それは8ミリカメラのZC-1000から始まった

それは8ミリカメラZC-1000から始まりました。

目次

シングル8の最高級機を手に入れる

名カメラマンの回答は意外だった…

材料探して大阪中回る日々

ビデオカメラで妻に怒られた

フィルムからデジタルへ…こうしてこだわりを捨てた

再三の映像ブーム到来?

シングル8の最高級機を手に入れる


怪獣映画から始まった映画好きが高じて、映画の世界に憧れを持つようになってしまった学生の頃‥‥

フィギュアなどを作っていたのが飽き足らず、それらを動かしてみたという欲求にかられるようになってしまったのです。ついに手を出してしまったのが「8ミリカメラ」

もう40年以上も前の話、ホームビデオカメラも出始めの時代。まだまだ一般消費者への普及は程遠かったです。動画の撮影といえばフィルム全盛期。ビデオの方式がVHSとβ(ベータ)と分かれていたように、フィルム式の8ミリカメラの方式も「スーパーエイト」と「シングルエイト」に分かれていました。

スーパーエイトは画像が綺麗…でもフィルムの走行機構が複雑で、特殊な撮影にはむかないとされており、特殊撮影を志す者としてはシングルエイト一択。画質はスーパーに対して落ちるものの、フィルムの走行機構がシンプルで早回し・スロー撮影・逆回し・巻き戻し撮影・コマ撮りなどが出来るのに惹かれました。

その中でもシングル8カメラ最高級機「フジカ シングル8 ZC-1000」という機種を手に入れました、高価だったなあ…バイトして買いましたよ。

名カメラマンの回答は意外だった…


当時のアナログフィルム映像というのはまさに手作り、DIY感覚でした。編集はフイルムをエディターという機械に通し目視で確認、スプライサーという編集機にて専用粘着テープで繋ぎ合わせるといった切ったり貼ったりの世界。

合成なんかでも背後で素材の映像を投影し、その手前で演技するなんて事をやっていた時代でしたね。そういった合成方法を「スクリーン・プロセス」というのですが、それがどうやったら上手くいくか?巨匠・黒澤明監督とも仕事した事のある名カメラマンの方に尋ねた事がありました。

参照:「SFX映画の世界」中子真治著

フィルムカメラは一秒間に24コマシャッターが切られますが、その画像を再撮する際、カメラと映写機のパルス同調させないとフリッカーというノイズが入る事になるのです。その対処法をお聞きしたのですが…「何回か撮っていいのを使う」というのが答えでした(笑)

材料探して大阪中回る日々


もっと高度な合成をおこないたいという欲求にかられ「エリアル合成」なるものを知ります。先述のスクリーンプロセス合成法だと、スクリーンに投射された映像を再撮するので、画像の劣化が起こりますが、エリアル合成機だとレンズ中の空中映像に焦点を合わせ撮影するので、画像の劣化が無いとされています。

その材料である直径25センチほどの凸レンズや表面鏡(表面にガラスが貼られていない鏡・直に触って指紋が付くとオシャカという代物)を手に入れるため、大阪中を駆け回った事もありました。

とにかく試行錯誤の時代でした‥‥最近は何でもネットで手に入れる事が出来ますが、あの研究を重ね探求し、やっと手に入れる達成感は無くなりましたね。

そんな熱い時代も去り、成人し映像制作とは縁が無くなってしまいました。やがて就職・上京そして結婚し再び映像に関わる事に……そう、子供を授かり、大抵の親がするようにその成長記録を残すためビデオカメラを買ったのです。

ビデオカメラで妻に怒られた


ソニー製の3CCDビデオカメラを購入、最高画質で子供を撮れるから!と友人の勧めがあって、高価なのに無理してこれを選んだのですが、学生の時のような情熱をもって撮影する事はありませんでしたね…

もちろん子供は可愛いのですが、結局カメラを通してより直に目に焼き付けておく方が向いていたようです、子供以外の物を撮る事が多くて妻によく怒られました(笑)

こんな感じでフィルムからデジタルに、時代に合わせてスムーズに移行してきたように見えますが、そうでもなかったです。これはスチールカメラの話になりますが、デジカメ出始めの頃には「やっぱりフィルムの柔らかな画質で無いと‥‥」と移行をかたくなに拒んでいたのでした。

フィルムからデジタルへ…こうしてこだわりを捨てた


当時フィルムのコンパクトカメラを使っていましたが、ファインダーから見た画角と実際プリントされた画角とが違う事に不満が…カメラメーカーに問い合わせてみたのですが、一眼レフではないのでそんなもんでしょうとの回答、私は仕事柄写真を撮る事もあるのでそれでは困るのです。

そんなモヤモヤした頃、デジカメで撮った画像と比べてみると‥‥見たまんまが写っているではありませんか。一転デジカメ派に変わってしまいました。フィルムカメラってある程度腕が無いと楽しめないと思うんですよね。

フィルムカメラからデジタルカメラに移行する時の様に、スマホカメラに移行する時も「やっぱりちゃんとしたカメラでないと」と移行をかたくなに拒んでいたのです。

しかしいつの間にかスマホカメラの画素数が飛躍的に上がっていて、私が求める画質程度ならスマホで十分という結論に至り、デジカメから離れてしまいました。

再三の映像ブーム到来?


さて、生涯二度の映像ブームを体験してきた私ですが、この度再度映像ブームを迎えることになりました。訳あってSNSに投稿するショート動画を撮影することになったのです。しかも片手で撮影できるようなものではなく、両手を使わなくては撮影できないものを撮ろうかと……

そこでスマホスタンドなるものを買ってきました。

これだとただ両手を使わず動画鑑賞したり、クルマでナビとしてスマホを固定させるためのスタンド。カメラのレンズを隠さないように設置するとなると、本来とは逆向きに表示画面を取り付ける事になります。このような感じで固定器具から半分スマホをはみ出させないと使えない…

それだと全画面が見えないし安定しない、そこで固定器具の延長を試みました。

工作材を5.5mm厚のベニヤ板に貼りつけ圧着させます。

これを半分にし上下パーツとして使います

ベニヤ本体から切り離し‥‥角を落としてボルトが通る穴を開けます。

蛇足ですが、先日指に棘が刺さりました。そしてとうとう抜き出せないまま傷口が塞がってしまったのです、しかも痛い‥‥ところが一ケ月ほどして、傷口を見るとかさぶたが剥がれ。棘の一部が見えているではありませんか!

毛抜きで引き抜くと1センチもの木片が出てきました…あまりに長いのでゆっくりと抜いている最中、硬化した血管引き抜いてるのでは?とビビってしまいましたよ(笑)そんな苦い体験があったので、棘が発生しそうな角は徹底的に落としてやります。

固定させて完成。これで視野が確保され、安定した動画を撮る事が出来ます。

適度な長さのボルトのストックは見つかりませんでした
完成

しかし完成間際に気が付きました。レンズの位置する箇所(赤矢印①)に穴を開けたら、もっと簡単に済んだのではないかと…ドッと徒労感が(笑)けれどそうしていたらきっとアーム(赤矢印②)が画像に移り込んで邪魔したであろうと信じましょう。

撮る内容はといえば…こちらで紹介しているようなDIY動画も予定に入っています。いずれこのブログでも紹介するかもしれませんので、その時はよろしくお願い致します。

※前回の「サイフを無くすのを防止する」に記事を追記しました。よろしければご覧ください。

サイフを無くすのを防止する

お値打ちホテルを見つけ…梅田を拠点に旅をしてきた

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

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