外付け物置を木製で作ります。2シーズンをまたいでしまいましたが…
目次
・100人乗っても…のメリットは?
・スチールの欠点が木製の自信に
・奥行き無いのにはには理由がある
・過去に作ったアレも入れたい
・内装材を慎重に使うわけ
・痛恨の大ポカ!…回避を思案
・新しいアイディアは実現できるか?
100人乗っても…のメリットは?
新築の我が家は収納場所が少ないのです、いや我が家の荷物が多すぎるのかもしれません。
大抵の空きスペースに収納個所を作ってきました。それでも足りず、いよいよ外に収納個所を求める事となったのです。
外物置と言えかばスチール製の製品が思い出されますね。
「100人乗っても大丈夫!」いう触れ込みの会社製のが有名ですが、100人乗っても大丈夫というメリットはどこにあるのでしょうか?100人分の重量に耐えなければならない状況は、なかなかないと思われます。
隣接する建物が崩壊して上にのしかかってきたら、瞬間的には100人分の重量の騒ぎではありませんし…もし地震の揺れや暴風にも耐える強度を持つ、というのが訴えたいのなら、もっと別のストレートな宣伝方法があると思うのですが…
スチールの欠点が木製の自信に
さてこのスチール製物置、実家の隣家さんも使用しておられまして、最近になって買い替えられました。収納荷物が増えすぎて、古い物置が手狭になったというのも理由ですが、錆びが発生し天井部分に穴が開き、雨漏りがするようになったらしいです。
スチール製の物置とはその程度の耐久性能なのかと意外な感じがしました。
実家にも古いスチール製物置はありますが、錆びて穴が開くような状況までにはなっていません。ただ表面が白っぽく劣化して、触ると白い粉が付くようになってしまいました。
それらの欠点を除けばスチール製外物置も悪くは無いと思うのですが、我が家に置いた場合外観とそぐわないだろうから、外装と一体化するような木製の物置を作ろうと決心したわけ。余り木材も消化できるし……
丈夫さをうたっているスチール製物置がそんな具合なのなら、木製物置もちゃんとメンテナンスを施せば、同じような耐久性を発揮してくれるのではないかと自信を持ちました。
奥行き無いのには理由がある
家の周りには物置を設置できそうな個所が3か所ほどありますが、今回はクルマを置くスペースに面した北側の壁に沿って作ります。ここには主に大工道具を入れます。
現在大工道具類は二階の収納庫に入っていて、作業スペースにしているクルマスペースにほど遠く、いちいち道具を持って降り、使ったら上げでしまうのがとても面倒なのです。ここに物置を作って大工道具類を収納出来たらどんなにか楽になるだろうと夢見ていました。
大工道具類は電動カンナと、特に大きなものも無く細々としたものが大半で、棚板で細かく区切って積み重ねるように収納出来れば、物置の奥行きも大して必要としません。奥行き350ミリ程度なのでクルマスペースへの干渉も少なく、クルマの出し入れにも支障をきたさないだろうと思われます。
過去に作ったアレも入れたい
今回その大工道具類を収納するだけではつまらない、付加価値をつける事にしました。以前作った衣桁からヒントを得た布団干しスタンド(「布団干し台を作ってみた」参照)これを収納できるようにします。
二重構造といえる棚段を考案しました。内側の棚枠に布団干し台を掛けるようにし、その周りに扉の付いた棚枠で囲うような構造です。
普段は合板と木枠で作ってしまう棚枠ですが、今回布団干し台というかなり重量のある物を掛けるため、杉集成材を使いました、これは以前台所棚を作った時に余ったものです(「ログハウスの収納・台所の棚はこう作った」参照)
今までこの余った集成材を、どのように使いまわそうか考えていたのですが、ついに良い使い道が見つかりました。しかも寸法的にもピッタリときたもんです、少しも余すことなく使い切りました。
内装材を慎重に使うわけ
その周りに雨よけのためと、扉をつけるための外側の棚枠を作ります。扉本体は木枠と板の組み合わせ、その板をこの新築家屋建築に余った化粧板を使いました。この化粧板、色々なところで使い重宝してきましたが、無限に使いきれないんじゃないか?と案じていたのが、いよいよ先が見えてきました。
それはそれで嬉しい事なのですが、今度は足りるのか?という問題が持ち上がりまして、残りの総寸法を測って計算してみたところ…必要な分がなんとかギリギリ確保できそう、そこからは失敗してやり直すことの無い様、慎重に慎重に加工をおこなう事にしました。
痛恨の大ポカ!…回避を思案
進めていくうち、さらに新しい付加価値を取り付けるのを思いつきました。布団干し台2つの間を渡す棒‥‥今まで棒と言うか、長尺の角材を渡してそこに布団を置いて干していたのです。
しかしそれでは心もとなく不都合が多かったものですから、しっかりと布団を支えられる様、木枠に加工したものを作り、それも収納できないか?と閃いたのです。この木枠は結構長くて、収納が一筋縄ではいきません。メイン収納を越えて隣の予備の収納個所まで場所を取る事となりました。
それを収めるため木枠にこのような掘りを付けます。
その布団置き木枠をはめ込むスペースが出来たのですが…おっと!大ポカ!!これだと当初予定していた3枚の扉ではその木枠の出し入れが出来ない事に気が付きました。そこでやむなく2枚の観音扉に変更。
新しいアイディアは実現できるか?
しかし角材と化粧板で作った扉は結構重くて、思った様に開閉が出来るのか不安です。そこでまた新しいアイディアが降りてきました。
扉を支えるため、キャスターを付けた支持棒で重量を緩和させようというわけ。しかも、ここの地面微妙に傾斜が付いているので、扉の開閉でキャスター部分が行き詰まったり、浮いたりしない様上下稼働できるサスペンション付きのキャスターを考案、それを組み込みます。
さて、ここまでは前回帰省時の作業でした。次回からはその続きをほぼライブでご報告する事になりますが、あの時あれほど画期的だと思っていたサスペンション付きのキャスター、2か月の間にどのような構造にしようと思っていたのかをほとんど忘れてしまっています‥‥
さて思い出しながら完成まで導けることが出来ますや否や?
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