プロジェクターの取付は「スパイダー」にしようか迷っています
目次
・怪獣で映画のとりこ
・とにかく大画面!だからプロジェクター
・選択肢はDLP一択
・分相応の機種を選ぶ
・プロジェクターを取り巻く環境は変わっていた
・選んだのは「BENQ TH671ST」
・性能の進化に驚く
怪獣で映画のとりこ
中断していたホームシアター計画が再始動しました。
造詣が深いわけではないのですが、とにかく映画が好きです。二時間余りでいろんな人生を体験でき、普通出来ない冒険を味わえるなんてこんな贅沢他に無いと思いませんか?
最初に映画館で観た映画の記憶は、就学前に家族で行った怪獣映画。映画はすでに始まっていて劇場の扉を開けた途端、目の前に広がる大画面に魅了され、思わず「わあーっ!すごおい!!」と叫んでしまいました。

すぐに怪獣登場。弟が怖さのあまり泣き叫び、観客の目を気にしていたたまれなくなった両親は、我々の手を引きそそくさと退場、滞在時間10分。その時最後まで観賞を全うできなかった悔しさから映画に対する執着が始まったようです。

怪獣映画から入ったため若い頃はSF映画を好んでいたのですが、徐々に分野を問わずいろんなジャンルの映画を視聴するように。先日も3時間20分の文芸大作を観に劇場に足を運びました。
とにかく大画面!だからプロジェクター
とにかく大画面で見たい人、本物の映画愛好家は客観的に映画を観れるとして、後方斜め席で観るのを好んだりする様ですが、私は没入感を味わうべく、真正面に座し視界一杯にスクリーンが広がっていないと気が済まない。
前方過ぎて失敗することもありますが、今のご時世すぐに円盤化されたり、配信で家庭にて後追い鑑賞出来るようになるじゃないですか?劇場なら嫌というほど臨場感を味わわないと損だと思うんです。
家庭での映画鑑賞も劇場並みの大画面で観ることが昔からの夢でした(「プロジェクター取付時「天地逆」問題」参照)一時はそれが叶ったのですが、残念ながら初代プロジェクターは壊れてしまい、新たなプロジェクターの導入検討と相成ったのです。なかなか購入に至らず時間を要してしまいました(「テーブルワゴンは金属製…帰省総括」参照)
選択肢はDLP一択
プロジェクターの投影方法にはポピュラーなところで「LCD(液晶パネル)方式」「DLP方式」とがあります。他にLCOS(レーザー)方式というのもあるのですが、今回予算以上のお値段なので範疇外。
「LCD方式」は手に入れやすい価格帯が魅力ですが、経年劣化が現れる、ドット欠けする場合があるなどの欠点があります。「DLP方式」はレインボーノイズが見える時がある、作動音が大きいとかの問題もあるのですが、映画館並みの滑らかな階調の色合いとか、ドット欠けの心配のないなどの性能から後者一択。
これは先代のプロジェクターの影響が大きいです、とにかく安定の性能で映画の世界に没入できていましたから。
分相応の機種を選ぶ
ホームプロジェクターほど値段に幅があるのは他にはないのでは?と思われます。安いのでは2万円ちょっとから、高価なのでは200万円なんてのも。
完全遮光・完全防音のシアタールームを兼ね備えているのなら、出来れば100万円クラスのプロジェクターを取り入れたいところ。

我が家は日没しないと完全に暗くならず、音響を考慮した造りではないので、分相応のプロジェクターを選ぶことにします。
しかし分相応なりにこだわります。なまじプロジェクター生活を味わったことがあるだけに、それより劣るものには戻れません。
プロジェクターを取り巻く環境は変わっていた
一年前のこの時期、大阪に旅行した際、日本橋(にっぽんばし)の電気店街へ(「お値打ちホテルを見つけ…梅田を拠点に旅をしてきた」参照)その際初代プロジェクターを購入したショップの実店舗を訪ねたのです。当時はメールでのやり取りで、素人相手に丁寧に説明してくださり購入に至りました。今回もここで購入出来ればと‥‥
しかしそこは今や高級機しか扱っていないということで、私が求める価格帯の商品の扱いは無かったのですね、残念です。秋葉原のプロジェクター専門店も閉店になっていて、プロジェクターを取り巻く環境は変化しているようです。
液晶・プラズマテレビで安価にそこそこ大画面が楽しめ、逆にスマホの小さい画面による配信映画の視聴が浸透している時代だから仕方ないのでしょう。わざわざプロジェクターを買ってまで、という輩は少数派になってしまったのかも‥‥
選んだのは「BENQ TH671ST」
悩んだ末選んだのが、BENQのTH671STという機種。決め手はメールでの問い合わせに真摯に回答して頂いた事。最初は別の機種の購入を考えていたのです、それは私の求めている性能を備えていないという実直な回答、同じ価格帯で見合う性能として勧められたのがこれ。



その機種に対する個人的な感想に自社製品愛を感じ、信用できると結論に至りました。
届いたプロジェクターを早速起動。説明書はほとんど英語なのですが、大体の手順は先代と同じなのでスムーズに進みます。投影開始、さすがにDLP方式、鮮やかでコクのある色合いは期待を裏切りませんね。
性能の進化に驚く
解像度は先代が1280×800ピクセルだったのに対し、こちらは1920×1080ピクセルと高いので、画面の粗さは感じられません。先代の半額以下にもかかわらず、こんなに性能が良くなっていたのですね!進化に驚きました。スピーカー内蔵なので仮設置でいきなり楽しめるもポイント高いです。
気になるのがコントラスト比が10000:1なので黒色の沈み込みがちょっと甘く感じるところ。これはもっと高いコントラスト比の物と見比べたわけではないので、甘いのか適正なのかは分かりません‥‥ただ映像に没頭すると全く気にならなくなります。

あと最大の問題点は、短距離焦点の機種だったので、想定外の箇所に取り付けなければならなくなったこと。天井取り付け金具で「スパイダー」という商品があるのですが、これで取り付けるにしても、取り付け箇所が石膏ボードなので耐久性に不安が‥‥これを追々解決していかなければなりません。
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