家屋解体の日は業者決定から40日後に決まりました。そこから引っ越しまでの苦労は先に述べましたが…
目次
・追加費用がかかる?その事例とは…
・解体してみないと分からない…努力では解決できないこと
・費用を抑えるため意地を押し通す!!
・トイレ確保のため行ったこと
・感謝を込めて…家の供養をする
追加費用がかかる?その事例とは…
最初の見積もりとは別に、追加料金がかかる場合がある事をお伝えしておきます。
まず、家屋解体までに家財は出来るだけ持ち出す、暫時物(残された生活用品)などの処理は業者の負担となるので、ペナルティとして追加料金が発生します。特に食料品などのは解体業者にとって処理の範疇外なので困るのだそう。
ただし、木製家具は土台や柱などの木製部品と一緒に、チップにして堆肥に加工されるのだそうです、だからそのまま残しておいて構わないとの事。木製の天板が付くスチール製の机などは、業者さんに残して大丈夫かを確認した方が良いでしょう。
解体してみないと分からない…努力では解決できないこと
とまあこれまでは当人の努力で抑えられる追加料金ですが、そうもいかない場合があります。それは家屋解体が進んで、基礎が「ベタ基礎」だった場合。布基礎より手間がかかるので追加料金がかかるとか…これは事前に布基礎なのが分かってたので問題無しでした。
我が家にとって問題だったのは、家屋を解体し終わって、土を掘り起こした時に「ガラ」と呼ばれるものが掘り起こされた時の事。
その家が建つ以前に立っていた家屋の廃材が埋まっている場合があり、それを「ガラ」といいます。撤去するために追加料金がかかるのだとか。こればかりは掘り起こしてみないと本当に知り様がありません。しかも、この地域にはガラが埋まっている確率が高いと言われて陰鬱な気持ちになってしまいましたよ。
費用を抑えるため意地を押し通す!!
解体の一週間ほど前に業者の責任者の方が、片付け状況の確認にいらっしゃいました。
家の中を見渡して「本当にあと一週間で、これだけの荷物を片付けられるの?」みたいなニヤ顔をされました。もし片づけられなくて暫時物を残したら、追加料金発生で業者さんにお金が落ちるわけですからね。
そうはさせるかと意地でも片付けましたよ。近所に空き家があり、そこの持ち主と懇意にして頂いているのが助かりました。僅か50歩先のその空き家に、荷物を置かせてもらえる事になったのです。仮住まいも200歩ほど先と近くに借りれたのも運が良かったです。
梅雨の時期だったのですが、晴れた日には軽トラをレンタルしてピストン輸送。雨の日でもカートに荷物を積んでピストン輸送と朝早くから、暗くなるまで運び倒しました。
トイレ確保のため行ったこと
ちなみに解体開始の一週間前から仮住まいに住めるようにしておきました。
我が家は浄化槽式のトイレで、解体前にはバキュームにより浄化槽を空にしておかなければなりません。しかし汲み取り業者の都合で解体ギリギリではなく、数日前にバキュームを終えてしまったので、トイレは早くから使えない状態だったのです。余裕をもって仮住まいを抑える事により、トイレの確保が出来ました、
バキュームを済ませた業者さんから、梅雨の時期で雨水が蓋の隙間から侵入してくる事がある、そこに溜まった雨水を見た解体屋さんから「汲み取りが済ませてないじゃないか!」と勘違いされトラブルになることがあるので説明しといてください、と言われたのを記しておきますね。
感謝を込めて…家の供養をする
家屋解体の前日の夕方には荷物を運び出し終え、拭き掃除をすることが2回出来るほどの余裕さえありました。前の持ち主から数えると50年以上頑張ってくれたこの家へのせめてもの恩返しです。そして、米と塩と日本酒を備え、伐採する木々にもそれらを巻き、お別れを告げました。
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