木製取付家具を自作する日々が終わりました、その総括をしていきたいと思います。
目次
・かくして自分の事は後回しにされた
・必要に迫られて…が幸いした
・余り空間と余り家具は徹底して使いつくす
・今後この家具は埋まるのか?
・電動工具のラスボス登場
・ここでもキャスター…意外な発見!
・今回の反省点と新たな発見点
かくして自分の事は後回しにされた
帰省しておこないたいDIY作業は山のようにありますが、優先順位の高い順から‥‥
「室内の取り付け家具」「家の周りの囲い」「外置き物置」「自分のスペースの整え」‥‥自分の事は後回しになってしまいますね、普段は居ないので仕方ありませんが。
収納物の置き場が無いと、家の中が片付かないので、どうしても取り付け家具が最優先になってしまうわけです。本当はスッキリ見せたいリビングでしたが、収納スペース不足しているので、やむを得ずリビングの目立つところに。ちょっと圧迫感を感じてしまうけど収納庫を作ることにしました。
出来るだけ壁と違和感が湧かないよう、壁と同じ材料を使ってみました。またスッキリと見える様、取っ手などの突起物を排しました。如何なものでしょうか?
必要に迫られて…が幸いした
同じく室内の雰囲気を壊さないよう気を付けたのが、こちらの「台所収納棚」普通なら簡単に合板を使ってしまうところですが、それでは杉製の化粧材で囲まれた室内の雰囲気を壊してしまう…しかもそんなに費用をかけるわけにはいかない、という事で必要に迫られ、新宅建築後余った木材を使用したわけです。
しかし基本的に長尺の角材ばかりで、面積のある板材は皆無…そこで20×20mmの角材を格子状の板に加工してみたのです。この20×20mmの角材、この新築物件には廻り縁などに利用されています、大量に余っていてよかった…これをおしゃれな感じに加工出来たのはラッキーでした。
余り空間・余り家具は徹底して使いつくす
とにかく無駄なスペースを放置しておく余裕は無いので、寝室の衣装家具の上の空間にも棚を作ってやりました。これは既製品で以前使っていたものの、使用する予定が無く、バラして終っておいた木製棚の柱を一部流用しています。
色が褪せて褐色に変色してしまいましたが、家具の色合いには合っていると思います。褐色具合もそれほど濃くなく、アクセントとしていい感じになっていると思いますが‥‥
この既製品の板材は、短くて使えなかったので、新宅建築残り廃材を加工しています。平板を三枚連ね、先ほどの格子棚で活躍した20×20mmの角材で繋いでいるのです。
これは既製品の棚板の作りを模してみました、中心に繋ぎ材として20×20mm角材が見えてしまっていますが、目立たないところだしまあいいかな。
今後この家具は埋まるのか?
この棚板で使った、幅140mm厚さ20mmの長尺板には大変助けられました。この幅140mmというのはDVDケースの横幅とほぼ同じなのです。そこでモニター(ウチではアンテナ・配信等の受信を設置していないのでテレビとは呼ばない)スペースの横にDVDラックを作ってやりましたよ。
私的な美的感覚として、周囲の設置物などの高さと揃える、というのあるのですが、このDVDラックは横にある掃き出し窓の高さに合わせました。そのためさすがに収納スペースが広すぎ、ウチが所有しているDVD・BDではスカスカ気味。
今ではアマプラやNetflex等の映像配信も充実しているので、今後このラックが埋まり切るかは疑問ですね…
電動工具のラスボス登場
さらにこの幅140mm厚さ20mmの板はこのようにも活躍してくれました。以前作った二階段差本棚の横に、洗濯ばさみ入れなどをおける棚を作って欲しい、と家人に要望されていたので、この板を使って作りました。
140mmの板二枚を繋いで240mmで側板として使おうかととも思いましたが、それではあまりに奥行きがありすぎるので、幅140mmと幅80mmの板を繋いで220mmの板に加工しました。
ただ、これら幅140mmと幅80mmの板は微妙に厚さが違うので、幅を合わせるために、木製ボンドで繋がった後、電動カンナで表面を削り表面の段差をなくしてやりました。これを使い小物置き棚を組み立てています。
この電動カンナ、作動音の大きさではラスボス級です。今までほとんど使っていませんでしたが、今回やむを得ず使うことにしました。
棚板はネジで留めていますが、折角段差をなくし、継ぎ目を目立たなくさせたくらいだから、いずれ竹ひごを釘代わりにして置き換え、さらに目立たない美しい加工をしてやりたいと思っています。
ここでもキャスター…意外な発見!
さらに、この棚に合わせて本棚の裏には、物置スペースとして整えてみました。まずこの棚とツライチになるようロールカーテンを取り付けます‥‥
簡単に取り付けます、と書きましたが、取り付ける面が屋根の勾配で斜めのため、ロールスクリーンを取り付ける枠材も斜めに削ります。微調整が結構大変でしたね。
このロールカーテンで隠しておきたいもの‥‥ここに収納しておきたいものは布団なんですが、ここにスムーズに収納するため、キャスターを付けた「すのこ」を作ってやりました。最近キャスターに頼る事多い‥‥出し入れが楽なんです。
夏場つかわない冬用の布団類って、恰好重くて終うのが大変なんですが、スムーズに動いてくれる。これキャスターの車輪の口径が大きいからなんです。キャスターの使い勝手が分かってきましたかね?
「半無軌道走収納棚」で使ったキャスターや以前作った「作業椅子」のキャスターも大口径車輪に置き換えてやろうかと思っています。
蛇足ですが最近自動車って、車輪が小さくなっているじゃないですか?この「大口径車輪キャスターの方が快適理論」でいうと、乗り心地が悪くなってるんじゃないかと思うのですが‥‥
今回の反省点と新たな発見点
今回の反省点としては、期間内に作成予定していたものを、無事作り上げる事こそ出来たのですが、微調整が出来る時間まではありませんでした。
「半軌道走収納棚」はキャスターの取り換えとは別に、扉に歪みが生じてしまって、軌道に戻る際上手く入らなくなっているなど、作った家具にどこかしら修正しなくてはいけない点が‥‥しかし修正する時間までは取れなかったのです。次回帰省した折には、これらの修正から始めなくてはいけません。
また新たなる発見点も…丸ノコ・サンダポリッシャー・電動カンナと電動工具を使ったのですが、とにかくラク!
今まではご近所さんの事を考え、なるべく大きな音はだしたくなかったのです。我が家の事情をご存知のご近所さんに甘えて、限られた時間で効率よく作業するという名目で、電動工具を多用しました。
普段からの良好な関係の賜物ですね、有難いことです…
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