網戸を手作り…といっても枠をちょろっと

網戸手作りしました…とはいってもをちょろっとだけですが。

目次

・エアコン取付の発端は娘

・風の通り抜けについては詳しいつもり

・実家で風が吹き抜けない問題

・エコロジストは自然風との共存を目指す

・自然風の確保は侵入者との戦い…

・天の助けか!?意外なものを発見

エアコン取付の発端は娘


基本自然派生活を旨としている我が家なので、エアコンは苦手だったのです……

実はごく最近までエアコン無しで過ごしていました。いくら家の周りが緑で覆われているといっても、天然のエアコン効果はそれほど高くなく、エアコンに慣れてしまった今の生活からしてみると、昨今の真夏の暑さを良く乗り越えられたものだと思いますね。

一番大変だったのが食事時、食事を始めるとたちまち体温が上がるのか、耐えがたいほどの体感温度に悩まされます。

エアコン無しとは言いましたが、持ち運びが出来るスポットクーラーはありましたので、食事中だけ稼働させており、生き返るような涼しい風を送ってくれていました。かぶりつくように冷風口に近づき涼をとっていました。

そんな我が家が、なぜエアコンを取り付けることになったのか?発端は娘。エアコンが無いと受験勉強に集中できないと恫喝されました。そこで居間に取り付けることに。夏場は皆で寄り合いこの部屋から離れられなくなりましたね。

新居では各部屋にエアコンは取り付けましたから、このような皆で集まって暮らすことなど無くなりました。皆で寄り添って過ごしたのは旧宅の良い思い出です。

風の通り抜けについては詳しいつもり…


普段は扇風機、それと自然風でしのいでいたのです。自然の風が部屋の中を通り抜けるには、いろいろと条件があるようですね。

東と西・南と北窓というように、窓が向かい合っていないと上手く風が抜けてくれません。しかし建物というものは、なかなかそう都合よく窓は存在してくれないものです。

新宅を建てる前の打ち合わせの時、東の玄関横にある窓ですが、これはあくまでも建築法で定められた明り取りですので「嵌め殺しの窓(開閉が出来ない窓)」にしておきましょう、と言われました。これには猛然と抗議しましたよ。

先述の通り、西から風が入ってきても、東に開閉できる窓がなければ、風が通り抜けないと思っていたから。そして無理に、この規格で開閉できる窓を探てもらい、それを取り付ける事が叶いました。おかげさまで、東西南北どの面に開閉できる窓を取り付けられました。

実家で風が吹き抜けない問題


さて問題は現在暮らしている実家なのですが、ここには西側に窓がありません。設計を確認したのは父だと思われますが、そのように風の通り抜けの事など考えていなかったのでしょう。

暑くなったらクーラー、寒ければストーブと、エコロジーを念頭に入れない、昭和一桁の人間にありがちの安易な考えだと思います。

こちらは西側玄関の吹き抜けですが、私ならこの明り取り窓を電動で開閉できるようにします。またはキャットウォークを取り付けて、開閉しに行けるようにするとか……後者の方が面白そう。

エコロジストは自然風との共存をめざす


そんな近代文化生活どっぷり浸かった、昭和一桁のもう一人の人間である母は、例にもれず電化生活に頼りっぱなしです。ここに住んでみて、いろいろの金銭の管理を任されているのですが、電気代の高さに驚かされました。

下手すれば本宅の3倍の電気使用量ですから、根っからのケチ(エコロジストだと主張したい)の私は、せめて自分だけでも電気の使用量を控えようと、孤軍奮闘しているのです。

この冬は「ヒューマノイドスリーピングバッグ」という、人型で移動することのできる寝袋を着込み、ストーブ無しで過ごしました。

問題は夏、普段私が過ごしている二階は暑い……でも今のところエアコン不使用で頑張っています。とはいっても、一番大変な食事時は一階で、母が常時過ごしている居間にて使い放題のエアコンの恩恵を受けています。

寝る時もその居間のソファで、エアコンを切った後の冷気の余韻で寝ることが出来ています。でもそれ以外は、出来るだけ風が吹き抜ける環境で過ごしたいと思っているのです。

自然風の確保は侵入者との戦い…


二階作業スペースは三方に窓がありまして、先述の通り西には窓が無いので、東西の風の通り抜けは諦めるとして、南北の通り抜けを確保するべく南側窓…というより、ベランダへ出る出入り口に網戸を取り付ける事にしました。これが無いと蚊が入り放題、熱気とは別の不快を我慢しなければいけませんから。

網戸を手作りするのは初めてではなく、いままで数十回の引っ越しを体験し、賃貸で網戸が設置していなかった部屋もありましたので、自分で作っていたのです。しかも釘やネジを使っての固定では部屋を出ていく時の原状回復義務を追わなくてはならず、それらを使わない方法での固定しました。

その時は両面テープで固定したのかな?そういう意味では、これ以上部屋を傷つけられないこの実家の現状と似ていましたね(「中古物件の査定・業者のチェックが怖くなってきた」参照)

網戸そのものの構造は簡単、窓にぴったり合う外枠と、それに収まる内枠を角材で作り、それらを蝶番で繋ぎ開閉が出来るようにしておきます。内枠には網戸の網をタッカーで固定していくというものです。ちなみにこちらは父が作った玄関網戸です。

この構造は網をピンと張るため、アルミ網戸を模し凝った作りになっています。とりあえず虫さえ防御でき、見た目はどうでもいいというのであれば、前者で十分でしょう。

天の助けか!?意外なものを発見


おっとこの簡易版網戸を作ろうとしていた矢先、良いものを発見しました!

使わなくなった勝手口のアルミ網戸です、これが二階ベランダ出入り口に取り付けられれば手間が省けるんですが……残念!サイズは合いませんでした。しかしここであきらめてはハウスカスタマンの名折れです、こんな工程を経て取り付けてみました。

こちらは勝手口の戸を閉める時に取っ手のでっぱりが網戸に当たるのを回避するためのミニドアが付いていた穴なんですが、これはもう使わないのでベニヤ板で塞ぎます。

外枠の一片と想定した角材を網戸と蝶番で繋ぎます。

その外枠の一片をドアに嵌め込み…上下を押さえつける様につっかえ棒代わりの角材で固定しました(赤矢印部分)

角材の代わりに「突っ張り棒(スプリングの応力で壁と壁の間に棒を渡すことが出来る器具)」2本で上下押さえつけ固定しても良かったかな?でもネジも釘も使わず、どこも傷付けることなく費用をかけず出来上がりました。

南北からの風が通り抜ける、快適な空間になりましたよ。

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

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