バイクのプラスティック部分をパテで修理

目次

・猫も杓子もバイクに憧れた

・改造したり…冒険したり…

・下心から?バイクブーム再び訪れる

・オンボロ限界やっと…メンテナンス

・得意のプラスチック加工で修理を…

・エポキシパテとポリパテの特性を使い分ける

猫も杓子もバイクに憧れた


バイクとの付き合いはもう44年程になりますか……

私が高校生の頃はバイクブームの真っただ中、猫も杓子もバイクバイクの有様でした。私も学校に隠れて免許取りましたよ…とは言っても原付でしたけどね。お金があって要領のいい奴は、中型免許とか取ってたんじゃないですかね?当時原付免許は簡単な実技講習と学科試験だけで取れていたはず‥‥

たかが原付でしたけど、随分楽しませて頂きましたね。いわゆるラッタッタから始まる、スクータータイプ全盛期ではありましたけど、私を含む当時の男子は、そんなものには目もくれませんでした。

改造したり…冒険したり…


乗ったのは「ヤマハGT-50」の次に「ホンダTL50バイアルス」という機種、排気量は低く小型でしたけど本格バイク志向でしたね。GT50の方は主に改造して楽しみました。

昔は改造に対する基準は緩かったのでしょうか?マフラーを別車両の物と交換したりしてね、油と煤まみれになりながら、うまく交換できた時には達成感で一杯。キャブレターを分解掃除したりもしました。砂利道で派手にコケたのもこのバイクでしたねえ。

画像引用:BikeBros.

ホンダTL50バイアルスはオフロード車、近所は山に囲まれていたのでよく林道に分け入りました。

ある日友人と山に入り、もはや林道とは言えない、背の高い草のうっそうと茂るケモノ道みたいなところに迷い込み、傾斜もきつかったので乗るのを諦め、バイクを押し押しなんとか脱出を試みました。

やっと抜け出たところでふと振り返ると…後ろから着いてきているはずの友人がいない!ビックリしました。バイクを置き慌てて戻ってみると、友人はバイクごと谷下に転げ落ちていたのでした「ふお~い!」と気の抜けた声で無事生存を確認出来、二人してバイクをなんとか引っ張り上げ、事なきを得たのでした。

その時は大変だったけど今では笑い話、楽しいツーリングの思い出です。

下心から?バイクブーム再び訪れる


そんな楽しいバイクライフも、色々なしがらみに紛れて忘却…再びバイクブームが訪れたのは30才になってからでした。女友達が何を思い立ったか急にバイクの免許を取る!と宣言したのです。バイクか、懐かしいなあ、一緒にツーリングに行ったりしたら楽しいかも…と下心?から中型免許を取る事に。

原付やクルマの免許の費用は親持ちだったのですが、この中型バイク免許は当然全部自前……免許を取ってすぐに買ったホンダBROS400でバイク屋から帰る最初の走行時には、やっと大人になれた実感と真の解放感を味わいました。

思い付きで仙台まで走ったり、最初の九州フェリー旅(女友達といっしょではない…)をおこなったのもこのバイク

しかし前傾姿勢で背中に刺すような痛みが走り、人ひとり移動するのに400ccの排気量はもったいないと思い始め、現在のXLR250に落ち着くのでした。

オンボロ限界やっと…メンテナンス


このバイクとは27年目と付き合いが長くなりました。もう相当ボロボロであちこちが痛んでいます。シートはガムテープで破れ部分を覆っていますし、ウィンカーランプを支える支柱も折れ、コード一本で繋がっているような状態に‥‥

この支柱は転倒時にショックを和らげる意味合いか、ゴムで出来ていて、経年劣化でボロっと折れてしまったわけです。今までは工作材を渡して繋ぎ、ガムテープでぐるぐる巻きにしていたのですが、もう限界。そこで根本的な修理をおこなう事となりました。

劣化ゴム同士を繋ぐのも厄介ですが、中途半端に鉄芯が入って邪魔なので、ビスを通すなど思惑どおりの行程が踏めずなかなか進みません。結局はストックしていた、厚手で加工しにくく使い道のないアルミ板を用い、筒状のギブスで繋ぐという方法に落ち着きました。

厚手でもアルミだから何とか切れます
ラジオペンチで四角に加工しました

アルミ板を適度に切り出し、ペンチで加工し、接着剤をたっぷりと流し込みつつ支柱の双方をはめ込みました。思ったより上手くいきましたよ、上手くいきすぎて拍子抜けしたぐらいです。

接着剤の接着力とも相まって、ガムテープで繋いていたのより、はるかにがっしりと安定感を持って固定出来ています、なんでもっと早くやらなかったんだ‥‥

得意のプラスチック加工で修理を…


これは壊したわけでは無く、修理時に適当なものが無いので割れていても良かったら…という前提で、行きつけのバイク屋にて無料で取り付けてもらったバックミラー。

ご覧の通り、カバーの部分が欠けています、いつかは修理をと思っていたのですが、これを機に着手しました。仕事柄プラスティック加工はお手の物。この掛けた部分を埋めるというより、板状に伸ばしたエポキシパテを繋ぐ感じで覆います。

エポキシパテとポリパテの特性を使い分ける


エポキシパテとは、粘土状の主剤と硬化剤を練り合わせると化学反応が起き、硬化するパテ。このエポキシパテ色々種類がありますが、車体のへこみ修理用になんかを選ぶと、硬化後とんでもなく硬くて加工しにくいので要注意。

今回選んだのは木工タイプ、硬化後も柔らかめ、削り加減が良いので好きなんです、100均で買ってきました。修理に使うちょうどの量が110円ポッキリで得られて経済的。

30分もすれば加工可能時間に達するので、削って研磨して整えていきます。それでも凹部分が消えない時にはポリエステルパテで修正。

これは練り歯磨き程度のペースト状の主剤に、少量の硬化剤をヘラなどで練り合わせ、化学変化でプラスティック状に硬化するパテ。これは仕事用の在り物を流用。

季節にもよるのですが、工作可能時間に達するまでには、エポキシパテより時間がかかります。急に冷えてきた昨今の夜におこなったのですが、全然固まらない。こんなに硬化が遅かったっけ?

そこで仕事用の低温オーブンに入れて硬化を促しました。この折有害ガスが発生する恐れがあるので、ベランダにオーブンを出しておこないましたよ、適度な温度だとたちまち硬化しました。

パテ盛と研磨を繰り返します
以前クルマボディに塗った専用塗料で塗ってやりました

何だかここだけが新品のようで目立ってしまう事に‥‥主に在り物を使ったので、新規修理材料費は110円だけで済ませられました。

学生の頃におこなったマフラーの交換や、キャブレターの分解掃除などはもはや出来ませんが、当時を思い出させるような愛車との濃密な時間が持てて感無量です。

アイリスオーヤマの保存食ばかりには頼っておけぬ…

外付け物置を木製で作る①

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