバケツの水を流し入れたりしたら…浄化槽と一瞬直結するのか、浄化槽に溜まった臭いがトイレ側に逆流してきて、長時間消えなかった事があります(水を一気に流しいれる勢いで、便器奥のどこかに真空状態が発生し、浄化槽の臭いを吸い上げていると私は仮説を立てているのですが)
また風呂の排水口はトラップが付いていなかったため、浄化槽の臭いがモロに上がってきていました。自分で排水口の網蓋にトラップを取り付け、難を逃れましたが、先住人はこの臭いが気にならなかったのでしょうか?いまだに謎です。
臭いの元を断つ!床下ダイバー
これは浄化槽でも下水でも無いのですが、やはり臭いに悩まされた出来事です……
以前一人でアパート一階に住んでいました。ある時期から動線上に一瞬異臭がするのを感じたのです、やはり排水系?…いやメタン系の臭い。それが床下収納の扉から漂うことを突き止め、状況を推測しました。
私の部屋は壁一枚隔てて、隣の部屋のトイレが位置している→最近隣人が用を済ませ水を流すたびに今までとは異なる、荒々しい音がするようになった→隣のトイレの排水管が私の床下を通っていて、それが何らかの原因で破損し、汚水が床下に漏れ出ている→その臭いが伝わってきているのだと。
管理人には何度か電話したのですが、一向に修理に来てくれる気配はありません、臭いに敏感な私は耐えきれず自分で対処することを決意。
下着姿で臨みます、汚れ物を少なくしたかったものですから。懐中電灯を持って床下収納の蓋を開けました真冬の一月というのが幸いしたのか、思ったほどの臭いは籠っていません、排水管をたどって中腰で進んでいくと…ビンゴ!排水管のジョイント部分が外れていました。
それをガッチリ繋ぎ合わせました。隣人が居なくて良かったです、修理の最中でトイレを使われでもしたら汚水を浴びてしまうことになりますから…事前に気配で外出しているのを確認していましたけど。
そして汚水の染みこんだ地面には事前に購入しておいた「ネコのトイレ砂」を2袋ばらまき、臭い封じをしておきました、その後臭いが漂ってくることは無くなり、快適な生活を取り戻せました。
それにしても、トラブル発生に対処できない管理者には腹が立ちます。ネコのトイレ砂も結構な値段でしたし…その管理者にはいずれ強烈なしっぺ返しを食らわす事になりますが。
四者協力!管理者へのしっぺ返し
そのアパートは水道水を地下水で賄っていたのですが、急に水が出なくなりました。地下水をくみ上げている電動ポンプの故障です。
そのアパートの管理者というのは、以前管理会社に勤めていて、退職の際退職金代わりにそのアパート譲り受けたらしく、個人で経営管理をしていたようなのです。ちょうど故障の時期に旅行に行っていたらしく電話に出れず、対応が無かったのですよ。
元の勤め先である管理会社に問い合わせても、その個人管理者でないと対処できないの一点張り、たまりかねたそのアパートの住人、4世帯4人が集まって決起。勝手に修理を依頼し、その管理者に請求書をまわそうという事になりました。結局ポンプ新品と入れ替え70万円!の請求が来て管理者に振りました。
後になって「こちらの知り合いの設備会社ならもっと安く済んだのに」と愚痴愚痴……知るか!事前に緊急処置の手段を確立して無かった方が悪いんじゃ!!ゴールドチェーンネックレスを首に巻いた成金趣味のいけ好かないオヤジだったので、後ろめたさは全く起こりませんでしたとさ(笑)
30年来の異臭に終止符を打つ!
さて二度ある事は三度あるで、今の実家住まいでも臭いトラブル勃発しております…しかも30年前から。
居を構えている2階にはトイレと洗面台があるのですが、洗面台付近から、排水口の臭いがするのに気が付いたのが30年前、ほとんど完成直後からでした。
ここには多くて年に二回ほどしか訪れませんでしたから、特に対処することは無く放っておきました。両親もめったに二階に上がることは無かったので、気が付かなかったようです。
父が健在の頃一度、なんか臭うよと訴えましたら高濃度の塩素(!)を流し込んでました。エコとかSDGsが叫ばれている今でしたら卒倒ものですよね。しかし改善することはありません、臭いの原因はずっと謎でした。
ここに私が移り住むようになると、無視できる問題ではなくなりました。洗面台に立つ度臭いが漂ってくるのはたまりません…カバーとの隙間ガムテープを貼ってみましたが、洗面台と床にも隙間があり、そこから漏れ出し完全に臭いは防げません。
そこで根本から解決を試みました…洗面台を動かすところから始めるという、面倒な作業となりました。
これでやっと洗面台が動くようにようになったので、床から出ている排水管の真下まで動かしていくと…こんな事になっていました。
案の定カバーと言うかキャップが外れてますね、それじゃ臭いが漏れ出すはずです。しかも排水管である塩ビパイプが高すぎて、洗面台の底部に近すぎ、フレキシブル管が十分に曲がれないのも原因の一つのようです。
これは明らかに手抜き工事だと思われますね。塩ビを切るのは途方もなく大変に作業になるので、とりあえず劣化したキャップを取り除き、代わりにシールパテで塞いでやりました。
元に戻す時、止水栓と給水管を繋ぐのに難儀したものの、何とか無事に元の位置に戻すのが出来ました、現在では臭いも収まってます。ここは本宅と違い浄化槽ではなく、下水完備なので、臭いの逆流なんてありあえないと思っていましたよ。
解決はしたものの…やり場の無い怒り
アパートの臭い漏れ処置の時と違い、今回購入したのはシールパテだけ。
300円どころか200円もかからずに済みました。
それにしてもこの手抜き工事は許しがたいところですが今更どうにもできません。この家の受け渡しから30年以上も経っていることもですが、この家の工事を受け持ったのが父の知り合いの建設会社なんですよね。
それなのにこの手抜き……大した度胸だ。なんともやり場の無い怒りが沸々と湧いてしまいます。
この記事へのコメントはありません。