中古物件の査定で業者のチェックが怖くなって、急ぎDIYで改良したものがあります…
目次
・地方都市の土地価格に驚く…
・意外な査定結果で方向転換せざるを得なかった
・諦める事と改良で何とか出来る事
・マウスパッドは独立させた
・電動工具に心底感謝した
・タイムリミットまでのせめぎ合い!
地方都市の土地価格に驚く…
新築の家の整えを終え、実家に長期滞在となりました。
そのタイミングで、この家の資産としての価値を知るため、不動産店の方に査定をしてもらうことに…そこで思いがけない事実を知る事となります。
この家は、千葉の本宅の価値からすると大体1/4ぐらいでした。佐賀県で比較的都市部、地の利も良く、隣県福岡に近いのですが、このような金額が提示されたのは、想像の範疇だったとはいえ、まず軽く驚きです。正直千葉の本宅の、ほぼ二倍の土地面積はあるのだから、もう少し高額でも良かったような気がします。
意外な査定結果で方向転換せざるを得なかった
この金額は土地だけ、築35年程の中古物件の価値はゼロだそうです。しかもさらに困った事が。業者の説明は続きます「この金額は上手く売れることを想定していますが、問題があります。ここは私道に面しているため、再建築が不可能という事です」
これはどういうことを意味するかというと、この家を解体し、土地だけを売るのは出来ないという事なんですね。この価値ゼロの家を気に入ってくれ、リフォームした上で住み続ける酔狂な人が見つかるのを待たなければ手放せない事になるんですよ。
これは完全に想定外、今後のライフプランを考え直させられるほどの衝撃を受けました。
ただこの私道に面しているから再建築不能、というのもちょっと疑問ではあります。実際に私道と面している同じ条件で新築されたアパートも近所にありますし。
ここは別の不動産屋さんに聞いてさらなる調査をしてみる必要がありますね。しかし、この中古物件として売却するという最悪の場合を考え、業者のチェックを想定し、少しでも痛まないよう大事に住み続ける必要が出てきました。
諦める事と改良で何とか出来る事
軽い認知症のため、毎日時間を持て余し退屈しきっている老母のために、猫を飼おうかと思っていたのです、少しでも刺激になればと思いましてね。保護ねこカフェに行ったことがあるのです。
しかし猫は爪を研ぐじゃないですか、柱を傷だらけにされたら資産価値は減るかな?と思うと猫を飼うことを諦めざるを得ません。近々にその保護猫カフェでの譲渡説明会に出席し、爪とぎ対策とか聞いてみようかとは思っているのですが‥‥
そして次に問題として発覚したのが、以前作った「作業椅子」です。この作業椅子、これも以前作った「作業机」の長い幅を有効に活用するため、スムーズに横移動できるようにと、キャスターを取り付けています。しかしこの車輪径(車輪の直径)が小さいため、圧が集中して床に跡が付いているようなのです。
この中古物件の価値を、少しでも下げないためにも、キャスターの車輪径を大きく、圧を分散させるようにし、床に跡を残さないようにしなければなりません。前回の作業で問題として残された個所も合わせ、今回改良することにしました。まずはそのキャスターの取り換えです。
今までつけていたのは35mm径のキャスター、家にあったものなので費用はかかっていませんでしたが、今回50mm車輪径のキャスターを1つ300円程で買ってきました。私にしては思い切りましたが、事情が事情なのでケチってはいられません。
車輪径が違うと高さも変わるので、キャスターを取り付ける渡しの木材も作り直しました。
前回キャスターのは椅子の脚とほぼ同位置に合わせていたのですが、バランスが悪く、前かがみになると椅子ごと倒れそうになる難点がありました。
今回渡しの木材を前に伸ばし、そこにキャスターを取り付けることによって難点を克服し、安定性を確保することが出来ました。動きもスムーズ、しかも床にも跡が残らないようです。
マウスパッドは独立させた
次に座椅子部分のひじ掛けに、直接取り付けたマウスパッドです。ひじ掛けに腕を乗せているうちに傾いていき、それにあわせてマウスパッドも傾くため、マウスが自走する(笑)という難点の克服です。マウスパッドを独立させてみました。
作り直すにあたってマウスパッドも大きく変更しています。ストックで置いてあった板の表面を、磨き上げました「マウスパッド 代用」で検索してみると、滑り過ぎない表面を持つものであれば、大抵のものが代用できるとあります。
ザラザラがとれるまでサンドペーパーで磨きました。材質はクスノキ、やたらにいい匂いがします。
その裏に支持棒を取り付ける、受けのための軸棒を取り付けました、これは机に置き換えると「天板」を取り付ける為の「幕板」に該当すると思われるので、以後「幕板」と呼称します。マウスパッド表面に、ネジ頭で凹凸をつけたくないので、ボンドだけで貼り付けました。
電動工具に心底感謝した
一日して完全接着したところで支持棒の取付、水平器を使って慎重に取り付けてましたマウスが自走しないよう‥‥
ここまで簡単に進めてきたように思えるでしょうが、実は大変な行程でした。父が生前インパクトドライバーを人に譲ってしまっていたため、自力でネジ止めをしなければなりません。
しかもここにある材木のストック……父が使っていたのは高級で硬い物ばかり、私はというと柔らかく安価な杉材に慣れてしまっているので、まるで歯が立ちません。
やむを得ずバイクを走らせ、ホームセンターのレンタル工具を借りに行きました。一本ネジをねじ込むのにヒイヒイ言っていたのに、インパクトドライバーはスルスルスルとねじ込んでいってくれます。いや涙が出ましたよ…マジで。
タイムリミットまでのせめぎ合い!
さらに欲が出て、このマウスパッドもう少し長い方がもっと都合がいいと感じ、合板で作り直しました。前のと同じ工程を経るのですが、幕板をボンドで貼り付けたものの、インパクトドライバーの返却期限が迫っていたので、十分な時間がとれません。
完全接着しないまま取り付けを強行したのですが、水平を調節する為少々力を入れるとメリッ…と音がしたのが怖かったです‥‥
延滞金を払い、完全接着を明日まで待つか?このまま強行するか?葛藤しました。結局後者を選んだのですが、騙し騙し接合出来、無事期限内に返却も叶いました、完成です。
マウスパッドの広さも高さも言し事無し、ストレス無しです。今までは高さが合わず肩に痛みを感じていたものですから。
いやいや、今回は前回以上に電動工具の有難さを感じました。マウスパッドの表面を磨く時も、仕上げサンダーがあればもっと綺麗に仕上げられたのでしょう。
この実家住まいの間、どのように電動工具を得るか?付き合っていくか?今後の課題です‥‥
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