リビングの木製収納棚をおしゃれに手作りしてみた

目次

・四角四面はつまらない!?だから凝ってみた

・組み継ぎは早々に挫折

・真打登場?ぜひとも欲しい電動工具

・間違いは気になったか?

リビング木製収納棚をおしゃれに手作りしてみました…ウチには似合わない?

四角四面はつまらない!?だから凝ってみた


リビングという場所は家の中心という事で、何かと気を使いますよね?

出来ればスッキリと、見栄えの良い感じに保っておきたいものですが、なかなか思うようにいかないのが現状です。とにかくウチには収納スペースが少ないんですよ!あっても天井が斜めの空間とか変則的なスペースが多いんです。

実はその変形スペースの方が、DIYのやりがいが起きるんです。工夫のし甲斐があるというか。だから今回作ったのは、部屋の隅の四角四面という、割と面白くない空間だったりするわけですね。だから少しでも面白みのある収納棚を作ってやりたいと思ったわけです。

普段なら合板と角材で組んで、はい、終わり!で片づけてしまう物を、少しでも手をかけたおしゃれなインテリアに見せかけてみました。イメージソースはこちらですね、我が家のトイレの小物棚。

これは以前IKEAで購入したものですが、こういった格子にセンスを感じてしまいます。家人も同感のよう、私が作ってきたものが武骨な物が多かったからですからね。家人は光が当たった時の影が斜めに差しているのが、アーティスティックで面白いとも言っております。

組み継ぎは早々に挫折…


しかしこれを本格的な工法で作るとなると結構細工が大変なわけですよ。本当は強度も重視した、本格的構造で作ろうと思い、ノミを使ってホゾを空け、簡単な「組み継ぎ」をしたいと思っていました。

しかし実験的に実行してみたところ、これが大変!なまじの技術しか持たない私には、どうにも手におえないものでした…

杉材で軟らかい材質にもかかわらず、思った様にノミが入っていかない……私には「堀り」の技術が無いな、とつくづく思い知らされました。画像を見て頂いても悲惨な状態ですよね。

この掘り込みを一つの棚で片側13か所、両側では×2で26か所、これが二枚ですから52か所‥‥早々に組み継ぎで作り上げていくのを諦めました。

以前から考えていた方法で、組んでいく事を実行します。いや正確には組むとは言わないのかも‥‥限られた時間で作るには、手間を省かなければいけません故、格子材を枠材にボンドで接着。乾燥後に前回でもおこなってみた、竹ひごを釘代わりに打ち込む、というのをやってみました。

壁側に面している個所には垂直に、目立っては困る前面には斜めに打ち込んでみましたよ。この辺の技術は前回の「半軌道走収納棚」の時に習得したのでスムーズにいきました。

真打登場?ぜひとも欲しい電動工具


念のためもう一度おさらいしときますね。

①竹ひごを打ち込む前に流し込む接着剤は、木工用ボンドより、液体タイプの瞬間接着剤(瞬間接着剤には、木工用に粘度の高いゼリー状タイプが存在する)の方が深く染み込み都合がいい。

②はみ出た竹ひごはカッターで切り取ろうとするより、ノミと金槌で叩き切り落とした方が、きれいにに切断で出来る。

③サンドペーパーによる最終仕上げで、打ち込み穴はほぼ目立たなくなる。

実は前回の記事では書いていなかったのですが「仕上げサンダ」という電動工具があって、これを使いました。

要は電動サンドペーパー掛け機なんですが、これがあると超絶ラク!しかも仕上がりもきれいなので一家に一台必需品と言ってもいいぐらいのスグレモノなのです。

この仕上げサンダは、サンドペーパーを取り付ける事が前提となっているのですが、ケチって安い紙製の物を使い、高速振動であっという間に消耗してしまうより、高価でも布サンドぺーパーを取り付ける方が、コストパフォーマンスは抜群に良いです。

これを使って打ち込み部分だけでなく、あらゆる面、および角を落とすなど万遍なく磨いて全体的に柔らかい仕上がりとなりました。

四つ脚のうち、後ろは壁に直接固定させるとして、前の二脚は簡単な組み継ぎを施してみました。二か所ぐらいなら組み継ぎも楽でした‥‥格子材取付で挫折した悔いを少しは晴らしました。

間違いは気になったか?


支柱として幅広の角材を取り付けたのは、ここに精米機を置く予定があったからです。精米機を作動させるとかなりの振動が起こります。その振動に耐えてくれるよう、しっかりとした脚をつけておきたかったので‥‥完成。色合いも周囲と違和感なく出来上がりました。

実は間違えて、二枚の格子板の一枚、前・奥を間違え、竹ひご打ち込み面を前面に出してしまったのですが、注意してみないと全く分かりませんよね?これも仕上げサンダの効力だと思われます。とにかく多少のミスなどはきれいに均してくれるので、大変に有難い電動工具です。

妻が言うところの、アーティスティックな斜めに差し込む光なら、ダブル光源で交差するというイレギュラーな効果もあり、先述のトイレの小物置きが醸し出す光具合にも負けないと思っていますが、如何でしょうか?‥‥こんなところで張り合ってどうする(笑)

収納庫の引き戸をキャスターで「半無軌道走」させる!③

木製取り付け家具を自作する日々…帰省作業総括

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中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

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