和トイレ改装物語

和トイレ改装した経緯をご報告します。

目次

懐かしトイレには無駄が多かった

和式トイレの合理性は後から知った

・「小用は座ってする派」をアピールする

・良い業者さんに恵まれる

・嫌な業者さんのババを引いた

内装作業はDIYの出番

最大の功労者は誰だったか?

懐かしトイレには無駄が多かった


これは旧宅での事ですが、内見の際最初にトイレを見た時の感想が「うわ…懐かし」でした。

当時築40年で、トイレも便所と呼ぶのがふさわしい様相だったのです。漆喰の壁、床ギリギリにある明り取りの小窓、そして和式便器と殿方だけが使える小用の便器との二つが設置してありました。いくら懐かしモノ好きの私でもここをこのまま使うのはちょっと…

和式トイレの合理性は後から知った


実は和式トイレは排便するのに、身体生理的には都合がいいらしいですね。あの姿勢で直腸が真っすぐになるため、便の出し残しが無いとか…洋式トイレの姿勢だと、直腸が折れ、角になった部分に便が残って残便感が発生してしまうようです。

それとこのコロナ禍の折、むやみに皮膚の接触を避ける意味でも、和式便器は良いのではないかと思われます。

しかし洋式トイレの快適さに慣れてしまった者にとって、しゃがみ込むタイプの和式トイレには戻れない…それと私は座って小用を済ます派なので、男専用の小用便器を備えていても仕方がないのです。和式便器と小用便器を撤去し、洋式便器一つにすれば効率よくトイレが使えるようになります。

良い業者さんに恵まれる


そこで大工さんの出番。両方の便器を取り外し、小用便器の排水口は廃止…トイレを狭めたら余剰スペースが出来ました。ここへ新たに作りたいものがありました、どのようになるのか次回記事にします。

壁の内側は合板を貼り込んだまま仕上げは自分でおこなう事としました、経費削減のためです。

それとドア。気に入るサイズとデザインの物が無かったので、とりあえずドアは付けないでおいてもらいました。

大工さんは若いのに日本家屋が好きで、いずれ日本家屋を建てたいという事で話が合い、もっといろいろ聞いてみたかったのですが、ここで仕事終了。お別れとなりました。

悪い業者のババを引いた


ここからはいろんな業者の方が入りましたが、大工さんとは違いあまりいい感じの方々だったのが残念です。便器を取り付ける水回り施工の業者さんは、パンチパーマにゴールドのネックレスといういで立ちの、ヤ〇ザチックな方でした。

便器の取付と同時に、洗濯機の排水口は「トラップ」にしてほしいとお願いしてたのに、普通の排水口だったので、やり直ししてもらうといったお粗末な仕事ぶり、ロクな謝罪もありませんでしたね。

そのクレームの腹いせか、便器を取り付ける際、死角になる背面の壁に先行して珪藻土を塗っておいたのを見て「すごいですね、普通こんなに上手に塗れるもんじゃありませんよ」と明らかに皮肉のこもった言われ方をしてムッときました。

さらに不快だったのが、床面にビニールクロスを貼る職人。大工さんとの引継ぎの時、ドアがまだ取付られていないのを説明され「究極のバリアフリーだな…」と小声でボソッと…聞こえてるぞ!状況が許さなかったんだから仕方ないだろ!!…とても不愉快な印象が残った業者でした。

内装作業はDIYの出番


ここまでは他人にまかせた不愉快、和トイレリフォームでしたが、残りは自力で整えていくことになります。いつまでもカーテンで仕切るというバリアフリーにしとく訳にはいかないので(苦笑) まずはドアから。

トイレ奥行きが狭まったため、その分ドアも狭めなければなりません。しかし規格のドアで希望の幅とデザインのが無い…そこで自分で作ります。

大工さんからは出入りに難儀するんでは?と心配されていましたが、結果なんの苦労もなく出入りできました。この時のドアを作る技術は後に娘の部屋を整えるに役に立つ事になります。

左上の小窓にこだわりが…以前住んでいたトイレのドアには小窓が無く、よく照明を付けっぱなしにしても気が付かない事が多かったものです。

それをなくすためドアを閉じてても、照明が消し忘れていないか、一目瞭然の小窓を付けたかったのです。

本当は曇りガラスをはめたかったのですが、ガラスを切る技術が確立できず(家に余っていた曇りガラスを切ってみたのですが、何度やってもうまく切れなかった)半透明のアクリル板をはめ込んでいます、仕上げは壁紙を貼りました。

内装にもいろいろ凝ってみました。ちょっとした小物を置く棚は、フロア材の余りの流用、我が家ではここに臭い消しの線香と線香立てを置いています。

用を済ますと線香に火をつけて臭いを消すのです。おかげで娘は今頃の子供にしては珍しくマッチの使い方を習得、理科の実験の時間、アルコールランプに火をつけるのに手慣れたした「マッチマスター」として一目置かれたと言っております(笑)

その小物置の棚の下にはトイレットペーパーホルダー。このトイレに似合うホルダーが見つけられなかったので手作りです。工作材を組み合わせて作成、ニスを塗って仕上げました。

ペーパーカット部分には、キッチン用品のラップフィルムに付いていた金属刃を取り付けていますので、市販のトイレットペーパーホルダーより紙の切れは抜群に良いです。

ちなみにこのトイレットペーパーホルダーは、新しい家でも引き続き活躍してくれています。

最大の功労者は誰だったか?


さて、これらは新設された合板壁に取り付けたので、ネジでしっかりと固定されていますが、タオル掛けは取り付け箇所が土壁なのでそうはいきませんでした。

地盤が土壁で脆いため、普通には取り付けられません、どう対処したでしょうか?実は壁の裏側(トイレの外側)から長尺のネジを打ち込み、壁を貫通させて取り付けたのです。なかなかの荒業ですよね。

こんな感じで人々の手を借り、最後はDIYで仕上げたトイレですが最大の功労者は…?

内壁は吸湿効果があり、臭いも吸い取ってくれるという「珪藻土」を塗り込んだのですが、そのころ好奇心旺盛で、私もやる!と言ってきかなかった幼い頃の娘だと思われます。

バッテリー充電の器具を買う羽目に…

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プロフィール

中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

耐震補強工事においても詳しいです

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