板塀を杉材で作る・完結編③


板塀杉材で作る…完結です。

目次

まだ早いが…夏場の対策はこれ

人様のが気になって…大幅改良

素材の悪さで…またまた悪戦苦闘!

一年に渡る作業は感無量で終えたか?

二年ぶりの大幅改良開始

仕切りのツケがこんなところに?

DIY作業にターニングポイント!?

まだ早いが…夏場の対策はこれ


今回の帰省では作業が進みました、やっぱり気候の良さがあると思われます。

いつも外作業をしている場所はガレージスペース、家の北側。冬は陽が当たらず寒い!また最近の夏の暑さときたら、北側の日陰に居ようが容赦なしですね。日陰であるのをいい事にやぶ蚊も作業の邪魔をしてくれます。

ちなみにこれやぶ蚊対策。模型のオニヤンマ、商品名「オニヤンマくん」

ハエ、蚊、アブ、蜂等の天敵とされているトンボの王様「オニヤンマ」の模型を身につけるだけで、捕食されるのを恐れた虫が、本能的に寄ってこないとされています。実際蚊に悩まされる事は少なりました。

そんなわけで春のこの季節は、暑くなく寒くなく、邪魔モノもいないので作業が進むのでした。目まぐるしい天候の変化には泣かされましたが……

それもうまく取り入れ、晴耕雨読の様な作業。すなわち晴れの日は、外でしか出来ない大物、雨天では家の中ででも出来る作業に従事していました。まずは晴れの日作業の大物中の大物、板塀を完成させるべく奮闘の記録完結です。

人様のが気になって…大幅改良


街を歩いていると、ついつい人様の家の板塀が気になってしまいますね。

これはウチのに近いです
このパターンはちょっとウチには合わないかな…

材質は家と比べ全然上物です。節や表面の荒れが無いものに、ニスではなくペンキが塗られたものが多く見られました。

ウチが低材質なのは予算の関係なので、これらを気にしても仕方ないのですが、注視していたのは板と板の隙間の間隔。今作っている板は8枚で進めていたのですが、これで行くとどうも隙間が狭い気がしていたのです。

板塀部分の高さが650ミリのところに8枚の板を貼ります。板の幅が80ミリですから、650÷8-80=1.25しか隙間がない計算に。目隠しのため、極力隙間を無くそうとは思っていましたが、さすがに狭すぎかと。

またここは西風の通り道で、結構な強風が吹き抜けていくのです。隙間が無いとヨットのセイルの様にまともに風を受け、負担がかかり過ぎるのでは?と心配になってきました。

そこで板を7枚で計算してみたところ650÷7-80=12.857…となり、よそ様のと比べても変わりない隙間だし、風も程よく通すだろうし、こちらの方がいいかと思い直し、それを実行しました。

素材の悪さで…またまた悪戦苦闘!


メインとサブの支柱の取付、最終地点・南西の角まで来ました。昨年作った南側塀(「ブロック塀の上に板塀を作る①」参照)と合流するところでは、南側メイン支柱に便乗しました(赤矢印部分)

外側と内側・それぞれからの画像です

張り出し部分のみを新造、その支柱に取り付けています。

その際、南側板が邪魔だったので、一時的にネジを外し、板塀を反らした状態で固定(赤矢印A)、その間に支柱張り出し部分をネジ打ち(赤矢印B)その後西側板塀を取り付けました。隣家の塀が低くて作業がしやすく助かりました(画像右側は隣家の敷地)

まずはメイン支柱間に板をネジ止めし、歪みによる間隔の違いを、なかば強引に整えながらサブ支柱に固定していきました。狂いの無い上質の板材だと、こんな苦労せず取り付けられるのでしょう。

内側はこんな感じ
外側ほぼ全景

ほぼ10メートルに渡る板塀が完成しました…しかし、なんかさえないですね。思うに表面に光沢が無く、完全つや消し状態なのが、色あせして年季物の様に見せているのかもしれません。

ここは西日がモロに当たり、劣化も激しいと思われますので、リペイントする時には光沢のあるペンキで塗ってやりたいと思います。

一年に渡る作業は感無量で終えたか?


1年かけ、2方向・全長20メートル板塀を完成させるに至ったわけです。さぞや感慨無量かと思いきや…坦々と終えてしまった気がしています。

これくらいで満足しきってどうする?お前にはまだまだやらねばならん事があるのじゃ!という神様の思し召しが、そういう気持ちにさせているのかもしれません‥‥

二年ぶりの大幅改良開始


今回雨天時の部屋作業として、二階作業スペース本棚の改修作業を試みていました。この本棚(「ログハウスで作り付け本棚を作る」参照)奥行きに余裕が無さすぎ、引き戸が時々引っ掛かり、ストレスを感じていたのです。

天板を外しました

そこでまず天板を取り外し、奥行き部分を延長させます。5.5ミリ厚のベニヤをノミやカッターを使って一部剥がし「組み継ぎ」してやりました。

まずは裏から、継部分は隙間だらけ…私の技術なんてこんなもんです
表もイマイチさえません

目立たない個所ですので、あまり意味はないかとも思いましたが、生じた隙間をパテで埋めて仕上げサンダーで慣らしています。

上に見えている本の束を乗せて重しにしました

側板も延長が必要でした。幅70ミリの板を木工用ボンドで圧着しています。圧着の方法は「台所の木製カウンターDIYに着手!北欧気分を味わえるか?・台形キッチンカウンター②」参照の事。

この際反らないよう重しが必要だったので、本の束を乗せています。家の中の作業という事で、この重い本の束を移動させるのが最小限で助かりましたね。これを外作業でおこなったら大変です。

仕切りのツケがこんなところに?


延長作業とは関係ないのですが、以前ハモニカーボで仕切りを作った折(「ハモニカーボ4mm厚で部屋を仕切ってみた①」参照)発生したこんな所も塞ぎます(赤矢印部分)

あの手この手でなんとか切り落とします

ハモニカーボを効率よく使うために、やむなく開いてしまった空間を、側板の広さ変更で埋めます。その際、上部明り取り窓の木枠の余りを切断なければいけませんでした。構造上取り外すのが出来ず、付けたままの作業になり、壁を傷をつけないよう慎重に進めていきました。

無事完了しました

DIY作業にターニングポイント!?


継ぎ接ぎだらけの側板も無事につけ終えました。本来ここにはボックス棚が付けられているのですが、この側板拡大に伴い、ボックス棚も拡大させます。それは次回帰省の時に…

引き戸もスルスル動くようになりました。実は奥行きに余裕が無さすぎて本が当たり、引き戸の動きに干渉していただけでなく、根本的な計算違いがあった事が判明しました。そこもこれを機に調整したのです。

この本棚は完成から3年ぐらい経つのですが、やっと手直しが叶いました。

それも私が二重生活という不自由を強いられているからだけではなく、優先順位が低いものにも手を掛けられるという、少し余裕ある状態になったからだと思います。

この家における、DIY作業のターニングポイントが訪れたのかもしれません。

板塀を杉材で作る・完結編②

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

耐震補強工事においても詳しいです

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