作業机は形状にこだわる②

作業机形状にこだわるのも楽にはいきませんでした。

目次

・初見の方に言い訳を…

・夢中だった「冒険手帳」を思い出す

・心の声は大切にしたい…

・重しによる「圧着」は今後に課題が

・天板の厚さも幅詰めする羽目に…

初見の方に言い訳を…


作業机を「くの字」形状にする作業、すでに完成してはいるのですが‥‥

もっと使いやすくするため、メイン作業机と、張り出し部分として使っている机を入れ替えるだけで完了、と簡単に考えていたのですが、現実はそう甘くなかったです。まず作業スペースに使っている作業机がどうしても長すぎる。

前回にも書きましたが、作業机の横幅で、部屋の大半を取られてしまい、ベランダに通じる動線の幅が狭められてしまうのです。それはタンスを移動することで確保できたはずでは?それでもやっぱり通りにくい‥‥そこで作業机の横幅を縮める作業に着手してしまいました。

この作業机は父が作った衣装棚を分解して組み直したものです(「作業机にリサイクル」参照)これは事前に伝えておかなければいけない、とても重要な事‥‥

なぜならこの記事を初見で画像を見た方が「おいおいこんな寄せ集めパーツの作業机かよ!?」と思われるかもしれないから。はい、その通りはっきり言って、寄せ集めジャンクパーツの組み直しなんですよ(笑)

夢中だった「冒険手帳」を思い出す


その組み直し作業台をまた分解、さらに組み直しています。長尺のボルトを外し、脚パーツと脚パーツを渡す繋ぎの角材を目的の長さまで切り、再び脚パーツを取り付けます。

これら角材の加工で苦労するのは「硬い」という事、これはケヤキだと思われます。いつもは柔らかい杉材ばかり使っているので、父の残したストック木材を使う時にはいつも泣かされます。とにかく硬く切るのも大変なら、今回ボルトを通す穴を開ける時も苦労しました。

ドリルに体重を乗せられる、上から下に向かって穴を開ける作業なら、それほど苦労はしないのでしょうが、位置合わせのため立てる事が出来ず、横に向かって穴を開けるのですが力が入りません。なかなか刃が入っていかない、摩擦で煙ばかりがモウモウと…

なんでもやってみたい精神の塊だった少年の頃「冒険手帳」という少年向けアウトドア(サバイバル術?)の本で火おこしの方法が載っていました。

はっきり言って名書です「冒険手帳

弓の弦に木の棒を巻き付けた装置を作り、弓を動かすことで木の棒を回転させ、摩擦熱で火を起こす方法に興味津々、早速やってみました。その時の同じ原理で発生した煙…なんだかこの匂いにタイムスリップしたような懐かしさを感じてしまいました。

しかし8か所も穴を開けているとやがてにコツがつかめてきます、最後の方では踵で手前に寄せる様に抑え、ドリルをむこう側へ押しやるための力が入るようになり、スムーズに開けるのができ、煙も発生しなくなりました。

これらを長尺ボルトで繋げ、作業机のうち脚を含む本体は出来上がりました。その上に置く天板ですが、これも目的の長さまで詰めてやります。取り付けていた桟を金槌で叩き強引に外し、端に付け替えました。

こちら幅詰めした作業台天板の裏側、赤矢印部分は縮める前、桟を貼りつけていて金槌で叩き落した個所です、木工用ボンドの塗跡が残っているという事は、圧着出来ていなかったって事ですね。今後の精進を誓い、恥ずかしながらあえて晒します…

心の声は大切にしたい…


さて今度は張り出し部分です。これは有り物を流用していましたが、結局新たに作るべきだと判断、作業机本体と同じように、父が残した材木のストックで作り上げます。

枠と桟は木材のストックの中から使えそうなものが見つかりましたが、天板になる5.5ミリ厚のベニヤは、仕事で使うため一部切り出してあり、その分寸法が足りません。そこで切れ端として残っていた別のベニヤで継いでやりました。

このベニヤの一部を仕事に使ったのは最近なんですけど、切り出す直前、なんだか使わない方がいいのでは?って予感がしてたんですよね‥‥この作業台を急遽作る事になって、その予感が的中したと感じました、やっぱり心の声は大切にすべきですね。これを木枠に貼り込みます。

重しによる「圧着」は今後に課題が


木工用ボンドを接着部分に塗り、ベニヤを貼り込み、ブロックで重石をし、圧着させます。

重しにピッタリの手頃なブロックが見つかりました

またもや重りで圧着させる方法にトラブルが、一部完全に密着出来ない箇所が発生してしまいました。ボンドが固まった後、それに気が付きましたがどうする事も出来ません。

やはりクランプで絞めて確実に接着させたいところですが、この大きさですとクランプが大量に必要な事もあり難しいところです。この先本宅に帰り作業机の集大成、決定版ともいえる作業机を作らなければいけないので、どうすればいいのか今後の課題を残す事に。

この張り出し部分、一方の端は作業台本体に繋ぐので、脚は一つあればいいのです。これも父が衣装棚にしていた脚を捨てずに残していたものを、天板に合わせて幅詰めし使っています。

これらを組み合わせ、計画通りのくの字デスクが出来上がりました。

‥‥と言いたいところですが、計算違いで段差が生まれてしまいました!

脚を切り詰めのるのは構造の関係で出来ません。天板の厚さ狭める事しか、高さを合わせる方法はなさそう‥‥

天板の厚さも幅詰めする羽目に…


この張り出し板の厚さを狭める作業ですが、鋸でおこなうと大変です。枠材はケヤキなので硬く、どのぐらい時間がかかるかは見当もつきません。

そこで丸鋸の登場となるわけですが、枠材をぐるり4辺切っていく作業は素人には困難が予想されます。

この15ミリを埋める定規とでも言いましょうか、角材と長尺の板を組み合わせ、ネジで止めただけの物を作ります。

これを当て、ぐるりと一周丸鋸を走らせてやりました。効果テキメン!ほぼ狂いなく同じ厚さで幅詰め出来ました。

段差はきれいに無くなりました

改装された作業机。使い心地は良いようです、やはり左側張り出しで正解でした。本宅作業台製作時にはこれを参考に、もっとスマートで使いやすいものを作ってやります。

作業机は形状にこだわる①

手前味噌を道具が揃わないまま作ってみた①

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