家のリフォームは可能か?本のような立派なカタログまで貰ってきて検討したのですが、果たして…
目次
・DIYリフォームではどうにもならない補習個所が出てきた
・屋根の葺き替えがきっかけ、リフォームはいくら費用が掛かるのか?
・基礎の弱点は克服できるか?最新技術導入できるか聞いてみた
・東北地方ではぐくまれた断熱技術に期待したが…
・家のリフォーム本のようなカタログを貰ってきたものの…
DIYリフォームではどうにもならない補習個所が出てきた
好き好んでこのような古い家を選び、移り住んでいるのですから出来るなら、リフォームして住み続けたいという選択肢も当然ありました。
不都合な個所が増えても、それをDIYで直し直し暮らしてきたわけですが、あえて目をつぶってきた、自力ではどうにもならない個所を、指摘される事となりました、それが「屋根の補修工事」なのです。
屋根の葺き替えがきっかけ、リフォームはいくら費用が掛かるのか?
ウチのような古い家となると、色々な補修業者さんからお声をかけて頂きます。
ベリベリに剥がれた外壁を見て「塗り直ししませんか?近所で外壁の塗り替えをしているので、足場の輸送代がかからないからお安く出来ますよ?」というお誘いはしょっちゅうです。
今回は近所で屋根の補修をしながら、高所からあたりを見ていて、気になった家に声を掛けさせて頂いている、という業者さんに声を掛けられました。
お宅の屋根は波打っている、瓦がずれている可能性がある、そのうち雨漏りして家を傷めるだろうとの事。そりゃそうでしょう‥‥、東日本大震災後崩れた瓦を、原発事故問題の不安で、今後のどうなるか分からない不安の中、いわば自暴自棄気味に自分で直した屋根ですから。
たしかにすでに雨漏りはしているし、雨が染みこんでいて、木枠や根太なと侵食されている可能性があるのは感じていましたので、無料ならばと見積もりを取って頂くことにしました。
本瓦だと地震の時その重さ故に建物が支えきれなくなり、崩壊する可能性があるというので、ガルバリウム合板による屋根の葺き替えを勧められます、そしてその見積金額が290万円!…結構な値段ですね。
確かに屋根は家を守る要だという事で、しっかりとリフォームするのなら、そのぐらいの金額がかかるのかもしれません、屋根だけで事が済むのならその値段は安いと思います。しかし、我が家はもう一つの家を守る要である個所に問題を抱えています、それは「基礎」
基礎の弱点は克服できるか?最新技術導入できるか聞いてみた
我が家の基礎は「ベタ基礎」より強度で劣るという「布基礎」なのです。しかも以前耐震診断の時に診断士の方から言われたのは、40年前の基礎だから鉄筋が入っていないだろうとの事、さらに不安にさせる発言が…
この当時のコンクリートは機械を使わない「手練り」で強度が不安定とのことでした。コンクリートのミキシングが、機械でしっかりとおこなわれているのなら問題なはいのですが、手練りだとどうしても練りが不均等になり、強度的に問題があるらしいのです。
れら家をしっかり守る要である「屋根」と「基礎」に不安を持ちつつも、素人では判断できないと諭し、知り合いのリフォーム業者の方に相談を持ち掛けてみることにしました。
屋根に関しては面積から考えると、他の業者が提示した見積もりの290万円は妥当だろうとの事でした。それならばと、基礎の補強に関して私が以前調べていた補習技術が可能かを聞いてみました。
それは従来の基礎の内側に後付けの基礎を立てて補強するというもの。しかしそのリフォーム会社における工法では、従来の基礎の強度を保持するのには効果はあっても、強度が増すわけでは無いらしく、もともと強度に問題のあるウチの基礎にはあまり効果は無いようです。
東北地方ではぐくまれた断熱技術に期待したが…
この業者さんは東北に本社があって、そこの東京支店です。東北の寒い環境で培われた断熱技術を持ってリフォームする事が得意らしく、断熱問題も以前より気になっていたので、我が家においてその断熱技術が適応可能かも聞いてみました。
こちらは100ミリの断熱材を壁の中に組み込むのが、ベーシックな断熱工事との事。それに応じた柱の幅の増設などの工事を行うようです。しかしそれをウチに適応させた場合、耐震壁はどうなるのでしょうか?一度取り外したりしなければならないそうで、予算もそれなりに掛かるとの答え、畳の間の間取りも変わってしまいそうなので工事は難しいようです。
そんなわけで理想の耐震・断熱性能を兼ね備えた、リフォームは無理なのではないか‥‥という考えに向いていったのでした。
家のリフォーム本のようなカタログを貰ってきたものの…
非常にまじめなリフォーム業者さんでした。すごく丁寧に家のリフォームの解説が書かれた、まるで本のような立派なカタログを頂いたのです、中身も濃く大変勉強になりましたが、結局お願いするのを断念してしまいました。
お断りの電話をさせて頂いた時も、そのような家の状況ならやむを得ないです。同じように判断される方は大勢折られます、気になさらないでください。と快い受け答えをして頂きましたよ。
そんなわけでリフォームの可能性も精査した上で「建て替え」が本格始動しました。
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