ステンレス管の切断に電動工具を使い、あるものの工作を考察してみました。
目次
・やっぱり欲しい!ボール盤
・どうしてもコードレスドリルを使いたい!
・ドリルスタンドをリサーチしてみたが…
・作っちゃう?制作意欲が湧いてきた
・ステンレス切断に電動のアレを使う
・真似したくても出来ない致命的な問題が発生
やっぱり欲しい!ボール盤
以前紹介した「電気スタンド」ですが、改良をおこなっております。
しかし意外に大変な工作が必要になる事が分かり、今回紹介は見合わせ、また機会を改めます。そんな状況の中、やはり欲しいなあと思ったのが「ボール盤」
電気スタンド改良でも、ここでボール盤が使えたら‥‥という場面が多々ありました。
じつはボール盤の代用となる、というか電気ドリルを「ドリルスタンド」という器具に繋げボール盤に仕立てる手段があります。
どうしてもコードレスドリルを使いたい!
前回記事でも紹介した近所の空き家から拝借してきた(「家庭用の電動大工道具を考察してみた」参照)コードレスドリル。これがなかなか使い勝手が良いのです。一番のお気に入りなのは二段階ではありますが、スピード調節が出来る事。
低速で穴を開ける作業は慎重に作業がおこなえ、また気持ち的にも余裕をもって作業が進められます。今まで高速の電動ドリルしか使っていなかったので、これは新しい発見でした。
それとボール盤の最終目的である「ボール&ソケットジョイント」の製作時においても(「ボール盤・バイスも含めて日本製だったか?」参照)ドリルの回転速度は最遅に、と紹介されています。真鍮ボールは小さい上硬いので、ゆっくりと確実に穴を開け進めなければいけないのでしょう。
このコードレスドリルの緩い速度なら、問題なく真鍮ボールに穴が開けられるに違いありません。そういったわけで、どうしてもこのコードレスドリルをドリルスタンドに接続して使いたいのです!
ドリルスタンドをリサーチしてみたが…
近所のホームセンターに行ってきました。こそこそと怪しげな行動をする客と思われたくないので「持参のドリルが、このドリルスタンドに固定できるかを確かめたいのですが」と店員さんに申し出ました、快く承知してくれましたよ。公に確認が出来る様になりました。
早速固定してみますピッタリ!‥‥しかしヌカ喜びでした。ドリルスタンドのチャックが固定したのはコードレスドリルの回転部分だったので、スイッチを入れても全く回転しません。ギギギギギギ!と店内に響くドリル空回りの音‥‥
念のため持ってきたもう一台、コート付きの電動ドリルは論外で固定出来ません。このドリルスタンドは、どのようなドリルが固定できるのでしょうか?それとも私の持参した電動工具類が古すぎて、最近のと規格が合わないのでしょうか?
万事休す。これはいよいよボール盤購入を覚悟しなければいけないか‥‥
世の中には卓上ボール盤というのも存在して、普通のボール盤のようにバカでかく無く、場所を取らないものも存在するけど、でも高価だし‥‥などと諦めていたのですが、待てよ?このドリルスタンド自作出来ないか?と閃いたのです。
作っちゃう?制作意欲が湧いてきた
ドリルスタンドをチェックします、各部を入念に確かめます。構造自体はさほど難しいものではありません。スタンド本体を作り、ドリルを固定したパーツを取付け、スプリングの弾性を利用して上下にスムーズに動かせればいいのです。
スタンドの支柱になるものを探しました。これはどうでしょう?ステンレスの円柱管です。
この外径にあったステンソケットと組み合わせるのです。なかなかいいものを見つけましたね、ますます気作る気満々になってきました。しかし問題も‥‥
ステンレス切断に電動のアレを使う
ステンレスの円柱管をうまく切断出来るでしょうか?「パイプカッター」と言われる専門の道具は市販されているのですが、これだけの事に購入するとなると費用対効果に見合いません。
ネットで検索するとディスクグラインダーにステンレス切断専用ディスクを取り付けてカットするという方法がヒットします。このディスクはそんなに高価な物ではありませんし、切断面はステンソケットで、隠されるから綺麗に切断する必要もありません、かなり有益な情報を得ました。
さらなる情報を求めてネットで検索すると、ドリルスタンドを自作している方が何人か見つけ、そこで「引き出し用スライドレール」を利用する情報を得ました。
これならば滑らかに上下スライドできるし、ステンレスをカットする手間も技術もいらないですね。けれどこの方法も問題が考えられます。
普通の木工なら問題ないのですが、ボール盤を使った最終目的の工作物「ボール&ソケットジョイント」のために穴を開けるのには、かなりの精度が必要になるわけで、この方法でそれが得られるのか?という事。
「引き出しスライダー」は多少の遊びがあり、それによって精度が損なわれるのではないか?それだったらステンレス管を使った方が精度を得られるのではないか?
真似したくても出来ない致命的な問題が発生
難しい選択でもっと情報を得たいところですが、ネットに頼るのはこれくらいにしておきましょう。あまり情報を得すぎると真似になってしまうから‥‥それに先人で自作している方の作品はかなり高度なもので、私のような技術の無い者がなぞるには難しすぎます。
それに‥‥ドリルスタンドを作るのにボール盤を使っていらっしゃる(笑)
真似しようにもできないという致命的な問題が発生しました。このブログの趣旨である技術無し・工具最小限でですが、なんとか知恵と工夫でDIYをおこなっていきます。
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