塀の扉を自分で移動してみました…ブロック塀の扉の移動がこんなに大変だという事を思い知らされることになります。
目次
・使いにくい扉の位置をどうにかしたい
・準備は整う…逃げ場は無くなる…
・ゲームとは違う!ブロック崩しの壮絶さ!!
・代用品利用でお安くついたコンクリート打ち
・10数年後に活かされるか?コンクリート切りの技術
使いにくい扉の位置をどうにかしたい
旧宅のブロック塀には裏木戸がありました。これが使えない!
戸を潜り抜けると物置まで通じる小道になっているのですが、ここが草ぼうぼう…画像ではまだましなほうで、夏になるといろんな雑草が生い茂ってまるでジャングルの有様です。それだけならマメに刈り込んでやればことは済むのですが、問題は戸のすぐ裏に柱があることなんですね。

なぜこんな邪魔なところに戸を付けたのかというのが疑問です。推測するに扉が先にありきで、その後に二階部分を増築したため、増築した部分を支える柱がやむなくこの位置に来てしまったのではないかと。
本当はここをバイクの置き場にしたかったのですが、とにかくこの柱が邪魔で通れない!その時点ではバイクの置き場が玄関横になっていて、ここでは邪魔だと家人たちにはすこぶる評判が悪い、バイク置き専用の駐車場を借りてくれと言われる始末。
しかし駐車場を借りる金は惜しい…そこで裏木戸の位置を移動し、バイクを入れる入り口とスペースを確保するために「扉を移動する」ことを決意したわけです。
準備は整う…逃げ場は無くなる…
裏木戸を移動するためには、まずブロックを崩し、扉を移動する場所を確保しなくてはいけません。
「ブロック崩し」なんて中学生の頃TVゲームで遊んで以来だなァ…なんて呆けたこと思っていたのですが、リアルブロック崩しは結構大変な作業であることが分かってきました。
ネットで検索してブロックの切り方を調べます「丸ノコにダイヤモンド刃カッターを取り付けて切る」とあります。
丸ノコは所有しています。ホームセンターで見てダイヤモンド刃カッターはそんなに高価では無いことも分かりました…これはもうやるしかありません。

実は道具が揃わないことを言い訳にして、自分でおこなうのはヤメ!駐車場を借りちゃえ!…なんて思っていたところなんですよね。だってブロックを切るなんて大それた事、素人に出来そうには無いじゃないですか?ダイヤモンド刃カッター購入で逃げ道は断たれました。
念のため防塵ゴーグルと革製の作業手袋も買っておきました。ご近所さんには電動工具の騒音を事前に謝っておきました。準備は万端、リアルブロック崩し…いざ開始です!
ゲームとは違う!ブロック崩しの壮絶さ!!
「ズウィーーーン!!ガリガリガリガリ!!!!………チュイン!」
この「チュイン!!」が怖い…鉄筋部分に当たる音なんですけど、音と同時に火花が散るんですよね、もうホントおっかなびっくりですよ。
何とか気をしっかり保ち、這う這うの体で上から下まで切り目を入れ終わりました。これで脆くなっているはずなんですが、軽く叩いた程度では崩れる気配がありません、そこでウチにある最大の金槌で力任せに叩いてみました「ゴッ!」ダメージを受けたのはブロックではなく、金槌の方でした…

ここまできて後戻りするわけにもいかず…かといってこれだけのために、大槌を購入するわけにもいかず……思いついたのは先住人が置いていった、庭に転がっている大石、これで叩きつけてみたところ…手応えあり!!
3回目の打撃で何とか崩れました。やってみると案外簡単。たしかに壮絶ではあったんですが、丸ノコにはガードがついていたり、刃の部分が外れて飛び出したりしないよう安全対策がとられています。正しく使っていれば事故はおきにくいと思います、案ずるより産むがやすしですね。
切り跡を整えた後、扉を移動して空いた個所にはブロックを積みました、


代用品利用でお安くついたコンクリート打ち
草ぼうぼうの荒れ地にはコンクリートを打ってやります。家の周りに放置してあった瓦礫・瓦の破片などを砕いて砂利代わりに敷き詰めました、今回崩したブロックも細かくして混ぜてます。
この広さだと市販の玉砂利は相当な量を購入しなければならず、金額も馬鹿になりません。瓦礫は角がありますがバイクを置いてみて、特に整地具合に問題はありませんでしたよ。


裏木戸は新しく作り直しました、閂(カンヌキ)も先代の戸を参考にして再現しました。
結局出来てすぐの状態のものは撮り忘れましたので、解体直前10数年経った裏木戸を載せておきます、ペンキやニスを塗ろう塗ろうと思って後伸ばし…結局表面処理せずだったのでかなり劣化しています、お笑いください……


10数年後に活かされるか?コンクリート切りの技術
今だから言えますが、摘んだブロックには鉄筋を入れていなかったので(角材は入れている)強度に不安がありました。もし地震があって崩れたりして近所の子供が下敷きになったりしたらどうしよう…という強迫観念が常にありましたので、解体終えて正直ホッとした気持ちもあるんです。
今回おっかなびっくりで得たブロック切りの技術、新築の家が完成して思わぬ活かされ方をする事になります。そのご報告はまた追々…
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