移動棚はキャスター付です、しかもごく普通のキャスターなんです…
目次
・痛恨の大失敗!棚が立ち上がらない!?
・孤独なリテイクに耐え抜いた…
・安定して移動させるための「軌道」を確保
・家具より壁!圧倒的な存在感
・最終的な想いは叶わず…
痛恨の大失敗!棚が立ち上がらない!!
この移動棚、本体自体は大して難しい構造では無いんです。簡単に言うと「厚ベニヤ+角材枠」で棚板を作って、6本の支柱(角の4本の他に安定感増すため中央部分に2本追加した)で繋ぎ合わせた代物です。
そこにキャスターを付けて動かせるようにしたものですから、構造的にはサイドテーブルとして重宝しそうな小型のキャスター付き移動棚と変わりありません、ただホームセンターでは販売不可能なぐらい大きなだけで。
この本体は寝かせた状態で作りました、天井と床の高さを測って、本体とキャスターの高さと合わせると天井まで数センチ隙間しか空かないよう計算し、めいっぱいの大きさにしたわけですよ、出来上がりました、立ち上げました…立たない!角が邪魔して立ち上がらないんですね、これは大失敗!!
孤独なやり直しに耐え抜いた…
どうしようもないので一度分解し、立てた状態で組み直しましたよ。助手がいるのならともかく、まるっきり一人の作業ですから、紐で仮り組みなんかしたりして…苦労しました。しかも支柱の底断面にはすでにキャスターが付いているものですから、コロコロ動いたりして上手くいかない…なんとかかんとか組み上げましたよ。
キャスターも支柱に合わせ全部で6つ。1つの重量上限が30kgですから、30×6=180㎏の荷物を収納できるわけですね。特別なキャスターでなくても、これくらいの重量に耐えられるものが出来たのはちょっと感動でしたね。
安定して移動させるための「軌道」を確保
これに普通に売られているキャスター付きの移動棚とは、ちょっと違った付加価値を付けてやりました。この大きさです、もしもの時の危険性を想定しその対策も考えた工夫です。
レールというかガイドを取り付け、そこを這わすための横向きのキャスターを取り付けてみたのです。向かって右側はこんな感じ。前の記事でも取り上げましたように、天井板の裏の梁を見つけ出してガイドになる木材をネジで取り付けました。
左側はこんな風、取り付けたキャスターで壁を這わせます。
取り付けたガイドと壁で挟みこみ、軌道を脱しないようにしてやったわけですね。オマケに下キャスターの一部にもガイドを取付け、軌道を確保にしてやる事で、より安定感を持って安全に移動できるようにしてみました。
家具より壁!圧倒的な存在感
スケルトン状態でもよかったのですが、あまりにもガラクタばかりで見苦しかったので、ベニヤ板で片側を塞いでいます。ただの目隠しで強度とかは関係ないため、ここは薄手の2.3mm厚のものを使ってます…もうこれは家具というより「壁」ですね。
軽い荷物の収納を心掛けたのですが、ほぼ満杯になると相当の重さになります。動かすのに手すりの必要を感じ、こんな具合で取り付けてやりました。下の方に取り付けてやったので、重心に近いのか安定して動かす事が出来るわけです。縦の手すりというのも変わってていいでしょう?お気に入りでした。
最終的な想いは叶わず…
これだけ広い壁面が出来たのですから、コルクボードやホワイトボードを取り付けたり、ポスターを貼ったりと情報を収集するにぎやかなスペースにしたかったのですが、そこまではとうとう叶わず…旧宅解体と共にこの移動棚も処理されてしまいました。
解体作業の方たちに「なんだこれ?面白いもん作ってたんだなあ」なんて思われていたら本望なのですが…今頃は木片チップとして加工され、植物の育成に役に立っているはずです。
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