台所の木製カウンターはもっと早く再塗装してやればよかったです。完成からその数年後木製カウンターがどのような運命をたどったか報告していきます。
目次
・その形状故に問題も発生した
・既製品チェストの不都合を利用する
・水回りの木製カウンターは小まめなメンテが必要…
・平衡感覚がおかしくなる、愛しの台形カウンターとのお別れ…
その形状故に問題も発生した
広さを確保することが出来た台形カウンターですが、その特異な形状故にデメリットも発生しました。
それはカウンター下の収納問題です。本来なら台形カウンターに合わせてカウンター下収納をも作り上げるのが良いのでしょうが、私の技術でこのような理想形態のチェストを作るのは無理。
台形柄の引き出し棚なんて、考えるだに面白そうだと思いませんか?余裕があれば作ってみたかったのですが、ここでの収納の確保は最優先課題だったので、既製品で我慢する事に…
そんな訳で、サイズ的にほぼピッタリなIKEAで買ってきたチェストを置きました(赤い囲いがカウンター下のチェスト部分)
しかし、図のようにデットスペースが出来てしまったのは不徳の至りです。
既製品チェストの不都合を利用する
このチェストに取っ手が付いてません、前面板の下を持って引き出してやる仕様なのですが、それだと台所の立ち仕事では腰を落とさなくてはならず、面倒なのでこのような金属の取っ手を付けてやりました。
チェストに合うデザインの引き出し取っ手をと散々探し回ったのですが、結局IKEA製に落ち着きました‥‥灯台元暗し。
隙間部分(デッドスペース)が出来てしまったのは、いわば既製品を使ってしまったやむを得ない不都合な状況なのですが、あえてそれを利用して、後にトレイなどを収納するラックを作ってやりました。これは思いのほか好評でしたね。
水回りの木製カウンターは小まめなメンテが必要…
シンク周りのカウンターって思いのほか水浸しになりがちなんですね…使っているうちにカウンター表面が黒ずんできました、拭いても拭いてもとれません、どうやらニス面を侵食して、ニス面と木の表面の間に発生した黒カビのようです。
ニスを過信しすぎてました、防水効果はそう長続きしなかったのです。
完成から7年以上は経った頃でしょうか、どうにも見苦しくなったので、黒済みを隠すように濃い目の色のニスを上塗りしてやりました。本当はカビが生える前に上塗りしろ!って話ですが、ついつい後手後手になってしまってたんですね。
IKEAには木製カウンターのためのメンテナンスニスが売っています、このようなニスを木製カウンターの横で売ってるのは、水回りの木製カウンターの宿命として、カビ発生も含めた小まめなメンテナンスが必要という事を暗に示唆しているのでしょう。
このIKEAのメンテナンスニスの存在を知っていながら、放置しカビを発生させてしまった怠慢が悔やまれてなりません。
また、このカウンターはパイン(松)材ですが、もし水に強い杉材を選んでいたら、カビの発生もこれほどではなかったんではないかと思っています。
平衡感覚がおかしくなる、愛しの台形カウンターとのお別れ…
このカウンター、ここまで手をかけたにもかかわらず、家の建て直しが決定し、解体時には家と一緒に処置する事に。再び「台形キッチンカウンター」を作るチャンスはまず訪れないでしょう。ここに記録としてしか残せる事しか出来無いと思うと寂しい…
帰郷などでしばらくの間家を離れ、普通のキッチンカウンターに慣れた頃に戻ってきて、この台形カウンターの前に立ちます。すると縦横キッチリした感覚の慣れからか、平衡感覚ががおかしくなったような思いに見舞われるのです。それも今は懐かしい思い出となってしまいました…
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