建て替え初めの神事、待ちに待った「地鎮祭」を体験する事となりました。
目次
・もともと神事に興味津々
・勝手に氏子…神主さんも認めてくれた?
・事前にはこのようなものを用意したい
・悔いが残った…当日の失態
・上には上が!ベテランには敵わない
もともと神事に興味津々
家を取り壊す際、家屋と一部伐採する庭木に対し、長年家族を守ってくれた感謝を込めて米・酒・塩をお供えしました。
私は万物に神様もしくは精霊が宿っていると思います。新しく家を建てる際にも永代までの繁栄を願うため、きちんと神事をおこなおうと決めていました…「地鎮祭」を楽しみにしていたのです。
BESSさんとの打ち合わせの折、地鎮祭はおこないますか?と聞かれ是非と答えました。最近では古臭い風習として地鎮祭をおこなわない施工主も多いようです。分かりました、ではこちらでいつもお願いしている神主さんを手配させますねとの事。
勝手に氏子…神主さんも認めてくれた?
え?ちょ、ちょっと待って!その土地土地ゆかりの神様がいらっしゃるんだから、そこに頼むのが筋では?と耳を疑ってしまいましたよ。ウチのすぐ近くには風情のある神社があり、そこの「氏子」と勝手に思っているものですから、是非そこにお願いしたかったのです。
ここに引っ越してきて「方位除け」のお祓いもしてもらっているし、娘の「七五三」の神事もお願いしています。そういう訳でBESSさんの申し出を断り、直に近所の神社にお願いに行きました。
神主さんに事情を説明すると、最近はハウスメーカーの方で神主を雇い神事を執り行う事が多い、だからこうして地元の神社を頼ってくれるのは嬉しいと言っておられました…やっぱり頼んで良かったと感じました、これで氏子と認められましたよね?
事前にはこのようなものを用意したい
事前に用意するものとして、神事に使う材料費(おそらくお供えした野菜・果物・昆布・するめなどと思われます)として5千円。それと清酒…これは必ずとは言っておられませんでしたが、やはり神事には用意したいもの、近所の酒屋で一升瓶二本を贈答用に包装してもらい「奉献酒」として熨斗(のし)を巻いてもらいました。
そして「お祓い料」これはお気持ちに任せますと言っておられ、はっきりした値段は聞けずじまいでしたが、ネットで調べて相場の5万円を用意しました。
悔いが残った…当日の失態
地鎮祭当日を迎え残念な事が…神様の御前だから失礼の無い様、冠婚葬祭用の黒いスーツを着用する予定でしたが、仮住まい先の引っ越し荷物の中から見つけられなかったのです。やむを得ず黒のパンツに白いポロシャツという いで立ちで参加しました。
参加者は私と妻、BESSの担当者・工事担当者の4人です。本当は現場責任者も参加した方が良いらしいのですが、その辺りは簡素化というか今風と事で…
神主さんへ、事前に式で必要なものをお運びしておきましょうか?と申し出たのですが、お気遣い無くと、丁重に辞退されました。式の当日開始時間ちょっと前に到着すると、すでに祭壇が作られており、準備が整えられていました。その後神主さんは残りの祭事一式をまとめた荷物を持って参上されました。歩いてすぐそこの神社からなので、手運び済んだので楽だったと言ってくださいましたよ。
式は卒なく進んでいきます「祓いたまえ清めたまえ」「かしこみかしこみ」など聞き覚えのある言葉が出てくると嬉しくなりますね。
上には上が!ベテランには敵わない…
「鍬(くわ)入れの儀」・「鋤(すき)入れの儀」の段になりました。これは祭事用の木製で模造の鍬や鋤で盛り土(盛り砂?)を均す儀式です。掛け声の「えい」には「えい=栄」すなわち「栄える」の意味があるらしいです。施主が鍬を、施工業者が鋤を使っておこないます。
「えいっ!えいっ!えいっ!」っと大声でおこなったつもりでしたが、BESSの工事担当者の張りのある掛け声には負けました…後でさすがですねと伝えると「もう300回ぐらいは地鎮祭に立ち会っていますから」との事、経験の差だったんですね。
式が終わって知ったのですが、奉納したお酒は返却されるんですよ。神主さんからは「神様に奉納し『お神酒(おみき)』になっています」と説明されました。この事を知っていたら自分好みの酒にしとけばよかったな~とちょっと後悔。いやどうせ献上したら飲めないからと、安物を選んだわけでは決して無かったんですがね(笑)
お供えものも全部持ち帰りましたので、それら全部を御野菜・御果物・御昆布・御するめとして有難くいただきました。
ちなみに「棟上げ式」はログハウスという構造上の問題で、おこなう事は叶いませんでした…これもまた時代の移ろいですかね。
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