外付け物置を木製で作る…いよいよサスペンションの全貌が明らかになります、あまり期待しないでくださいね。
目次
・サスペンション好きは幼少期に培われた
・なんちゃってサスペンションを再現する
・深い穴を開ける代替案を実行してみた
・ここに来て無学を恥じる
・ファンヒーターの真の恩恵にあやかる?
サスペンション好きは幼少期に培われた
「サスペンション」という響きには、カーマニアではなくとも魅力を感じるものがありました。
それは幼少期から潜在的に培われてきたような気がします。就学前に連続テレビドラマ「サンダーバード」を観た時の衝撃と言ったら!
第一話「国際救助隊出動」で着陸機能を失ったファイヤーフラッシュ号を救助するため、サンダーバード2号から高速エレベーターカーがあのワクワクするテーマ曲と共にゆっくりと降りてくるわけですよ。それはサスペンションが効きまくっていて、ブヮンブヮンとオーバー気味に上下に揺れていましたっけ、もう心臓がバクバクするくらい興奮しました。あの動きが無かったら安っぽく、メカニズムの魅力は半減していた事でしょう。
ちなみにこのエレベーターカー、予算の都合でタイヤは特注という訳にはいかなくて、在り物を工夫して使わねばならず、コンドームを膨らませ加工して使ったそうですよ。でもこれはガセじゃないかなあ?
後年大人になってからなんですけど、検証のため実際コンドームを膨らませ、タイヤに加工しようとしたけど出来ませんでしたから(笑)劇中のタイヤにはパターンモールドも入っているし、コンドームに加工はどうやっても無理だと思うんですよね。
もう少し歳を重ねると、ミニタリー模型に夢中になりました。第二次世界大戦時の車両…というか昔の車には、板バネを重ねた独特のサスペンションが付いていて、その形状が印象深いです。
戦車が悪路を走れるのも、地形に合わせて転輪を上下させるというサスペンション機構が効いているからこそですよね。また走っている戦車が急停止する時に、一瞬前につんのめって元に戻るのもサスペンション表現としてワクワクするものがあります。
「ガールズ&パンツァー」ではキッチリ描写されていましたし、古くは「機動戦士ガンダム」のオープニング、三体の連邦モビルスーツがそろい踏みのシーンでガンタンクの停止でも再現されてました。
青年期「スター・ウォーズ /帝国の逆襲」でミレニアムファルコンが雲の惑星べスピンのプラットフォームに着陸する際、ランディングギアが一瞬沈むのもサスペンション好きにはとして悶絶するものがありました。
なんちゃってサスペンションを再現する
そんなわけでサスペンションに憧れを持ってきたわけですが、それを自作で再現する機会に恵まれました。とはいってもメカ好きではあるけどメカに強い訳では無いので、なんちゃってサスペンションではありますが……
まずは長尺のボルトとそれが通る口径のスプリングを二組買ってきました。それを眺めながらサスペンションの構造構想を考えようという訳です。その構造を夏に思いついていましたが、本宅に戻っている2か月の間にすっかり忘れていました。ようやく思い出しそれを実行しました…それはこんな感じです。
まずは上部カバーになる部分に先程の長尺ボルトを固定します。ボール盤があれば正確な穴が開けられるのですが、再三記事にしているようにボール盤を所持しておらず(いずれ自作したいと思っている)普通のドリルで慎重に開ける事にします。
ちゃんと計測した上で、板の表裏の同じ位置に穴を開けるための当たりを入れます。そして表と裏から徐々に穴あけを進めていきました。もちろん口径の細いドリル刃から順を追って刃を変え、大きな穴にしていったのは言うまでもありません。
深い穴を開ける代替案を実行してみた
次にキャスターを取り付ける本体、ここにも動きを安定させるための長尺のボルトが通る穴を開けますが、本来ならボルトに合わせた深い穴を開けなければならない…しかしそれこそボール盤が無いと真っすぐに穴が開けられないのです、いやボール盤でもこれだけの深さの穴は開けられないでしょう。そこで本体中央を掘り抜き、上部だけスプリングのストッパーとしての穴を開けた板を張り付ける事にしました。
本体に丸鋸で二つの切れ目を入れます、その切れ目の間を掘り採るわけですが、ノミを打ち込んでもなかなか貫通までには程遠い…そこで大型ドリルを使う事にしました。画像赤矢印の部分ですね。
簡単に貫通、掘りぬくことが出来ましたよ、どうせ隠れるので見た目は度外視。
両脇をベニヤで塞いで上から穴を開けた板を取り付けます。こんな感じでサスペンションが出来ました。
ここに来て無学を恥じる
これをドアに残した支柱に取り付けます。重さで下がり気味だった扉が沈まなくなりました、まずは成功です。
ちなみにこのサスペンションの位置を変えたら開閉に変化が起きるのではないかと思い、実験的に中央へ取り付けてみました。
扉のたわみは少なったものの、沈み込みが激しくなり元の位置に戻すことに…場所によって重量のかかり方が変わってくるという力学的な法則があるのでしょうね。無学な私はいろいろ試してみて実感していくしか方法がありません。
急に寒くなってきたので外作業は限界、今回はここまで。ポケモンフィギュアも進めています。
ファンヒーターの真の恩恵にあやかる?
「コライドン」にはインディアンの羽飾りのような頭部の装飾がありまして、普段ならこれも粘土で作ってしまうところですが、人にさしあげる手前、壊れやすいと困るので、プラスチック板を切り出し、そこに粘土を盛って作る事にしました。
でもこの方法を私は極力避けてきました、なぜならプラスチック板は熱に弱く、前回記事でも書いた様、乾燥させるのに重宝している低温オーブンに入れてしまうと、熱で変形してしまうので出来ない‥‥作業効率が落ちるんですよ。
しかし前回記事で書いた低温オーブンの代わりのガスファンヒーターによる乾燥の恩恵が。低温オーブンより温度が上がらないので、プラスチック板の変形が無いのですね、これは有難い!
当初は普通の立ポーズだったのですが、動きを出すために腰を沈め、力を溜める様な感じに修正しました。そう、サスペンションを効かしているがごとく‥‥
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