住み替え? 建て替え?次世代への橋渡しを考えた

住み替えか?建て替えか?を決断する事になりました。

目次

・娘の結婚までもたなかった!?新たな計画を見直し

・50年の年月は木造家屋を蝕んだ…

・やっぱり「住み替え」?前住人に習うべきか?

・DIYリフォームが出来なくなる?その理由とは?

・結局どうなの?「住み替え」か「建て替え」

娘の結婚までもたなかった!?新たな計画を見直し


12年前に移り住んだ旧宅は築50年以上を経過し、現実を見つめなければならない時期が迫ってきました。

現実問題として、あちこちの家屋の痛みを無視して住み続けるのが難しくなってきたのです。当初の計画では、この旧宅にまだまだ住み続け、娘が結婚し婿と共にここに移り住むタイミングで、2世帯住宅に新築できれば、というお気楽な計画を漠然と立てていたのですが、そうはいきませんでした。

娘が結婚する前に、この家の何らかの対処をしなければいけない時期が来たのを察しました…

50年の年月は木造家屋を蝕んだ…


50年という時間の経過は、木造家屋を徐々に蝕んでいきます。家のあちこちに痛みが生じ、不都合が出る様になってきたのです。

例えばブリキのトタン屋根が劣化して、亀裂から水が浸水してくるように…また雨戸の敷居が長年の出し入れにより摩耗し、戸板が外れるようになってきました。

敷居を固定している釘が露出するほどまで擦り切れてしまったのですが、私の技術では直すことが出来ません。

トタンも吹っ飛び危険度が増しました

また近年度重なる台風の襲来で、トタン屋根は吹っ飛び、アンテナは落ち、そのうち近隣の皆様に迷惑をおかけするのではないかとの不安も募ってきました。

やっぱり「住み替え」?前住人に習うべきか?


「住み替え」を検討したのは次のような理由から。

実は先住者がこの家を手放したのは、もっと便利な地に住みたいというのが大きかったようです。この家は駅から徒歩で20分離れていてちょっと不便。

まだ若いと思っている私ども夫婦にとっては、苦にならない距離なのですが、高台の上にあるこの家では将来足腰が弱まった時に、移動するのが大変になるのかもしれません。そのうち平坦な地である駅前のマンションに引っ越した先住者の気持ちが分かる時が来るのかも…

そうならないために先を見越してこの家を売り払い、出来たお金を基に、駅前当たりのマンションに引っ越しするのが最善の策ではないか?という考えが頭にもたげてきました。

DIYリフォームが出来なくなる?その理由とは?


さらに不安な要因があります。私は近く親の介護で単身帰郷しなければらず、家の管理は残された家人たちにまかせなければなりません。

今まで、家の不備は私が何とかしてきました。経年劣化で壊れた個所を直し、備品を作り、庭の木の剪定をし…それらが出来なくなってしまうのです…いざとなった時の頼みの綱の自動車も、私しか運転できる者はいません。

そう考えると、不備があったらかかりつけの管理業者さんに来てもらえる、庭木の剪定をするわずらわしさも無いマンションで、コンパクトな住み方をするほうが良いのではないか?というのはごく普通の考えだと思われます。

結局どうなの?「住み替え」か「建て替え」


その旨を家人たちに提案してみました、答えは「否」たとえ不便でもこの地に住み続けたい、というのが妻と娘の答えでした。

この地は地盤が固くで地震にも比較的強い、高台で床上・床下浸水の心配もないこの土地を絶対的に信頼しているらしいです。娘に至っては友達が沢山いる、ご近所さんもいい人ばかりのこの土地で、一生住み続けたいらしいですよ。

なるほど…それほどそこまでこの地に惚れ込んでいるのなら、経年劣化により不安の残る家屋に家人を残していくよりも、建て替えて自然災害に強くしておくべき、という思いに変わってきたのです。

住み替えか?建て替えか?この答えはあっさりと出ました。先々、代を継ぐ娘の為にも覚悟を決めて住みやすく、安全安心な家を作って残してやるのを決意しました。

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プロフィール

中古民家住宅・新築住宅・中古物件の売却等一戸建て住宅の色々なシーンに携わってきた知識をアウトプットします、いわば「素人目線で一戸建て住宅を語るプロ?」

耐震補強工事においても詳しいです

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