ダストボックス…ボックスといえるのか疑問ですが、斜めタイプのを作ってみました。
目次
・ゴミ問題の深刻さを考える
・地域でゴミ捨てルールが違う戸惑い
・高温窯に警鐘を鳴らす…
・このスペースは盲点だった!
・古い木材ストックも考え物
・スペース問題の解決は「斜め」
ゴミ問題の深刻さを考える
ゴミ問題は深刻ですね…全国のゴミ最終処分場がもうすぐ満杯になり、およそ20年後にはゴミの埋め立てが出来なくなるとか。
ゴミの分別を徹底して、燃やすゴミの量を減らし、焼却灰を減らして、満杯になるのを遅らせる事が現段階での有力処置のようですが、実際には上手くいっていないのが現実です。
たとえばプラスティックゴミ。大量消費社会に置いて大量に発生する梱包に使われるビニール、ファストフード店などで発生する使い捨てストローなど様々です。これが効率の良い再利用方法が確立出来ると環境問題は良い方向に改善するのでしょうが、それは上手くいっているのでしょうか?
分別されたプラスティックゴミを集めてもリサイクルゴミとして処理しきれず、持て余している状況の様子。それが海洋に捨てられ海洋浮遊ゴミになっていたりします。また収集するのに人件費がかかるとか、収集車のガソリン費用も問題になっている状況……排ガスによる環境負担も頭の痛いところです。
これらの解決には専門家によって研究されているのでしょうが、個人で出来る事は、その地域によっておこなわれているゴミ収集の方法を遵守する事しかないと思います。私は千葉と佐賀の二重生活中ですが、それら二つの地域によってもゴミ捨てのルールが違い、戸惑うことがあります。
地域でゴミ捨てルールが違う戸惑い
千葉ではプラスティックゴミはリサイクルされるため、分別し決められた日に出す事がルールで、ちゃんと洗ったうえで市指定の袋に入れて出しています。ところが佐賀ではそのプラスティックゴミの分別が無いのですね、燃えるごみと一緒に出して焼却される仕組み。
はっきり言って分別しなくていいのはラクですが、もったいないな‥‥分別したら資源になるのに、と千葉感覚で思う事もしばしば。
ちなみに千葉の近所で、ゴミ捨て場に分別されていないゴミ袋が捨てられていたらしく、そのゴミの中からおマヌケにも裁断されていない封筒が見つかり、住所氏名がバレて捨て主が発覚、古参のご近所さんから叱られていましたっけ‥‥今考えると、佐賀のような分別ルールのところから引っ越してきた方だったんじゃないかと思います。
高温窯に警鐘を鳴らす…
佐賀は高温度の燃焼設備があり、塩化ビニールなどのプラスティックゴミでも、ダイオキシンを出さずに燃焼させるという触れ込みではありますが、その設備も老朽化し性能が落ちることだって考えられます。
実際、私の住んでいる千葉・市川市は燃焼窯の故障で、持ち込みゴミの受け入れを中断しているらしいです。普通の燃焼窯でさえそうなんですよ?ましてや、佐賀のようなプラスティックゴミも燃やせる高温の燃焼窯が故障したら?‥‥高温窯はリスクが大きそうですし、そうなったら市民生活は混乱に陥ってしまうのかも。
しかし素人が神経をすり減らしてもどうしようもありません、とにかく決められたルールに従ってゴミ出しするより手立てはないのです…
両方の地域で共通しているのは、ビン缶ゴミとペットボトルのゴミはちゃんと分別されている事。
それにしてもこのビン缶ゴミやペットボトルゴミ袋は大きくなりかさばりがちですね。今回は実家にて、これらの袋を収める事のできるダストボックス?正確に言うならダストスペースを作ります。
このスペースは盲点だった!
これまでこれらビン缶ゴミ袋・ペットボトルゴミ袋の入った大きな袋は床置き、邪魔で仕方ないのです。そこでダストスペースがどこかに設置できないかを探しました。
ここは先日プラスティック収納ケースを一つ処分して、その分のスペースが空いたんです。でも右横が勝手口で、広くなった分通りやすくなり、ダストスペースの設置でまた狭くするのもどうかと思いました。足腰の弱った母もこの勝手口をよく利用するので尚更です。
盲点ともいえるスペースを見つけました。こちらレンジ横、ゴチャゴチャにガラクタといえる小物が置いてあり、整理しレンジ台を移動すればスペースが出来そうです。
寸法を計測し製作開始。
古い木材ストックも考え物
母を見送ったらこの家は処分する事になるので、ここで作るものもいずれゴミになる前提です。だからなるだけお金を掛けたくない、ゴミとなる前提のものに、お金を掛けるほど馬鹿らしい事は無いですから。そこで父が残した木材のストックを使いますが、これが古いものばかりなんですね。
表面が経年劣化で赤茶けたものばかり、切った断面を見るとその古さが一目瞭然。しかし組み立てていくうち、見た目だけでないのが分かってきました。
ネジを打ち込んて行くと「パキッ」割れてしまうのです。事前にドリルであたりの穴を開けているにもかかわらずですよ、木材自体が劣化していたのですね、そこでクランプで押さえながらネジをねじ込んでいく事に…割れるのに気を使いながら作業を進めていくなんて、初めての経験です。
こちらはレンジを乗せている天板の延長作部分、これも経年劣化が顕著です。求めるサイズに切り出した後、サンドペーパーで磨いてやっと木目が現れました。こんな時仕上げサンダーがあればもっとキレイになったはずなんですが…仕上げサンダーは千葉の本宅が常駐場所。
ここに先程作ったものの脚となる木枠を取り付けます、ちなみに斜めに板を取り付けるために、受け木を取り付けています。
組んだ後、べニヤ板を取り付けました。ペットボトルを入れた袋はそれほど重くないので2.3mm厚のべニヤにしておきました…というかそれしかストックが無かったので。
ビン缶の入った袋はそれなりに重いですが、耐えてくれると信じましょう、たわんだら二枚重ねにして補強する事とします…完成。
スペース問題の解決は「斜め」
以前作った台形台所カウンターもですが(「自力キッチンリフォームの基準を変える?「台形」というカウンターの形・台形キッチンカウンター①」参照)これからの重要ワードは「斜め」ではないかと思います。
正四角形で考えればわかりやすいと思います。縦横より対角線が長いですね?斜めの発想で長さや面積が多く取れるようになるかもしれませんよ。
「斜に構える」「斜に見る」など斜めには余り良い意味では使われません。色でいうなら「縦」「横」は「白」「黒」斜めは「灰色」ってところですか?でも灰色は融通とも受け取れると思うのです。「斜め=融通」の考えが、新たな視点での発想を与えてくれるのかもしれません。
それにしてもこれが千葉でなくて良かった。佐賀と違い千葉ではビンと缶も分別しなければいけないので、今回のダストスペースが2段に対して3段にしなければならずスペースが足りなくなるところでした。
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