小物入れ棚の棚板をあり合わせ材料で継いで作ってみました。
目次
・一大作業の前哨戦から始める
・部分継ぎで労力を節約
・下手でも見栄はある
・軽量化のためのお試し作業
・あれが不調で竹が活躍
・念願のすっきり側面が実現
・拡大作業本当の目的
一大作業の前哨戦から始める
何かと忙しかった年末年始が過ぎ、やっと本格的にDIY作業が始められるようになりました。
今年予定の一大作業「フロア仕切り・二重ハモニカーボ計画」の前哨戦から始めます。
こちら一昨年夏、ハモニカーボ仕切り作業の際に作成。その後の本棚奥行き拡張作業において取り外され、本棚に合わせて拡大させようと放置されていた小物入れ棚。まずはこれを完成させ、定位置に取り付けないと後に続けることができません。
部分継ぎで労力を節約
今回拡張部分を木材の継ぎで補うのですが、もとよりここはすでに継ぎ接ぎだらけの木材を使っています。それにしても継ぎは難しいです。杉材は柔らかく、加工しやすいのですが、それでもへたくそなのでいまだ納得の掘りができたためしがありません。
なので強度的に問題ないところは、ボンドの接着だけで済ませ、労力の温存を心がけるようにしています。
下手でも見栄はある
まずは高さを上げるための側面板の延長作業。棚の重量を支える強度が必要な部分なので、しっかり相欠け継ぎを施します。
継いだ面が私の技術だとこの程度です。これを正面に位置させるには見栄えが悪い、そこでこのような変形相欠け継ぎを敢行、少しでも見栄えをよくすることに。
継ぎ材は拡張前取り外した棚板。この棚板も継ぎ板なのですが、ボンドで接着しているだけなので、掘りぬく際パキリと割れるというか剝がれてしまったのですね。そこで最終手段「波板釘」を使うことにしました。
もう片側の側板は最初に波板釘を打ち込んでおきましたので、割れることはなくなりました。見栄えを考えるとあまり使いたくなかった波板釘ですが、これほど強度が得られるのなら要所要所で使っていこうかな、いや力量を考えるともっと積極的に使うべきだとも思われます(笑)
軽量化のためのお試し作業
棚板は新宅内装の化粧板です。これも繋いで使いますが、こちらはすでに組むためのホゾが彫ってあるのでラク。表面は装飾としての溝を残す仕様になっていますから、ホコリなどがたまりやすいと思われますので、あえて裏を上面にすることにします。
ただこちらも通気性を考えてか浅い溝が彫ってあるため、電動カンナで平らにならしました。そのあと仕上サンダーで磨き、何とか一枚板に見えるようになったと思います。
実はこの作業、別の製作物のお試しの意味が含まれています。以前作った「半無軌道移動棚」なんですが、この扉が結構重くて家人たちには不評。
大口径のキャスターと取り換えることで、移動しやすさを目指していますが、本体自身の軽量化も必要ではないかと思っていたのですね。そこでこの裏面を電動カンナで削り込んで、軽くしてやることを計画しています。
しかしむやみやたらにカンナ掛けすると接合部分がむき出しになる恐れがある、削り加減が難しいのですが、今回上手くいったので自信がつきました。前回記事の今年の製作目標に加えたいと思います。
あれが不調で竹が活躍
側面板・棚板とそろいました、これらを棚として組んでいきます。天板部分は強度を考えてもう少し分厚い板、その下からは先ほどの化粧板を取り付け。今回竹釘(竹串)で止めていくことにします。これも軽量物を収納させる前提があるからですね。
今回この竹釘が通用する製作物で助かりました。じつは私のDIYには必要不可欠な工具インパクトドライバーの調子が悪い。本体がいよいよ壊れたかと思っていましたが、どうもバッテリーに問題ありそう。
ネットで調べてみると「過充電」という現象らしく、正常なバッテリーと繋ぐことで元に戻るとありますが、正常なバッテリーの持ち合わせが無くそれを試す頃ができない。そんな状態ですから竹釘が使える製作物で助かりましたね。
念願のすっきり側面が実現
まずはボンドを接合部分に塗り、板を取り付け、ドリルで穴を開け切断した竹釘を差し込みます。
せっかくネジ頭がない状態なので、竹釘跡を木工パテ埋めて見栄え良くしてやります。横幅で実質7センチ拡張させられました。今まで入らなかったものも収納することができます。あくまで軽量物収納が前提ですので、調子にのって重いものを載せないようにしたいところ。
拡大作業本当の目的
さて今回この拡張作業で今までできなかったことができるようになり、ストレスを軽減されました。それは床掃除の際に掃除機のヘッドがこのように入るようになった事。
今まではわずかな差で入らなかったので、悔しい思いをしていたのですが、スムーズに入るようになり、くまなく床掃除ができます。いろんな意味で幸先の良い製作物から始められました。
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