以前作った「保冷米櫃」冷蔵装置付きにする計画は叶ったのでしょうか?
目次
・かくして「保冷米櫃」は流浪の民に…?
・堂々巡って元の鞘に収まる
・家族の別離が功を奏した?
・米櫃改造の説明に追われる
・妻へのサプライズは成功した!
かくして「保冷米櫃」は流浪の民に…?
30キロの玄米2袋を一度に購入している我が家、前回の記事でも書きましたように、その保存に苦労してきました。玄米は常温で保存が可能と言われていますが、本当は冷蔵保存が好ましいらしいのです。実際保冷米櫃を作る前は常温で保存していましたが、夏場は虫が発生し、しかも味が落ちたことがありました。
なので保冷米櫃を作って入れておくのは画期的な保管方法でした。米袋30kgの大きさと、収納個所の広さを測り、それらを考慮した上で作り上げましたが、無駄に広い旧宅ならばともかく、狭くなった新居でそのバカでかい米櫃の置き場には苦慮させられる事に…
堂々巡って元の鞘に収まる
前回紹介の台所棚を作る時に、一番下の段をこの保冷米櫃置き場にしようと思っていたのですが、僅かなサイズの差異で収めることが出来なかったのです。さて、そうなるとどこに置けばいいのでしょうか?試案が始まりました。次にこれを収めるスペースがとれる場所は見回してみますと…階段下になります。しかし、なんとなく食べ物を足蹴にするような後ろめたさがあり、気は進みませんでした。
次の候補地はというと…二階収納庫。私の私物を減らしてここの収納庫に入れる?すると別の問題が浮上してくるわけですね、再三書いておりますが、私は親の介護のためこの家を単身離れなければいけない…そうなると女性2人で30キロの米袋を階段上まで運ばなければいけないわけですよ、それはとても出来そうにはありません。
実際旧宅での保冷米櫃は二階の押し入れに収納していたのですが、新しい米が届くと、私が四苦八苦しながら二階まで持ち上げていましたが、それはとてもさせられそうにはありません。また毎日2階まで行って保冷材の交換をするのも面倒くさいものがありました。正直あの面倒は繰り返したくないですね。
さて困りました…堂々巡って最初に思惑した台所の棚に収めるしか方法は無い、という結果に落ち着きました。
家族の別離が功を奏した?
高さこそ棚段を上下させるだけですから変更は可能ですが、左右幅は作り付けのスペースですから変更は出来ません、問題はその左右幅なのです…となれば、米櫃のサイズを変更するしかありませんね、本来なら2袋キッチリ入っていた米櫃は、ほんの少しのサイズ変更でも支障をきたすわけですよ…
ところがここは良くしたもので、私は単身ここを離れる事となります。そうなると食い扶持が減り(笑)女性二人での米は半分の量で済みそう…今までの2袋入りの米櫃を1袋入り仕様に変更することで、余裕で台所棚スペースに収めることが出来そうなのです。
米櫃改造の説明に追われる
そして保冷米櫃改造作業に取り掛かりました。これは玄関表のテラスでおこなったのですが、道行く近所の方々から次々と「何作ってるんですか?」と好奇の質問を受けました。
ただのバカでかい木の箱というだけでなく、箱の内側にはスタイロフォームやアルミ蒸着の断熱シートが見え隠れしているのもですから、さぞかし奇異なものとして見られていたに違いありません。質問の度に玄米をまとめ買いしている経緯と、それを冷蔵保存しなければいけない状況をいちいち説明するのが結構大変でした。
さてダウンサイジングには成功しましたが、冷蔵装置を設置する当初の計画は叶いませんでした、空いたスペースに収まる冷蔵装置が見つからなかったのです。というわけで保冷の方法は今の保冷材の交換のままです。そのかわり家人へのサプライズさせる意外な改良がなされています…
妻へのサプライズは成功した!
出来上がった保冷米櫃を妻に説明する折、蓋を開けてここから米を出したり、保冷剤を交換する旨を伝えました。
「え?米袋を収納する時はどうするの?女二人で30キロの米をこの高さまで持ち上げて入れるのは無理だよ!」と怪訝な様子‥‥
ご安心あれ、ともう一か所のサプライズ開閉ドアを開いてみせました。これなら僅かに持ち上げ横移動で収納完了というわけ、妻の顔もたちまち晴れ渡りましたとさ。
今回は見合ったサイズが見つからず、冷蔵装置の取付は叶わなかったわけですが、やはり毎日の保冷材の交換は面倒な様子。冷蔵装置といっても米櫃に穴を開け、扉を取り払った小型冷蔵庫を密着固定させる事により、冷気を米櫃に送り込ませるだけなので、スペースに収まるサイズの小型冷蔵庫さえ見つかればなんとかなります。
ひょっとしたら小型冷蔵庫でなくても、ポータブルスポットクーラーとかでもいいのかも?実際白米とは違い、玄米の場合冷蔵状態でなくても、それなりに低温なら品質保持は出来るみたいですね。
いつかここに必要なスペックを兼ね備えた保冷装置を取り付けてやろうと、単身介護中の実家暮らしでも事あるごとにホームセンターや家電量販店を覗いて探し回るというパトロールする日々を送っています。
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