自力キッチンリフォームの常識が変わるかと思います「台形」というカウンター‥‥
目次
・古くて狭いキッチンカウンターを何とかしたい…
・グラビアで見た「台形カウンター」に一目惚れする
・故郷から父を召喚、共同作業は上手く進むか?
古くて狭いキッチンカウンターを何とかしたい…
もともとここには市販品のステンレス製流し台が置いてありました。
先住人はあまり料理に興味が無かったらしく、台所環境はいいものとはいえませんでした。古いし錆びだらけだし‥‥それに従来の日本人体形に合わせた設計なので低いんです。
キッチンシンクと壁の間には経年劣化で隙間が開いたようで、ガムテープで隙間を埋めていたりと粗雑に扱われていた印象がありましたね。
最大の問題が古い流し台は調理スペースが狭い!料理好きな私としては調理が思うようにできないんですよ。このキッチンシンクを処理し、今時のおしゃれキッチンに仕立て上げるというのは入居した時からの悲願でした。
憧れていたのは「IKEA」のキッチン。店内に飾られている木製にステンレスシンクがはめられているカウンターは、オールステンレスと違って温かみがあり、なによりおしゃれですよね。
しかしカウンターを新造したとしても、面積はもとのキッチンカウンターと同じままなわけですから、シンク・ガスコンロにスペースを取られ、調理スペースを広くすることはどうあがいても不可能なわけです。
行き詰っていた時に光明が差しました。
グラビアで見た「台形カウンター」に一目惚れする
以前住宅雑誌のグラビアに紹介してあった「テラバヤシ建築設計事務所」で、まかないを作るための台所を自作したものが紹介されていたのです。それがこの「台形カウンター」これに一目惚れしました。
この台形カウンターをウチの台所に設置するとすると、こんな感じになります。調理スペースに奥行きが出来、広くなるだけでなく、シンクの奥にスペースが出来て調味料や浄水器が置けそうです。
しかし技術的な問題が発生しました。
まずシンクを一人で外すことが出来るのか?どのように取り付けてあるのか全く分からない、水道栓や排水口は取り外せる?
次にカウンターになる木材は手に入るのか?普通にホームセンターに置かれている標準サイズの板だと1820×910ミリ程、カウンターサイズには全然足りません…また、このような大面積の板を台形に切ったり、ステンレスシンクをはめ込む穴を開けたり出来るのだろうか?
故郷の父に相談したところ手伝いに来てくれる来てくれることになりました。DIY(Do It Yourself=自分でなにかやる)自力でキッチンリフォームをおこなうとか言いながら、いきなり手助け要請ですよ…
故郷から父を召喚、共同作業は上手く進むか?
父は日曜大工が趣味で、プロ並みの腕前を持っています。家の家具や備品を作るだけでなく、子供部屋を一人で作り上げた事もあるほどなのです。それならば安泰だろうと思われるところでしょうが、実は父とはあんまり相性が良くない…
父は考え方が古いうえ、九州人独特の独尊的な考え方の持ち主です、まず人の考え方・価値観というものを認めようとしない、今回の共同作業もうまくやって行けるか懸念が‥‥
事前にカウンター天板をおく台を作ってもらうよう寸法などを伝え、構造図も書いて送ったのですが…送られてきたパーツを組み立ててみると、意に反したものでした。
勝手に足元がこのように改変されていたのですが、これだとつま先が段差に当たってストレスが溜まるんですよね。
この辺りの使い勝手は、実際炊事をする者でないと分からないと思います。掃き出し掃除の際にも邪魔になるし‥‥強度の問題でそうしたとは父の言い分、相談も無く勝手に変更なんですから。
こんな感じで他の人の価値観など認めない人なのです。しょっぱなから意見の食い違いで不穏な空気が流れました。不安ながら共同制作は始まりました。
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