
「側溝」は意外に重大問題でした、でも蓋の販売 先さえ判明すればなんとかなりそうです。
目次
・家は完成した…外構工事は残された…
・側溝の蓋の修復費用に茫然
・為せば成るか?側溝工事DIY
・神はお向かいに住んでいた!!
・業者を疑え?DIYの基本精神ここにあり
家は完成した…外構工事は残された…
新居は完成しました、カタログに載っているような美しい外観…という理想の完成形には程遠いものでした。
前にも書きましたが(「新居完成!鍵は長短で工事用と分けられた」参照)市の建築基準整合検査をパスさせる前に「外構(庭・柵・ガレージ・表玄関など家の周りを整える事)」は御法度。家が完成しました、引渡されました。しかし家の周りは混沌‥‥みたいな状態だったのです。
運が悪いことに、外構業者もその時期は忙しかったらしく、引き渡しされてから、外構希望個所確認のため営業の方が訪れるのに、半月以上もかかってしまったのです。その間一番気がかりだったのは「側溝」の事でした。
側溝の蓋の修復費用に茫然…
我が家と家の前の道路の間には排水溝があります。築50年の旧宅が建てられた頃からある側溝なので、その蓋はボロボロ…ところどころ欠けたりヒビが入ったりしていました。
しかも今回の新築工事でその不具合が決定的に。解体→建築のためにこの蓋の上を通ったトラック・重機のため、割れたり落ちたり半分以上は使えなくなってしまっていたのです。

「重量車両が通りますので、側溝の蓋が壊れる恐れがあります、鉄板を敷いたり、ゴム板のクッションで少しでも抑えたいとは思いますが、壊れた場合はご了承ください」とは工事責任者の弁。
私も「どうせボロボロですから気にせずやってください」なんて気の良いことを言っておいたのですが、いざここまで破壊された側溝の蓋を見せられると唖然‥‥というかどのようにすれば普通の状態になるのか、見当もつかないのです。
しばらくは合板を敷いてしのいでいましたが、外構の営業の方が来て頂いた時に尋ねてみました「ああ、我が社で対処出来ますよ」ホッと安堵したのもつかの間、提示された見積もりをみるとなんと140000円!
為せば成るか?側溝工事DIY
内訳は、新規に購入する通常の蓋が6枚(本来は12枚だが、壊れていない6枚は使ってもらうことにしたので6枚に抑えた)ガレージに接する側溝部分の自動車の重量に耐えられる、鉄筋入り厚い特別な蓋の6枚の費用、あと移動・作業費、一部アスファルト切除工事費…となります。
移動や作業は自力で出来るし、DIYで何とかなるんじゃないの?と思い立ち、業者による側溝工事の依頼を保留にしました。
自分で出来るのか知らべてみて、どうしても行き詰まってしまったのがアスファルト切除の手段。このアスファルト切除というのは、この側溝は何故だかアスファルトが側溝側にせり出して来ていて、引っ掛かり部分が少なく、すぐに蓋が落ちてしまっていたのです。この機会に安定して置けるようにしたいと思っていました。

それと鉄筋入りの特別製の蓋の購入先、これはホームセンターを数件覗いてみたのですが、ついぞ見つけることが出来ませんでした。ネット通販でもこの重量ですから、配送料だけでも膨大な金額になります。
自分でやる事を諦めなければならないのかな…と思ったところで、ご近所さんに個人経営で建築関係の会社をされている方がおられました。どのような内容のお仕事なのか知らなかったのですが、相談してみようと思い立ちました。
神は近所に住んでいた!!
そのご近所の奥さんによると、家族で外構の仕事をしているとの事。おおっ!期待が高まります…話しているうちに、特別製の側溝の蓋をコンクリート屋さんから仕入れてくれる事、アスファルトを切る道具を息子さんから借り受けてくれることを確約してくれました。有難い!!
そしてその蓋はやってきました。

そしてアスファルトを切る道具…ダイヤモンドカッターを取り付けたグラインダーだったのですが、安全のためのカバーが外されていて、素人には危ないという事で、切る作業もおこなってくれたのです!





こうして側溝問題は解決しました。
通常の蓋1000円×6=6000円、特別製の蓋3000円×6=18000円…プラスお礼の菓子折り‥‥で30000円いきませんでした。業者にお願いした場合の20%ほどの金額で済みました。
業者を疑え?DIYの基本精神ここにあり
今回はご近所に恵まれて運がよかったのかもしれません、しかしウチのようなアスファルトを切ったり、特殊な蓋が必要という状況でなければ案外何とかなりますよ。普通の蓋ならホームセンターに売っていますし。
新築工事中において、エアコンの取り付け、ガスコンロの購入時にも思いましたが、業者の見積もりを疑う‥‥というか疑問が生じたら、自分で出来ないかをまず考えた方がいいように思います。
オマケになりますが、側溝の蓋の長さが余り、切らなくてはいけなくなりまし。ご近所さんを頼らずとも昔取った杵柄(「塀の扉を自分で移動してみた」参照)自力でやってみようと思いたちました、うまくいきましたよ。

きっとこれならアスファルトもカットできるはず…
ネットで「コンクリート製品 販売」で検索すると、特別製の側溝の販売先実店舗も分かりました。案外普通に全国に点在しているようで、軽トラを借りて買いに行けば、高額の配送料より安くつくはずです。
もし、今回と同様の事を、再びおこなわなければいけなくなったとしても、自分で何とか出来そうです。
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