作業椅子をリサイクル素材で作ってみました…いや合体させてみました?
目次
・腰痛持ちだから…作業椅子にはこだわる
・思わぬ代用品を見つけ出す
・ニコイチはスムーズに進んだ!
・完成は改良の始まり…
腰痛持ちだから…作業椅子にはこだわる
前回作った作業机、概ね理想通りの物が出来上がりました。
横幅があるので作業域も長く広い…これは父が作った洋服収納家具の長さを、そのまま流用したからで、服を大量に所持していた父に、間接的に感謝しなければなりませんね(笑)
さて、机とくれば次に椅子が必要となってくるわけですが、椅子の性能にはこだわりたいところです。私は腰痛持ちでして、本宅にて使っている椅子は「センサーチェア」調べに調べた上で、長時間座っても腰痛になりにくい設計の、当時もっとも性能の高いとされる製品を購入したのでした。
このセンサーチェアそれなりなお値段がしましたが、十数年経ってもへたりも故障もせず、愛用し続けられているというスグレモノ。今住んでいる実家には、ここまでのクオリティを持つ椅子は当然ながらありません。
かといって、いずれ本宅へ戻った時に椅子が重複してしまうので、新しく購入するのも出来ません、何とか自分で代用品を作れないか?と考案してみたのです。
思わぬ代用品を見つけ出す
センサーチェアのように、腰をやさしく包み込むような構造や、強力なサスペンションで動きに合わせてフィット感を保つような、人体工学を駆使したものは出来ません。快適な椅子とは何なのか?最小限のスペックを拾い出し、それ組み込んだものを目指します。
まずはこの実家にあった椅子、ダイニングテーブルとセットになっていたものです。
食事中の短時間座ることを前提としているのでしょう、長時間座るとしんどいです。原因はクッション性?背もたれの角度?…また本当はひじ掛けがあるともっと楽なんだけど、などと考えながら、さらに家中を物色します。
こんなものを見つけました。
不要となり部屋の片隅にあった「座椅子」を再利用する事を閃きました、望む作業椅子の条件が揃っています。「ひじ掛け」と、3段階ではありますが背もたれの角度が変えられる「リクライニング機構」
「クッション性」は座布団を乗せることで解決しましょう、そのうち巷で評判の「ハニカムジェルクッション」を置くことも念頭に入れています。なかなかスペックの高い座椅子が見つかりました。
これらのダイニング椅子と座椅子を組み合わせ「ニコイチ」にします。
ニコイチはスムーズに進んだ!
まずはキャスターを付けることにします、これがあると、横幅が広い作業机の範疇を、座ったまま効率よく移動出来ますね。キャスターは父の道具箱に入っていたものを利用しています。
椅子の座部は思いのほか簡単に外す事が出来ました。そこに座椅子を載せ固定です。
ひじ掛けの補助として角材を取り付けました。この座椅子、安物なので金属疲労というか、留め具にへたりが出て遊びが大きくなりグラグラするんですよ。しかも肘を乗せているうちにどんどん広がっていきそう…
そこでこの角材で両側から挟み込むように固定、グラグラを抑え、これ以上広がらなくしてやりました、二か所のねじ止めで心もとなかった座椅子を固定するのにも一役買っています。
一応完成、ちょっとベビーチェアにも見えますね(笑)
見た目に反して座り心地は上々です。左ひじ掛けについている板は「マウスパット」左利きなもので…
完成は改良のはじまり…
完成早々ですが、早速今後の改良点が見つかりました。
リクライニング機構の稼働範囲を確保するため、椅子の背もたれと、座椅子の背もたれ部分との間に隙間を広く空るため、座椅子本体を随分前方に取り付けたのです。そのせいなのか重心が前に行き、動かす時に前方に倒れ込みやすくなりました。
キャスターを取り付けた角材を前に伸ばして、キャスターを前に移動させる事で、重心を後ろに下げれば解決すると思います。
それとマウスパットですが、リクライニング機構に合わせて、ひじ掛けも動き傾斜がかかります、するとマウスパットも傾いて、マウスがスルスルスル…と動いてしまうんですね(笑)
マウスパットをひじ掛けから独立させ、固定してやりたいと思っています。これらの改良を施したVer.2.0のお披露目はまたいずれ…
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