
板塀作りは支柱でつまずきました…
目次
・当所の計画は頓挫…さてどうする?
・南側の板塀作りは待ったなし!
・ベランダの支柱に抱っこする?新たな支柱作り
・「宝の山」を所有しているので材料には事欠かない
・材料はあるが時間が無い…続きはいつになる?
当初の計画は頓挫…さてどうする?
解体時にブロックを一部削除した経緯は先に述べました(「家屋解体の後に注意したいこと」参照)新しい建築基準ではブロックの積み上げは最高1.2メートルまでと改正され、古い建築基準のもと8段に積み上げれていたブロックは、上3段を切り取ってしまう事となったのです。
今まで8段のブロックでプライベートを保護されていたので、5段ブロックというのは実に心もとない!プライベートを守るため元の高さの位置まで塀を戻さなくてはいけません。しかし新建築基準法の下では改めてブロックを積み上げる事など無理、そこでブロックの上に「板塀」を立てることとしました。これがなかなか思うようにはいかないんですね…最初はブロックに支柱を密着、それを金具で固定し、ブロックからはみ出た部分に板を張り付けていこうと思っていたのです。


その旨を外構業者の方と打ち合わせをした折相談してみたところ「それは危ない」との回答。ブロックが老朽化しているからそのような処置をした場合、上の板塀もろともブロック部分から倒れる危険があるとの事。板塀も相当な重さになってしまうらしく、それを支えきれない可能性があるらしいのです。
それを最初から知っていればいっその事ブロック塀は全部取り除いて、ちゃんと土台を作った上で、オール板の塀にすることも考えられたんですがね……
南側の板塀作りは待ったなし!
今更恨み言を言うわけにもいかない、事前の連携がとれていなかったのが悪いのでしょう…よってブロックに負担をかけない状態で、その上に板塀を構築していかなければなりません。最優先でおこなわなければいけないのが南側、隣家は玄関がこちら側を向いているので、家から出てきた隣人とばっちり目が合って気まずい思いをしたりします。この家のとある構造を利用した安全な板塀を作ってやる事にします。
まずはブロック上部の穴を埋める作業からです。

この穴に流し込むと大量に必要となるコンクリートを節約するため「穴を埋める」のではなく「穴に蓋をする」感覚で塞いでいきます。
金属のメッシュを上にかぶせ、そこにコンクリートを「置く」ようにして伸ばしていきました。これも外構業者の方に教えてもらったテクニックです。

今から考えると、こんな荒いメッシュでよくコンクリートが隙間から落ちなかったなと……場所が場所でもあるし、メッシュでなくても段ボールとかでも良かったような気がしますね。


クランプは外構業者の方から3日間の期限付きでお借りしました。もっと長い期間借りれるのなら、家の周囲のすべてのブロック穴を塞いでいたところでしたが。


ベランダの支柱に抱っこする?新たな支柱作り
この側にはベランダがあり、それを支える支柱が立っています、それを利用出来ないかを思いつきました。この支柱ブロック塀までには距離があるので、張り出しの支柱を作ってやります。

それをブロック塀の上に置くような感じで取り付けます。あくまで置かれている状態で、極力負担を少なくしてやるイメージ、その二本の張り出し支柱の間に板を貼っていくわけです。この方法は後に外構業者さんからも太鼓判を頂きました、これならブロックの倒壊の心配はないでしょうとの事。
「宝の山」を所有しているので材料には事欠かない
材料はこの家を建てたときに出た余り材、ゴッソリ材木が残ったようで本来なら引き取られて廃棄してしまうところですが、あえて残してもらいました。まさに宝の山!思う存分材木が使える夢の状況です。

この板塀に使った長尺の板は本来床板に使われていた杉材です、それを板塀に使うなんて…なんて贅沢な事でしょう。こんな感じで打ち付けていきました。
材料はあるが時間が無い…続きはいつになる?
再三お伝えしていますが、私は単身で実家の両親の介護をしております(「怒涛の2021年だった!…我が家のHousecustom事情」参照)この塀を張り巡らせる作業も時間が限られているため、一気に行えないのが悩みの種です。
この板も無塗装なので、雨ざらしで劣化していくと思われます。そこに続けて隣接させていく予定の板はまっさら…どのように色調を合わせて行くのか?またこのようなベランダの支柱の助けの無い個所でどのように板塀を立てていくのか今後の課題です…
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