台所の木製カウンターDIYに着手!北欧気分(IKEA製品を揃えたような気分)を味わえるか?
目次
・適切な材料がない!木製カウンター制作は見切り発車…
・面積をどうやって確保する?父の発案に不安が…
・さらなる手練れの技を見る!不安解消へ
・シンク下の悪夢!まさかの落とし穴が潜んでいた!!
適切な材料がない!木製カウンター制作は見切り発車…
よく見かける横長のキッチンカウンターに似せたのを作るのなら問題は無いのです。
普通に売られている幅1820×600ミリ長尺の集成材がそのまま使えるのでしょうが、台形という特殊な形状の調理スペースを確保するため、カウンター面積を縦にも広げるのでそれは使えません。
適切な材料の選定が出来ないまま作業は開始されました。
面積をどうやって確保する?父の発案に不安が…
理想は、ホームセンターで普通に売っている集成材にニスを塗って、表面を美しく仕上げたいです。しかし私が知る限りでは、ホームセンターに売られているような規格サイズで、これから作ろうとしている、台形カウンターに加工できそうな面積を持つ広い集成材は見たことがありません。
特別な規格外サイズの物を探しださなければいけないのでしょうか?それとも特注するとか?
集成材が使えないのなら、合板を使用するという手もあります(前の記事で紹介したテラバヤシ設計事務所の台形カウンターも合板を使っていました)しかし一般的に売られている1820×910ミリサイズ合板でも面積が足りません。
ネットで調べてみると規格外サイズの合板は売ってはいます…しかし高い!とても予算内には収まりません。ネットでの販売だから配送料も合わせるともべらぼうなお値段です。
しかしここで父の経験が発揮されました。幅600ミリの集成材を繋げて1200ミリにするのを提案してきたのです。
正直言って不安が。
接合面積が狭すぎて強度的に問題が感じられる。木工用ボンドで接合するのですが、ご存知のように木工用ボンドは水溶性。水回りに用いるには不適切ではないか?接合線が残ってしまうのも見栄えが悪いのでは?と考えました。
しかしせっかくの申し入れだし、他に選択肢が無いということでその案を受け入れ実行する運びに。ホームセンターで購入した集成材は全長4000×600×25ミリのパイン(松)材7000円ほどです。ネットで規格外の板を購入するより全然安い価格に収まり、上の図の方法で一枚の板に仕立て上げられました。
さらなる手練れの技を見る!不安解消へ
さらに強力に接合するテクニックを目の当たりに。集成材同志を木工用ボンドで貼り付けた後、荷造りロープで縛り上げ、そこに固形物(ブロック木材とか、百科事典のような分厚いハードカバーの本とか)とかをかませてロープの張力を上げきつく締めあげ、圧着力を上げる…思いもよらない圧着技術でしたね。
厚み25ミリあるとしっかり面積が取れて、結構な接着力を発揮するものですね。微動だにしない強度で接着が完了しました。
板の真ん中に継ぎ目…という見た目の悪さに目をつぶると、最初構想していた集成材での木製カウンターに行きつくこととなりました(後にニスを塗ることによって継ぎ目はほとんど目立たなくなりましたが)
実用強度に達するまで丸一日、その間に古い流し台を外します。
シンク下の悪夢!まさかの落とし穴が潜んでいた!!
水道の本栓を止め、蛇口を外し、排水栓を外す…そして流し台を動かします。思いのほか簡単に動きました。壁にしっかり固定でもしてあるかと思っていたのですが、ただ置いてあるだけだったのですね。
簡単に動かせたのに気を良くし、何の気なしに下を覗いてみると‥‥
なんと!流し台の下の床と壁の一部が経年劣化のために腐って抜けているんですよ!
やたら台所にナメクジが侵入してきていたのは、このためだったんですね…正直これを見て心折れました。
どのように修復しようか思いもつかないで、途方に暮れていたところ黙々と直してくれたのは父です。木枠を打ち付け、合板を貼り込み…心折れた状態から回復した私は、仕上げとして隙間部分にシーリング材を塗り込みました。
二度とナメクジの姿をみないよう、祈りを込めて執拗に塗り込みましたよ。
下地処理が済み、組み立てたカウンター台座を設置し、いよいよ木製カウンター本体を乗せていきます。
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