プロフェッショナルの庭作り材料には感心した

一部プロフェッショナルに任せた庭作り、その庭作り材料には感心させられました。

目次

・二重生活で庭作りが進まない!

・三か所のうち一か所はプロの手で…

・「母子鷹」女性の感性で庭作りをお願いする

・忌憚のない意見で信用が増す

・ドタバタに発展した水やり問題

二重生活で庭作りが進まない!


新築からすでに一年以上経っている我が家…しかし「外構=庭作り」はなかなか進みません。

理由は私が二重生活しているから。普段は実家で軽い認知症の母の面倒を看ていて、千葉の本宅へ帰れるのは3~4ケ月に一度、どう考えても庭作りなど出来ないどころか、雑草の駆除だけで手いっぱいになってしまってます。

我が家はそれほど広い庭があるわけでは無いのですが、通路兼庭といえる敷地が、家の周りにぐるりと存在しています。大きく三つに分類すると、まずいずれ自動車を置くためのガレージスペース。次に奥に樹木が点在している場所、最も庭らしい庭といえる場所です。

そして玄関先の前庭。こうして書きだすと結構な広さに思えます。本宅での滞在が2~3週間ですから、室内の整備なども並行しておこなっているので、庭に手を入れるなどは、どうしてもたどり着かないのが実情……

三か所のうち一か所はプロの手で…


ガレージはコンクリート製ですから雑草は生えないのでラクです。そこと奥の庭との間の土部分が結構広いのですが、ここには防草シートを張ってとりあえず草刈せず済んでいます。

そして奥、ここは表からは目につきにくいので、荒れ放題になっています。だから本宅に帰省した時には真っ先に草むしりをしてやるのですが、夏を越しての雑草は物凄いですね。それを2・3日かけてコツコツと抜いていきます。

表面的な抜き方ではすぐに雑草の温床になってしまうので、時間の許す限り、根っこをほじり出すように抜くのを心掛けました。

さて問題は玄関先の前庭です。ここは生活道路に面しているため目立つところ。今まで述べたような時折帰省した折にコツコツ進めていくのは無理と判断、一気に整えるためプロフェッショナルにお願いすることにしました。

しかし今頃になって知った事実…「植木屋」と「造園業」という職種はちょっと違うのだそうです。お隣さんに出入りしている植木屋さんにウチの庭作りをお願いしてみたんですが、以前は造園もやっていたのだけど今は剪定しかやっていないのだそう。

最近では造園業を営む人はあまりいなくなったとさえ言われました、さて困りましたね…

「母子鷹」女性の感性で庭作りをお願いする


もう一軒の心当たりのある植木屋さんに聞いてみる事にします。ご近所さんが毎年末になると、庭の手入れを職人さんまかせておられるのですが、その職人さんが女性なんですね。かっこいいなあと思っていました。

しかもそこの庭は繊細で、感じよく整えられていたものですから、以前から気になっていたのです。そのご近所さんに連絡先を聞き、電話してみました。

いきなりの電話で不信感を持たれたのか、ややぶっきらぼうな対応でしたが、ご近所さんから評判を聞いたのと、我が家の事情を話すとすぐに打ち解けてくれました。剪定だけでなく造園もされている旨も確認でき、下見に来てくれる事となりました。

来て頂いたのは妖艶な感じの妙齢の女性とその娘さん、遠巻きで見ていたのでは分からなかったのですが、親子でやられていたんですね。地下足袋姿の仕事着もいなせで凛々しく、マスクをお揃いにされているのは女性らしい可愛らしさが感じられました。

こちらでお願いした事項は三つ。

1・落ち葉の心配の無い、虫の付きにくい常緑樹を植えて欲しい。

2・こうした家庭の事情なので手入れが行き届かない、雑草が生えにくくして欲しい。

3・この辺りは蚊が多いので、虫よけ効果のある植物(ゼラニウム)を植えて欲しい。

あとは女性の感性にお任せしました。

忌憚のない意見で信用が増す


一通り見まわして、早速職人さんからの意見が出ました。このアプローチがスカスカだから木材の間に加工を施したい。コンクリートステップのこの部分が真っすぐで面白くないから、手を加えたいとの事(赤矢印部分)

こんな忌憚のない意見を待っていましたよ!おべっかばかりの業者とは違うと信用度アップ、やっぱり見込んだ通りで嬉しくなりました。

本宅での滞在期間が迫っていたので、後は私が実家に戻り、電話でのリモートやり取りとなりました。見積もりが出てそれを承認、正式依頼にこぎつけ日取りの決定なども電話で。

平日の日中作業をして頂くので、家人は会社と学校に行っており、10時と15時のお茶出しが出来ない事、家に鍵を閉めるので、トイレがお貸しできない事も先に詫びました。お茶の件は大丈夫ですお気になさらずに、トイレ問題も簡易トイレを常備していますとの事…さすがは女性ですね、妙なところで感心してしまいました。

実は実家の近所で、剪定作業の職人さんが、こっそり庭の端で小用を済ましている場面を見た事があるものですから…これは男性ですが。

田舎はモラルが低いらしく、木に登って、くわえタバコで作業されている職人さんも見かけたことがあります。

ドタバタに発展した水やり問題


一週間ほどの作業期間の後完了したとの連絡が。当面の手入れとして、植えた植物が定植するまでは、一日おきに1時間ほど水を与えてくださいとの指示。1時間!それはバケツに水を汲んで撒くぐらいでは済みません、慌てて水巻ホースをネットにて購入、本宅に配送させました。

妻と娘にそのホースを蛇口に取り付けられるか不安だったので、親しくして頂いているご近所の御主人に連絡。取付を見てやって欲しい、とお願いするドタバタもありましたっけ…

そして今回帰省をした折、その前庭を始めて目のあたりにすることが出来ました。

やっぱりというか、まるっきり雑草が生えていないわけではありませんでした。すこし草抜きをしています。ところどころ見えている岩は富士山の岩石、今は持ち出すのが不可らしいのですが、ストックしてあった私有の物を埋め込んでくれました。

こちらはシンボルツリーの「ヤマボウシ」家が年輪を重ねるのに合わせて成長していってくれるはずです。秋には実がなるのも嬉しいです。

面白くないと言われた、真っすぐのコンクリートのステップは、このように加工されていました。

丸太を輪切りにしてバーナーで炙り、表面を炭化させ防腐加工したものを、強力な接着剤で貼り付けている模様、いい感じに仕上がりました。

アプローチはこんな感じ。木材の三本をまとめて埋めたのは、靴がちゃんと乗り、歩きやすいようにとの配慮からだそうです、この辺りも女性らしい心遣いを感じます。ちなみにこのセメント、固まると砂地に見える特別な物のようです。このようなセメントがあるのは初めて知りました。

やっぱりプロフェッショナル…いろいろな材料の使い方を駆使してくれています。今後も帰省の度に、これらの樹木が成長していく様を楽しみに出来るってもんですね。

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