一戸建てログハウスの断熱窓には「二重」「樹脂」にこだわった

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一戸建てログハウスには念願の断熱窓、そして「二重」「樹脂」というキーワードにこだわってみました。

目次

・木製窓枠には満足…でもガラス窓が

・二重窓の有効性に再注目

・ラジオで聞いたアルミサッシの脆弱性に不安

・「樹脂サッシ」の将来性に賭けてみた

木製窓枠には満足…でもガラス窓が


旧宅の窓枠は木製でした。この風情に惹かれたのですが、窓枠は良いとして窓ガラス自体が薄い…住んでみてこれには困りました、あんまり外気を遮ってくれないようでしたから。

この日本伝統の木製窓枠は、ガラスの取り換え時を想定してか、枠を外せるようになっているんですね。そのためガラス自体もしっかり固定されていない…しかも木製窓枠の経年劣化で、ガラスが固定位置から沈んできて隙間が開いてくるんですよ、それをセロテープで目張りしたりしてね…とにかく苦労させられました。

だから娘の部屋を改装する時には、窓枠にガラスをはめ、当て木を当てて固定するといった洋風窓の様式に変更しました。

二重窓の有効性に再注目?


木製の窓枠自体は断熱性能高いと思うんですよ、でもどうしてもガラス一枚というのは頼りない気がしましたね。この旧宅、先住人は生徒を招いてピアノをこの家で教えていたとかで、ある一室が、防音機能を備えていました。壁は木製の防音波板でしたし、窓は一応二重窓になっていたんですね。

右側掃き出し窓が二重になっているんです

しかし住宅設備の業者に言わせると、窓をただ二重にしただけでは防音も断熱も見込めないと言われたのです。それで二重ガラスで間が真空になっている窓でないと、意味を持たないと思い込んでいたんですよ。

ところが最近になって、自分の家を自力リフォームしている人から体験談を聞いたのですが、二重窓は冷暖房効率が(一重よりも)全然違うと聞いたのですね、二重のガラスの間が真空でなくても、二重窓には意味がある事を知り関心が高まっていました。

結局BESSログハウスの窓の標準仕様は、ガラスとガラスの間が真空になっている、最も望ましいタイプの二重サッシ窓で、断熱性能は旧宅とはケタ違いだろうと安心したのですが、窓枠に不満がありました。

ラジオで聴いたアルミ製サッシの脆弱性に不安


これも受け売りなんですけど、ラジオである有名人がリフォームしてみて分かった事実として、窓枠はアルミ製だと断熱性能が下がると言っているのを聞いてしまったんですね。最近の窓枠=「サッシ」は大抵アルミ製じゃないですか?よく考えてみればアルミって熱伝導がいいんですよね。

そんな熱伝導性の良いアルミのサッシだと外気温がすぐに室温に反映される。すなわち外が寒いと熱伝導の良さですぐに室温に影響を与える、外が暑くても同じという理論なんです。

「樹脂製サッシ」の将来性に賭けてみた


そこでその方はどのように対処したかというと「樹脂製サッシ」を起用したというんですね。調べてみるとまだあまり普及はしていないけれど、樹脂製サッシというのが存在しました。そこで窓枠の仕様を決める時に樹脂製サッシを希望したんです。

鍋で例えてみましょう、コンロの熱をすぐに鍋に伝えるわけですよ、だから取っ手に処置が施されていないと、熱くてすぐ持てなくなってしまう。でも取っ手には大抵処置が施されていて、熱が伝わってこないので持つ事が出来る、この取っ手部分の処置は樹脂でなされていますよね?…耐熱・断熱に優れている訳がお分かり頂けたのではないかと思います。

そしてBESS側の回答が…寒冷地なら樹脂のサッシも採用しているけれど、ここ関東地方ではアルミ製サッシで十分断熱性能最高ランクの3を保てるとの事、でもどうしても樹脂サッシにしたいとの趣旨を伝えると、アルミサッシの表面部分に樹脂を貼りつけている商品が確保できるというので、それに変更してもらいました。

窓枠の表面部分が樹脂製です

オール樹脂製サッシもあるのですが、値段も高いというので諦めました。完全ではありませんでしたが、なんとか初志貫徹出来た事に満足しています。

なぜここまで断熱性の良い樹脂サッシにこだわったか?…やっぱり環境問題の悪化でしょうね。

経済活動に伴う二酸化炭素増大での温暖化を全面的に信じているわけではありません。脱炭素社会の移行の流れで既得権益を得る者が、危機感を煽るために騒ぎ立てているのだと思っています。一方ではミニ氷河期が来るとの説も…どちらにしても、今までの常識から逸脱するような環境悪化が進んでいるわけで、少しでもそれに対処したいという表れなのです。

冬の寒い時にサッシの淵部分に触れ、冷たい!っていうのが無いのに満足しています。

木造一戸建てログハウスの断熱材は納得がいったか?

ログハウスの内装材は無垢の材木だけじゃなかった!

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

耐震補強工事においても詳しいです

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