松の剪定にはハサミで苦労した

剪定にはハサミで苦労しました‥‥いや「高さ」に苦労したというのが正しいです。

目次

本宅帰省間近、最優先でおこなったこと

ハサミは切れ味以外にも問題があった

プロ(?)に出来ない事をどう克服する?

脚立を立てずに寝かして使った

恐怖は克服できる!を体感

農業に希望を見た

本宅帰省間近、最優先でおこなったこと


数年に一度の寒波襲来との事で、佐賀も積雪しました。

私の佐賀での滞在があと十日なんですが、この積雪は想定外。ただでさえやらなければいけない事が目白押しなのに、予定が狂ってしまいました。それらを再検討し、今回の滞在でしなくてもいい事は先送り、どうしてもやらなければいけない事から優先的に済ませるようにします。

今回どうしても外せないのが、2年間放っておいた庭木の剪定。伸び放題の庭木を見苦しく無くさせておくことで、造園業者の営業を遠ざける狙いもあります。本来は年末に終えたかったのですが、やっと時間が取れました。

もし私が不在の折、母がセールスに対応すると押し切られる可能性が大ですので、見た目をサッパリさせ、剪定は必要なしアピールさせなければいけないのですね。いろいろ多方面に気を使い疲れます‥‥

ハサミは切れ味以外にも問題があった


自分で剪定をおこなう場合の一番のネックは道具がそろわないこと。以前、枝切りハサミは整備しました(「実家の庭木剪定をおこなってみた」参照)切れ味こそ良くなったのですが新たな問題も。ハサミ本体のナカゴ(柄に収まる金具の部分)を挟み込む柄の溝にうまく収まっておらず、グラグラ使いにくい事この上ない。

最初に言い訳。留め具を差し込む穴が空いていますが、ここに金具を差し込んでもグラつくので外しています‥‥いろいろ試したのですが、太釘の頭をグラインダーで切り落とし、溝の形状に合わせて削ったものを充てがい隙間を埋め、針金で巻いて固定させぐらつきを無くすのがベストでした。

しかし人間というのは現状に飽き足らず、さらなる欲求が湧くもので、柄がもう少し長いと痒い所に手が届くのにと思い始め、柄の延長を試みました。

今しがた柄の固定を済ませたばかりなので、柄を外して長い丸棒と付け替えるなんてことはしたくありません、そこで適当な棒を結び付けて急場をしのごうかと思った矢先‥‥おっと!うってつけのものがありました。いらなくなって部屋の隅に追いやられていた掃除機の延長管です。

このような形状のベニヤ板を用意しました
延長管を刺し楔を4カ所から咬まします

適当に切り出したベニヤ板を楔(くさび)にして咬まし、テープでぐるぐる巻きにしたのです。さらなる遠方まで刈り込むことが可能になりました。

プロ(?)に出来ない事をどう克服する?


ウチの庭には背の高い松の木があります、この最頂部まで十分に手を入れるのが至難の業。ハサミの柄を延長させても無理、またウチにある脚立でも太刀打ちできません。

今までプロの造園業に依頼していたのは、ここを整えてもらうためといっても過言ではありませんでした。以前はシルバー人材センターにお願いしたこともあったようです。しかし仕上がりを見て愕然!この松の頂上部分だけ剪定が残されていたらしいのですね。

ここに手が届かないからこそ任せたのに‥‥お年寄りだし依頼料金も安かったから仕方ない、と父が無念がっていたのを思い出します。

脚立を立てずに寝かして使った


自力でやると決意したからは、使える道具をフル動員してやり遂げるしかありません。以前から考えていた手段を実行しました。すぐ横に位置する一階の屋根から脚立を渡し、松の最頂部までの橋とします。

※十分に注意したうえ自己責任でおこなっております

脚立の一方を松の枝に掛け、一方は屋根に掛けます。これは想像以上に怖い作業でした。枝が折れたら真っ逆さまですからね。何度も枝の強度を確認し、恐る恐る一歩ずつ踏み出していきます。

恐怖は克服できる!を体感


さすがに両手を脚立から離しての作業をする勇気はありませんでした‥‥と言いたかったのですが、作業しているうち、松の枝が私の体重64キロを支えてくれていると確信し、手を離し、両手で枝切りハサミを操れるようになりましたよ。

慣れるもんですね。正しい判断と少しの勇気があれば、恐怖は克服できるとのだという教訓を得ました。

なんとかこの背の高い松の剪定を終えましたが、どうしても手が届かなかった死角部分は残ってしまいました。我が家の二階からしか見えないしご愛敬ということで‥‥来年以降はここも克服する技を考案中です。

農業に希望を見た


さてこんな具合に剪定作業で四苦八苦しつつ、とあるイベントを見学に「さが農業まつり2025」

農業県・佐賀の農業イベント。大変な人気で、平日の午前中にもかかわらず、会場の随分手前から駐車場に入りきれないクルマで渋滞気味。

「真っすぐだと佐賀空港、農業まつり会場には行けません、左折されたし」と途中看板がありますが、構わず真っすぐ行って佐賀空港の駐車場に停め(佐賀空港の駐車場はどれだけ停めても無料)そこから15分ほど歩いて会場に向かうのがスムーズ(※来年の自分のためにメモ)

まずは農機具販売コーナー。最新鋭の農機具が一堂に会し壮観な眺めです。まだまだ日本の農業も先行き明るい!という気持ちにさせてくれましたよ。

メカ好きにとっては胸躍るマシンがそろっています
「ヤン坊マー坊」リニューアルしてたんですね!
リラックマ運転しとった…

もちろん地元農産・海産・畜産物の販売コーナー・飲食コーナーもあります。

海産物コーナー
佐賀は畜産業も盛ん

そんな盛沢山な会場の中、刃物屋さんの出店コーナーに目を奪われます。そして見つけました!「雑草根切り鎌」

運命の出会いで手に入れた!


左利き者には「クロスドミナンス」という特殊能力があります。右利き者に都合の良い世の中の仕組みに順応するため、右手使いの物を器用に使いこなす能力。

私も大概の物は右利き用のをあえて左で使ったり、ある時は右手で使ったりするのですが、右利き用の根切り鎌だけはどうしてもうまく使えない。左利き用が欲しいものだ、と同じく左利きの従兄と最近話していたところ。その想いが天に通じたのか、見つけてしまったのです。

右利き用に比べて幾分高価になっているものの、この出会いは運命!とばかり思い切って買ってしまいました。庭の雑草刈りや町内清掃が楽になりますわ~

農業県・自然県の佐賀にあって、自然に関われる道具をこういったイベントで購入できたという事に喜びを感じてしまいました。

悪徳?瓦吹替業者に襲来された

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

耐震補強工事においても詳しいです

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